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陰キャはホストに恋をする

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陰キャはホストに恋をする

3 - 第3話.陰キャはホストの気持ちを知る

♥

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2025年04月03日

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hrfw


付き合ってない


年齢操作


Hなし


伏せ字なし


////あります


エセ関西弁


約2000字


解釈違いあります


ご本人様に関係ありません



甲斐田晴⋯大学3年生、根暗、最近ホストの不破に振り回されている


不破湊⋯社会人でホスト、大学で会った時から甲斐田が気になっていて───?






第3話.陰キャはホストの気持ちを知る







長尾からの連絡を見てすぐに家を出た。轟々と燃える心は痛く苦しい。利用されていたと知った悲しみのせいなのだろうか。


だが向かう途中に段々と気持ちは冷めていき、長尾の家に着く頃にはもうすっかり落ち着いてしまった。


長尾は僕が来たのを確認してマンションに入っていった。


不破さんは眉尻をあげ、僕を睨みつけるようにこちらを見ている。表情から怒っていることは丸わかりで、見返すことも出来ず下を向く。



『甲斐田っ』


「ッ⋯は、はい」



1歩1歩近づいてくるその歩き方がもう怖い。その場にペタンと座り込んでしまいそうになるほど圧がある。 さっきのやる気はどこへやら。僕は泣きそうになりながらその場に固まり続けた。

『なんで勝手に帰ったん? 』

「いや⋯あのッ⋯⋯」


『ちゃんと答えろや』


「めッ、迷惑に⋯なるかと、思って」


『迷惑やないってゆーたよな?』


「あの、でも⋯」


『あ?』


「アイエナンデモナイデス」



体は凍ってしまったように動かない。威圧的な態度に分かりやすくビビる僕の肩に、不破さんは頭を預けた。



「えっ⋯⋯」


『嫌やったんなら教えてや、俺が間違ってたんなら言って』


「⋯⋯」



突然のことに動揺して余計に固まったが、多分彼も彼なりに色々考えたんだろう。きっと僕が思う以上に、僕は彼に嫌われていない。むしろ好かれているかもしれない。


自信なんてない。でもここに呼んだことや今頭を預けてくれているのは、僕に多少なりとも愛情に似た感情を抱いているからだろうか。


大切な人になるかもしれないこの人を、自分から手離したくない思いが一瞬で強まった。


彼の頭を優しく撫でる。


不破さんの体はビクッと跳ね、それでも逃げようとはしない。



『ッ⋯甲斐田⋯?』


「不破さんは間違っていません」


『⋯じ、じゃあ何で⋯』


「僕はそもそも人が苦手なんです、誰かの家にずっといる事が落ち着かないんです。だから⋯⋯でも不破さんの家は、不破さんの匂いがしてすごく心地よかったです⋯」


『⋯俺の、匂い⋯⋯』


「ふふ、なんか変態みたいなこと言いましたね、忘れてください」


『忘れん!!絶対に!!』



突然顔をあげ、さっきとはまた違う睨み方で僕に威嚇する。


それはもう可愛くて、でも理由は分からず尋ねる。



「どうしてですか?」


『⋯俺の匂い、甲斐田が好きって言ってくれたから⋯』


「みんな思ってますよ、きっと」


『ばか!違うわ!!お前が言うことに意味があるんだよ!!』


「え?」


『だからっ!⋯⋯やっぱええわ⋯お前鈍感すぎて話にならんもん』



不破さんは呆れたようにそう言って、僕から離れる。少し失望した、残念がる表情を見せられて僕も申し訳ない気持ちになった。


鈍感というか、信じられないだけだ。勝手に喜んで勝手に落ち込むのが容易に想像できて、そうなりたくないだけ。



「なんか、すみません⋯」


『⋯いやいい。その代わり絶対分からせてやるからな!』



ビシッと僕を指さし、鼻の先にちょんと当たる。真っ直ぐな眼差しに僕の心臓はドキドキしていて、やはり間違いなく彼に恋をしている。


例え同じ気持ちじゃなくてもいずれは伝えられたらいいな⋯






ちゅっ






そう思った時、一瞬唇に温もりを感じた。そらは気のせいなんかじゃなかった。


ふにっという感触とほんのり甘い味。



『⋯また、明日会うからな』



彼はそう言い残して走って逃げていった。


僕は数秒体が硬直し、状況の整理も追いつかなかった。


ようやく頭が理解すると、僕はその場にしゃがみ込んだ。



「ここ外なんだけど⋯////」



顔が熱い。心臓もかつてないほどに大きくはやく跳ねている。





初めての、キス。


元カノとさえしなかった、出来なかったのに。


心もファーストキスも、彼は僕の初めてをどんどん奪っていく。


⋯何やってんだ、男にこんな風に思わされるなんて⋯ましてや相手はホストのくせに⋯男の僕にあんな顔しやがって⋯。


必ずいつか仕返しする⋯⋯やられっぱなしでなんて居られるか!!


謎に燃えた対抗心はキスによる熱に後押しされ、僕のやる気を掻き立てる武器となった。










──────


次の展開めちゃくちゃ難しい⋯



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コメント

3

ユーザー

初コメ失礼致しますm(_ _)m この作品凄くいいです…、 hwhrやっぱりいいぞ....👍

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