SCP-XXXX-JP: 猫カフェの猫又
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、██市の一般的な猫カフェ「ねこ楽園」にて収容されています。SCP-XXXX-JPは、通常の営業時間中はカフェのスタッフとして活動しており、異常性を発揮しない限り一般の顧客に対しても接触が許可されています。SCP-XXXX-JPの異常性が顕著になった場合、即座に財団エージェントが対応し、影響範囲を限定する措置を講じます。
説明: SCP-XXXX-JPは、見た目は一般的な黒猫(Felis catus)であるが、高度な知性と意識を持つ異常存在、いわゆる「猫又」である。SCP-XXXX-JPは、人間の言葉を理解し、コミュニケーションを取ることができますが、人間の姿に変わることはできません。
SCP-XXXX-JPは、猫カフェ「ねこ楽園」の店内で自由に行動し、他の猫やスタッフ、顧客と友好的に接します。特筆すべきは、SCP-XXXX-JPが趣味としてミステリー小説を書いていることです。その小説は、非常に高い評価を受けており、カフェの常連客の間で人気があります。
SCP-XXXX-JPは、██年██月██日に財団のエージェントによって発見され、収容されました。発見当初から友好的な態度を示し、特別な問題行動もなく、カフェの業務を続けることが財団の方針として認められた。
以下は、SCP-XXXX-JPとのインタビュー記録です。
インタビュー記録 XXXX-JP-01
インタビュアー: Dr. █████
被インタビュー: SCP-XXXX-JP
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[開始ログ]
Dr. █████: こんにちは、SCP-XXXX-JP。今日のインタビューに応じてくれてありがとう。
SCP-XXXX-JP: こんにちは、ドクター。こちらこそ、いつもお世話になっております。今日はどのようなお話を?
Dr. █████: あなたが猫又としての能力について、もう少し詳しく伺いたいと思います。まず、あなたの異常性について教えてください。
SCP-XXXX-JP: ええ、私は特別な猫です。人間の言葉を理解し、考えることができますが、外見は普通の猫と変わりません。変身能力は持っていませんが、知識と知性で人間とコミュニケーションを取ることができます。
Dr. █████: なるほど。それでは、カフェのスタッフとしての仕事についてはいかがですか?
SCP-XXXX-JP: 猫カフェでの仕事はとても楽しいです。お客様と触れ合うことが好きですし、他の猫たちとも仲良くやっています。私は店内を見回り、顧客が猫たちと楽しい時間を過ごせるように心がけています。
Dr. █████: それは良かったです。ところで、あなたがミステリー小説を書いているという話を聞きましたが、それについて詳しく教えていただけますか?
SCP-XXXX-JP: ええ、そうなんです。ミステリー小説を書くのが大好きなんです。夜になると、カフェの仕事が終わった後に執筆活動をしています。物語を通じて、私の想像力を発揮するのが楽しいんです。
Dr. █████: どのような内容の小説を書いているのですか?
SCP-XXXX-JP: 多くは、私が経験したことや聞いた話を元にしています。特に、人間と猫の関係や、ちょっとした謎解きがテーマになることが多いです。最近は、町で起きた不思議な事件を解決する猫の探偵を主人公にしたシリーズを書いています。
Dr. █████: 非常に興味深いですね。あなたの執筆活動が、何か特別な力に関連していることはありますか?
SCP-XXXX-JP: いいえ、特に異常な力を使っているわけではありません。ただ、私の視点や経験が少し普通の作家とは違うかもしれませんね。猫としての視点も取り入れていますから。
Dr. █████: それは面白いですね。では、最後に、何か私たち財団に対して希望や要望はありますか?
SCP-XXXX-JP: 特に大きな要望はありませんが、これからも猫カフェでの仕事を続けさせていただけると嬉しいです。ここでの生活はとても満足していますし、お客様も私を歓迎してくれていますので。
Dr. █████: 分かりました。今日はインタビューに応じてくれてありがとうございました。
SCP-XXXX-JP: こちらこそ、ありがとうございました。
[終了ログ]
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補遺 XXXX-JP-A: SCP-XXXX-JPは、収容以来一貫して友好的であり、カフェの顧客からも高い評価を得ています。執筆活動も順調に進んでおり、カフェの常連客の中には、彼女の作品を楽しみにしている者も多くみられます。今後もSCP-XXXX-JPの活動を監視し、異常性の発現を観察することで、さらなる情報を収集する予定です。
補遺 XXXX-JP-B: SCP-XXXX-JPが関与するインシデントはこれまで報告されておらず、その存在が地域社会に与える影響は非常にポジティブであると考えられます。財団は引き続きSCP-XXXX-JPの行動を監視し、必要に応じて適切な対応を講じることが決定しています。また、彼女の執筆活動にも注意を払い、潜在的な異常性の発見に努めることが責務となっています。
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