白井裕太side__
これは少し前、俺と舞知瑚が付き合って1年を迎える頃のお話。
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💚「ただいまーー」
💙「お邪魔します、、」
🤍「あ、おかえり、裕太くんも、寒かったでしょ?」
💙「はい、結構、、w」
💚「なんでこんな日に学校あるんだろうね…」
カチャ、といつも付けている眼鏡を外し、レンズを拭きながら舞知瑚が言う。
相変わらず眼鏡を外すと格別に可愛くて漫画かよ、なんて思ってしまう。
勿論、眼鏡を掛けていても可愛いが
🤍「舞知瑚の部屋あっためてるから入っちゃいな、お菓子も後で持っていくから」
💚「わ!ありがと」
💙「わざわざありがとうございます、、」
そう言いながら2階に上がり舞知瑚の部屋へ向かう。
💚「あったか〜、、」
💙「な、でもまだちょっと寒いんよな〜?w」
💚「…………?」
💙「ほい、」
そう言いながら舞知瑚の手に自分の手を重ねる。
するとすぐに顔が真っ赤になる彼女。
可愛い。
🤍「お菓子持ってきたよ……邪魔しちゃった?」
💚「あぁぁ!いやいや大丈夫!!」
そう言ってすぐに手が離れる。
少し惜しい気持ちになるが仕方ない。
💙「ありがとうございます、舞知瑚のお母さん」
そう言うと、舞知瑚のお母さんは少し首を傾げて言った。
🤍「前から思ってたけど呼びづらくない?舞知瑚のお母さんって」
💙「え?、あーまぁ言われてみれば、、?」
🤍「いっその事お義母さん呼びでいいのにw」
💚「へっ?//いや、ちょっ、」
💙「あー、あり、、ですねw」
💚「裕太何言ってんの?!」
💙「いや俺舞知瑚と結婚するつもりやし」
💙「舞知瑚は?違うん?」
💚「いやほらね…?お母さん居るし……」
🤍「あぁ〜いいのいいの、存分にイチャイチャして」
🤍「てか舞知瑚照れてるだけだし」
💚「余計なこと言わないで?!」
💙「で〜どうなん?w」
💚「いやまぁ…えっと………私も…」
💚「結婚したいと…思って……ます………//」
🤍「いいねぇ〜、、若者の青春って」
💚「お母さんは出ていって?!?」
🤍「はいはい、じゃあね、裕太くん」
💙「はい、お義母さんw」
💚「あーもう!!!」
笑いながらお義母さんが部屋を出ていく。
少しにやけている俺の横にはぷぅ、と頬を膨らませた舞知瑚。
思わずその頬をつん、と触る。
💚「んっ?!ちょ、なになになに?!//」
💙「可愛いほっぺたやな〜ってw」
💚「っ///」
💚「……手、」
💙「ん?」
💚「もっかい、手、…繋いでください……」
💙「っwwはいはい、」
相変わらず変なところで素直な彼女。
その手をぎゅ、と握り直す。
💙(結婚……できたらええなぁ…)
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これはまだ、彼女に振られるだなんて思ってなかった頃の
切なくて、懐かしくて、寒くて
でも、あの空間だけは暖かかった一冬のお話。
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【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】
💙白井裕太
活動名➝しろせんせー
早稲田大学生。
小野寺舞知瑚の元彼。
💚小野寺舞知瑚
活動名➝まちこりーた
白井裕太(しろせんせー)の元カノ。
白井裕太と同い年。
🤍小野寺舞知瑚の母
白井裕太と知り合い。
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大事なところに入る前にジャブの番外編です。
何故裕太が舞知瑚の母をお義母さんというようになったかのお話。
𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
コメント
4件
(っ'ヮ'c)ファァァァァァァァァァ⤴ 尊すぎるって!?