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こんにちは、空音です(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
第1話を読んで下さりありがとうございます。
♡100超え本当にありがとうございます!!
今後も引続きよろしくお願いします!
作品はご本人様と一切関係ございません。
センシティブ、シリアス要素を含む場合があります。
あらかじめご理解頂ければと思います。
では、想像の世界を楽しんでくださいませ(*´˘`*)
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目を覚ますとカーテンから太陽の光が差し込んでいた。辺りを見渡すと雲雀の姿はなかった。
「ゴホッ…ゴホッ」
まだ咳が出るし身体がだるい。だけどいつまでもここには居られないし…そう思って身体を起こす。ふと昨日の雲雀の言葉を思い出す。思い出しただけで身体が熱くなった。
「…ほんきなのか…ひばり」
ボソッと小声で呟くと階段を駆け上がってくる音がし僕を見て
「か、かなと。起きたんか!おはよう!なんか食べたいもんとかあるか?」
と勢いよく喋りかける雲雀を見てケラケラ笑ってしまった。
「なんで笑ってるん?」
「あーごめんごめん。あまりにも勢いよく喋るからさ」
「俺そんなに勢いよく喋ったか?」
「うんw」
「だ!か!ら!笑うなって」
二人は顔を見合わせてまた笑いあった。
「雲雀、僕は帰るよ」
「え?」
「長居すると雲雀に迷惑だし」
「…」
「ま、僕が来といて言う話でもないんだけどさ」
「うん」
「どした?」
「いや、何でも」
「なんだよ」
雲雀の前に立とうと起き上がった瞬間バランスを崩し雲雀の方へ倒れ込んだ。
「お、おい!大丈夫か」
「わりぃわりぃ!」
「別にいくらでも居ていいんだぞ」
「…ばかか」
「え?」
「え?じゃねぇだろ!」
そう言って雲雀から離れようと雲雀体に手を置いて伸ばした。
「もしかして…昨日俺が言った…」
「…それも、ある」
「だったらほんとごめん!お前を困らせたいとかそんなんじゃなくてただ」
「なんで謝るんだよ」
「だって嫌だろ、男から好きとか言われてキモいよな」
雲雀の目頭が熱くなって大きな雫を手で拭いて奏斗から視線をそらした。
「雲雀」
「…」
「雲雀、ゴホッ…ゴホッ…」
「か、かなと」
咳を手で押さえ雲雀の顔を見る。
「…僕は人を信じるとか、そういうの得意じゃないけど、職業柄ってやつかなwだからお前が僕の事を好きって言ってくれた事嬉しく思う反面まだ信じられないっていうかさ」
どこか悲しい顔をする奏斗を見て思わず強く引き寄せ抱きしめた。
「俺を信じてほしい」
「あはははっ、ひば」
しばらく沈黙が流れた。
「僕はこの話まだ誰にもしてないんだけど言っていい?」
「うん」
奏斗の話を聞こうと抱きしめていた体を離そうとすると
「まって!このままで聞いて…ほしい」
「え」
「…だめか」
「いや、このままで聞くから話して」
二人の顔は見れないが雲雀は奏斗を優しく抱きしめた。
「ありがとう!僕は人を騙したり脅したり殺したりやってる事やばい事だらけなんだよ」
「うん」
「だから、僕に近寄ってくる奴とか信用してた奴とか好きだった奴とかさことごとく裏切られててさ」
「そうなんか」
「だから、柄にもなくめっちゃ傷ついてさ、僕は誰からも好かれない人間だって…そう思い込もうってしてたんだけど」
「…」
「だから雲雀の言葉…正直戸惑った。僕なんかでいいのかとか、雲雀にも裏切られたらって思ったら怖くてさ…」
雲雀は奏斗の顔をどうしても見て伝えたいと抱きしめていた体を離し奏斗の顔を見つめた。奏斗は目を赤くして泣いて話していた。
「奏斗、話してくれてありがとう。そんで改めて聞いてほしい」
「バカ、顔見られたくないからそのままでって言ったのに」
「そ、それはほんとごめんだけど、コレはお前の顔見てちゃんと伝えたいって思ったから!!」
「なに?」
「奏斗、俺はお前が好きです。この気持ちは変わらないし裏切るとか絶対にない!宣言する!お前を一生大事にするから俺を信じてくれないか」
「ひばり…」
「お前が信じられないなら信じられるまでオレ頑張るから」
「僕なんかで…いいの、ほん…とに?」
「奏斗がいい」
「雲雀…」
雲雀は離していた奏斗の体を引き寄せ優しく唇を重ねた。
「…ひばっ」
奏斗は雲雀の熱量に押され身体中が一気に熱くなった。唇を交わす事数分…雲雀は奏斗をベッドに押し倒し奏斗の服の下に手を入れ身体をなぞる様に触った。
「…うっ…うん///」
雲雀の大きい手が僕の身体に触れる度に電気が走ったようにピクッと反応してしまう。恥ずかしくて顔を手で隠すと雲雀が片方の手で払いそのまま両手を上に挙げられてしまう。
「やめっ、恥ずかしい…からっ」
奏斗の耳が赤くなっているのに気づくと耳元に顔を近づけ低い声で囁いた。
「奏斗の可愛い顔をいっぱい見せて」
そのまま耳元から首筋に舌先を這わせ服のボタンを外していく。ボタンを外し終わると奏斗のズボンのベルトを外す。ベルトは両手を縛り再び上にあげる。ズボンとパンツを脱がし奏斗が目と口を閉じ行為をまだ受け入れられてない感じがして顔を近づけた。
「…もう終わった…の」
雲雀は奏斗のおでこにキスを交わし唇へと移す。
「っう…」
「奏斗…息して」
息をした瞬間お尻に何か違和感を感じた。雲雀の指が中で動く。その度に感じてしまい変な声が出る。
「…やめっ…ひば」
「気持ちよくしたげるから」
そう言って中がほぐれてきた頃合いに雲雀のモノが僕の中へと入ってくるのが分かった。
「ひばっ…も、むり…あっ、ぁあん」
「ごめん…抑えられん、奏斗俺をもっと感じて」
奏斗の頭を片手で添えもう片方の手は腰に置き奥へ奥へと突き上げる。
「っう…ううん…あっ」
奏斗の身体が反り返ってしまう程感じている姿を見て興奮覚めず更にその動きは激しさを増した。
“ぐてっ”と奏斗の身体に温もりが伝わる。雲雀は到達してすぐ寝てしまったのだ。その幸せそうな顔を見たらほっこりしたい気持ちと今までの流れが蘇って顔を赤くした。僕は必死に雲雀に声をかけた。雲雀はゆっくり目を開けると奏斗の両手を縛っていたベルトを外す。
「ごめん、奏斗」
「…起きないんじゃないかって焦ったよ」
「痛かったか」
「…」
雲雀は自分の服を奏斗に着せて横になる。
「奏斗」
「なに?」
「俺の言ったこと」
「うん」
「ま、この後に言うのもアレだけどさ」
「うん」
「俺とずぅーっと一緒に居てくれる?」
息遣いも表情も近い距離で感じ雲雀の声を聞くだけで赤くなってしまう自分が恥ずかしくて顔を見せないように雲雀の胸に頭を埋めた。
「…かなと?」
「ひ、ひばりの気持ちは分かった…と、思う」
「え?」
「僕も、雲雀の事好きです」
「…」
「でも、自分が幸せになっていいか分からない。だから戸惑う事も沢山あるし雲雀に酷いことするかもしれない…それでも好きでいてくれる」
声を震わせなが小さく呟いた。
「おぅ!俺が絶対にお前が幸せだー!!って胸張って言えるくらいいっぱい幸せにする!大事にする。何があっても」
自信満々に話す雲雀の声がくすぐったく感じてしまう。顔を雲雀の方に向けるとニカッと笑顔が僕を見ていた。
「フフッ」
「え?」
「ありがとう、雲雀。よろしくお願いします」
「おう!任せときな」
思わず自分も笑ってしまったが雲雀の大きな心に僕は委ねようと思う。
その後、風邪が悪化したけど雲雀の念入りな手厚い看病ですぐに回復した事はここにとどめておくとするかw