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「座長失格」
この言葉がぐるぐると頭の中でリピートされている。
「はは…。」
気がつくと俺は笑っていた。何も面白いことなんてひとつもないのについに気が狂ってしまったと他人事のように思った。
「俺の居場所なんて、もうないんだよな」
きっと、俺が全部間違ってるんだろう
えむを怪我させたのも俺が悪い。
寧々を怒らせた俺が悪い。
類を失望させた俺が悪い。
あれ?
なんだ。全部全部俺がいなかったら良かったんじゃないか。
俺があいつらと出会ってなければ
俺がショーをしなければ
俺がスターを目指さなければ
俺が存在しなければ
俺がしんでいれば
良かったんだ。