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#BL
#ヘタリア二次創作
輪廻
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輪廻
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我的我
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初めに
この作品は【英國紳士の末路。】の前日譚物語となっております、本作品を御閲覧なさる前に先に視聴していただけました方が物語も分かりやすくなるかもしれません。
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これは、”彼”がまだいた頃のお話。
空虚で虚像の日常の、ちょっと前。
「お〜いっイギリスぅ〜!」
そんな甘ったるい声で俺を呼ぶ彼、腐れ縁のいつもうるさい男だ。
「なんだよ。」
「ただ呼んでみただけ(笑)♡」
「はぁ?んだよそれ。」
そんないつものやり取り、180年以上前からの、いつもと同じ。
300年以上前は、少し違った。
彼は俺を本国様と呼ぶ。
冷たく、感情の起伏のない瞳で。
「…本国様。」
「なんだ?」
「本日の書簡、スペインへお届けしてきました。」
「あぁ、そうか。」
こんな冷たく、事務的だった彼は。とっくに独立して一人でやっていけている。
彼は何時も腹が立つ。
独立の記念日の度にビデオレターを送り付けてくる、内容は独立戦争で負けた俺を煽るものだ。
毎年もう送るな、と釘を刺しているのに飽きずに送ってくる。全く厄介な男だ、と呆れつつ、僅かに口角が上がってしまった自分を疑問に思っていた。
それが恋心だと知るのに、時間はかからなかった。
いつしか、あの紺色の髪を目で追うようになった。
軍服も着ていない、枢軸でも連合でもない、皆と同じように軍事力も高くない。
なのにいつの間にかみんなの輪に溶け込み、笑い、怒っている。
嗚呼、また彼は甘ったるい声で人を煽る。俺の居ないその場所で。
自身の中に芽生えた感情をなんと名付けるか、世間では『恋』そして
『独占欲』
彼の国は、厳かな時計塔と丘に瑞々しく咲くブルースターが特徴の大陸側の小国。
軍事力は低め、軍という存在はありとも国を守るための組織。
戦争を繰り返したくない、というルウィアル自身の願い。
第一次世界大戦も、第二次世界大戦も、全て中立国で生きてきた”ルヴァインル”の生き方。
柔らかい透き通るような白い肌、振れる少し低めの声と喜怒哀楽が表面に出る鮮やかな表情。
夕暮れの淡い影色を追いかけるように、その夕暮れを作り出す太陽のような光の投影。
投影の物語の、少し前のお話。
コメント
1件
わあ、素敵な世界観ですね…!「英國紳士の末路。」の前日譚なんですね。過去の冷たく事務的な関係と、今の甘ったるい煽り合いのギャップが印象的でした。イギリスがルウィアルを呼ぶ「お〜いっ」から始まる軽い口調の裏に、かつての「本国様」と呼ばれていた時代があって…あのブルースターの国の描写もとても美しくて、夕暮れの追いかけるような表現に胸がきゅっとしました。恋心に気づく過程が繊細で、続きが気になります✨