あかりはコーヒーを飲みながら内職のビーズブレスレットを作っていると崇から「僕が勤務してる女装カフェに遊びに来てくだい。」とLINEが来た。
「是非行かせてもらいます。」と返信した。化粧して髪を整えて家を出た。
「いらっしゃいませこちらの席へ。」他の女装店員が席を案内した。
「此萌え萌えオムライスください。」
「かしこまりました。」店員は頭を下げて去って行った。
「来てくれて嬉しい。」
「元旦那の件のお礼をしたくて今夜パジャマパーティしません?」崇の顔がパーとなった。
「お酒買わなきゃ!」二人が談笑してると萌え萌えオムライスが来た。
「お待たせしました萌え萌えオムライスです。」
「頂きます。」あかりは口一杯にオムライスをほうばった。
そして夜になり崇はあかりの自宅を訪れた。
「其のネグリジェ可愛い!」
「ありがとうございます。」缶ビールをプッシュと開け豪快に飲んだ。
「崇さん恋愛映画好き?」
「大好き!」あかりはBluRayのプレイヤーにタイタニックを入れた。
「私が元旦那と見てた映画でね。」
「そうなんだ。」二人は知らさずにタメ口で話してた。
「ねぇあかりさん。」崇が話しかけるとあかりは崇の肩にもたれて眠っていた。あまりにも可愛かったのかキスをした。
「おはよう。」
「おはよう。」あかりは崇の腕に昨日作ったブレスレットをはめた。
「綺麗…。」
「崇凄く似合ってる。」二人は抱きしめ合った。
「気をつけて帰ってね。」
「じゃぁね。」崇は手を振ってドアを閉めた。あかりは再び春が来て喜びに満ちていた。