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コメント
3件
最高です…‼️個人的には④が好きですが♡を付けるのは稀にと言うか快感がピークの時とかに♡を付けるくらいが個人的に快感の波が分かりやすくてえちえち味が増すかと…‼️‼️後はッじゃなくてシンプルなひらがなのっが好きです🙌🏻🙌🏻💖
めちゃくちゃすきです😭
続きです!大変遅くなりました…。お待たせしました😭
前々作、前作と引き続きたくさんの反応ありがとうございます😭
最後まで突っ走っていきます……🫠
書いてて思いましたが、やっぱり表現が回りくどいと読みづらいと感じました🫠
私は、テラーだったり支部だったりでお見かけする、少ない語数でその場の状況をありありと浮かび上がらせることが出来る人ではないみたいです。もうこの文章が既に長いですしね。申し訳ないです😭
文章の推敲などは毎回しているのですが…なかなか思いどおりにはなりませんね…🫠
おそらくシリーズ的には最終話…… ?
今回は性癖詰め込みパーティです。
1話の冒頭に書いてあるのが全部入ってます。プラスでもうちょっと付け足してるかもしれません。根気次第です🫠
行為後のシーンがかなり増えてしまいました。 後半しんみり…当社比甘々です。
最初のどエロ設定どこに行ったんだレベルにはしんみりしちゃってます。
情緒よ耐えろ。
私から皆さんに聞きたいことがあります!
ぜひコメントで教えていただきたいです!
Q どの喘ぎ方が好みですか?
①♡喘ぎのみ
②濁点喘ぎのみ
③////←なんて読むのでしょうか…スラッシュ喘ぎ…?のみ
④♡喘ぎ&濁点喘ぎ
⑤上記オールスター
⑥その他
結果を今後の作品に影響させるかもしれません…!
☆また、次回作…にはならないかもですが、作品のリクエストも募集中です!
上記2項目、ぜひ回答の方よろしくお願いします…!(任意)
それでは本編です(_ _*))
風呂場のドア越しに竜崎の姿が見える。
…まさか入ってくるのか
「月くーん、先に入るなんて酷いです。」
竜崎がひょんな事をいいながら風呂場へ入ってくる。
なにか嫌な視線を感じる目を向けると、竜崎が舐めまわすようにこちらを見ている。
「…なんだ。」
竜崎の目には、栗色の髪をしとどに濡らし、不機嫌そうな顔をした月が映っている。
そんな姿をみて、ものすごく官能的ですね、なんて口走りそうになるが、月がうまく言葉をさえぎったことでそれは阻止された。
「…竜崎?一緒に風呂に入る必要なんてあるか?」
続きは風呂をあがってからで、とさっき伝えたばかりなのに。
「月くんとできるだけ長く触れ合っていたいので。これだけで、理由としては十分だと思いますが。」
「…下心を隠す気すら失せたのか。」
「いえ、あくまで事実を言ったまでです。それに回りくどい言い方は私の性分に合いません。」
竜崎の言葉にはいつも頭を悩まされる。
そう呆れる僕のことをお構い無しに、竜崎は浴槽内へと侵入してくる。
「…おい。」
「なんですか?」
「わざわざ僕の後ろに来る必要があるのか。」
ただでさえ狭い浴槽に成人男性が2人。
多少の気遣いはしてくれるだろう、なんて考えていた自分が馬鹿だった。こいつはなんの躊躇もなく僕の後ろにずかずかと入ってきた。しかもあっさり僕の腰に手を回して後ろに寄せてくる。全く、待てができないのかこの大きな子供は。
「いいじゃないですか。この方がはやく温もりますよ。」
「僕は肝が冷えて気が気じゃないんだが。」
せめて向かい側に座ろうと、反対側の壁際の手すりに手を伸ばすが、その動きさえも竜崎によって制される。まるで逃がさないとでも言うように。
片腕は腰を、もう片方の腕は僕の両手を前から抱きしめるように掴んで離さない。
他にも、なんとなく足をばたつかせてみたり、腕に絡まる細長い指を(冗談ぽく)かじったりしてみたがどれも効力ゼロ。結局は僕の無駄な足掻きに終わった。
暴れてもただ逆上せるだけで無駄に体力を持っていかれるだけだ、そう結論づけた僕は諦めて竜崎の胸板に背中を預ける。
「ようやく諦めがつきましたか?」
竜崎は、この時を待っていたかのようにわざとらしく聞いてくる。
「はぁ…諦めるも何も、そもそも僕を逃がす気なんてなかったくせに。」
そう、初めからわかりきっていた。ただなんとなく、このまま竜崎のペースに乗せられるのが嫌で、ただそれだけのことだ。
「そうですね、月くんの言う通りです。正直、月くんがどんな反応をするのか気になりましたが、予想を遥かに上回る可愛さでしたね。」
そう淡々と口から吐かれる甘い言葉にどことなくむず痒さを感じる。
頭が回る竜崎のことだ、つらつらと虚実を吐くことだって出来るだろう、そんな考えが頭をよぎる。するとなんだか、竜崎の放った言葉ひとつに翻弄されているような気がして悔しい気持ちになった。
そんなことを考えていると
「月くん、もしかして私の事疑ってますか?」
あまりに的を得た質問をされる。
まるで自分の心が全てが見透かされているようなーー
「い、いや別に…疑ってなんていないよ。考えすぎなんじゃないか?」
あくまでも平然を装って振る舞うが、一体今の竜崎にどこまで通用するのか。それは月にもわからなかった。
「…月くんの別に、は肯定の意ですよね。…はぁ、悲しいです。私はこんなにも月くんを好きでいるというのに。」
しまった、やはり気づかれていた、と思った時にはもう遅かった。
ぢゅう、と柔らかい感触が首元に当てられ吸い付かれる。
「んぅっ…?!」
あまりに唐突な出来事で反応が遅れてしまう。
そして風呂場にいることで、余計自分の声が鮮明に聞こえて羞恥心を煽る。
一体次は何をされるんだろう、と身を固めたが
「はぁ…私は深く傷つきました。月くんが私の体を洗ってくれたらこの傷が治るかもしれません。」
「…は?」
思わぬ言葉に拍子抜けしてしまう。
だっていつもの竜崎ならきっとこう言うはずだ…
「嘘はついてはいけませんと習いませんでしたか?罰として月くんにはお仕置きを受けてもらいます。」
とかなんとか言われて襲われるのに、今回のお仕置きは随分とかわいらしい。
少し肩を落としてしまった(気がする)が、腰が立たなくなるまでするのと体を洗うのでは、圧倒的後者だろう。
「…いいよ、じゃあ一旦上がって」
変な方向に期待をしてしまった自分を戒めるように、1度顔をぱしゃりと濡らしてから浴槽を出た。
「月くん、体を洗うのが上手ですね。」
妹にしてやってたように、手馴れた手つきで竜崎の背中を擦る。
所々骨が浮きでているが、甘味ばかり食べているにしてはいい肉付きだな、なんてことを考えながら丁寧に、優しく背中を擦る。
「…流すぞ。」
一通り洗い終わったので、シャワーをかけて背中の泡を洗い流す。
泡を流していると、だんだんと見えてくる男らしい体つき。
普段のLからは想像できないくらいには、ちゃんとした男の体をしている。角張った骨も、見た目以上に頼りがいがある背中も。
(僕はいつもこの体に…)
そこまで考えてぱっと手を止める。
(一体何を考えているんだ僕は…)
無意識のうちに膨らませた妄想に、思わず舌打ちしそうになる。
すると急に手を止めた月を不思議に思ったLが、こちらを振り向き月の体に触れた。
「わっ…!」
急に触れられて驚いてしまう。
が、直後竜崎は僕の腰を掴んで自身と入れ替わるようにして椅子に座らせた。
「急に触るなよ…」
「いいじゃないですか。月くんの可愛い声、もっと聞きたいです。」
「…この変態。」
全くこの子供は。…ため息も付けないほどに疲れてしまった。
というか正直既に眠たい。
背中を擦る竜崎の手が心地よくて、ウトウトと意識が飛びそうになる。
が、その度に自身の体の揺れで覚醒する。
そんなことを繰り返しているうちにそろそろ限界が近づいてきた。
(…少しだけ、)
…これは決して甘えているわけではないと自分に言い聞かせ竜崎の方へと背中を預けてみる。
「…!」
背後にいる竜崎が一瞬息を呑んだ気がする。
(心配してくれているのか…?ふ、竜崎もたまには優しいんだな…)
月はそう解釈するが、実際の竜崎の考えが、そんな優しさからくるはずがない。
(月くん…あまりに無防備すぎます…)
艶やかに輝く月の髪、中肉中背より少し痩せているくらいのスタイル、そして安心しきった顔で背中を預けてくるその姿。
その一つ一つが、確実にLの理性を壊していく。
そんな事を知らない月はただ安心しきった様子で目を瞑っている。
竜崎の目線が、どう考えても背中にないことくらい分かっていたが、なんとなくで放置してみる。
すると竜崎が、ある一点を見つめ動きを止めた。
(…ん?止まった…?)
竜崎の方はというと、自身がつけた所有の証と、自身の手によって開発された月の胸の突起を見つけて更なる独占欲、そして嗜虐心が芽ばえていた。
(今回は月くんが悪いですよね。)
竜崎の思惑に気づけなかったのが運の尽きだった。
「なっ…?!」
突然の竜崎の奇行に一斉に意識が覚醒する。
「ばか、っおま、え…っ//」
驚く僕の様子を気にせず、竜崎は胸の突起を弄り続ける。
片方は引っ張ったり弾いたり、もう片方は押し潰したり捏ねたりして、そうして徐々に僕の体は快感を拾い始める。
「んんっ”♡りゅ、っざきっ♡」
風呂場に響く甘ったるい声。自分の顔が、耳が、熱く火照っていくのがわかった。
「…今の月くん美味しそうですね。」
赤く熟れてしまったりんごのような、だとしたら今が頃合いか、なんて考えているであろう竜崎に反抗しようとするも
「はぁっ…♡な、なに、…っ?♡」
うまく言葉が発せない、そんな状態だった。
竜崎がニタニタと口角をあげているのが視界の端に映る。
(こいつ…っ?!)
無性に腹が立って怒鳴ろうとしたその時、先程とは打って変わって今度は緩急をつけてそこを刺激される。
「んぁあ”あ”♡♡」
「…そんなに大きな声を出したら、誰か様子を見に来てしまいますよ。」
「やだ、っ”♡♡と”めて”っ♡♡あ”ぁっ♡♡」
「月くんのお父さんが来たらどうしますか?月くんのかわいい姿、見てもらいましょうか。」
平気で恐ろしいことを囁いてくる竜崎に心底殺意が湧いていたが、喋るだけ墓穴を掘るようだったので唇を噛んで耐え忍ぶことにした。
すると直後、竜崎の顔が目いっぱいに映る。どこまでも暗く光を通さない瞳に、吸い込まれそうだ、なんて思ったが、次の瞬間には深く舌を絡めてきた。
「ん、ふぅっ♡♡ぁあっ”♡♡」
口が開いたタイミングでそこへの刺激を強くすると溢れんばかりの嬌声が漏れ出てくる。
「あ”ぁッ♡♡ま、っッ”♡♡も、イく”っ、♡」
自身の限界を悟り、理性を手放して果てようとしたそのとき
ピタッ
「ん…っ♡ぇ…?♡」
竜崎はそこへの刺激を止めた。
絶対わざとだ、そんなことはわかりきっていたが、だからこそ悔しくて堪らなかった。
イけなかったことによる腹の疼きと、先程まで出していた自分の甘ったるい声によくわからない感情が込み上げてくる。
かと言って自分から続きを望むのはプライドが許さなかった。
だから竜崎から触れてくるまで耐える、そう選んでしまったのが逃げることの出来ない地獄への始まりだった。
「月くん、”続き”しなくていいんですか?」
竜崎の声がやけに鮮明に聞こえ腰が震えた。
思わず手を伸ばしそうになるが、ここで動いたら自分の負けだ、そう思いあくまでも耐えの姿勢をとる。
「…月くんならそうすると思っていました。」
結局は最初から見透かされていたような、そんな感覚に陥る。悔しい、恥ずかしい、逃げ出したい、そんな焦燥感に駆られる。
でも気づいた時にはもう遅くーー
「えっ、な…っ!?」
急に腰を掴まれ立たされたかと思えば、風呂場の湿気で湿った壁へと後ろから押さえつけられる。
「んっ…♡」
ついさっきまで弄られていた乳首が、壁についてある水滴に触れじわじわと快感を呼び起こす。
そんな様子を知ってか知らずか、さらには両手首も頭上に纏められるから、身動きが取れない錯覚に陥る。
「月くん、慣らしますよ」
「あぁっ”“♡♡」
前触れもなく双丘に差し込まれた指に身体がビクビクと震える。
「んっ…♡ぁあッ”“ふ、んんッ”♡♡」
細長く角張った指がそこを出入りする度、膝ががくがくと震え立っていられないほどの快感が押寄せる。
もはや気合いだけで立っている状態になった時
コリリッ♡
「ぉ”ッ”“?!♡♡」
唐突に全身を駆け巡った電流のような快楽に、
自身のものからも射精してしまう。
「…見つけました」
腫れてわかりやすくなった前立腺への刺激を竜崎が強めていく。
「ひぎッ”♡ぃ”った♡♡いった、ぁッッ”♡♡も、ッ♡♡でたからぁっ”“♡やめッ”“♡♡」
快感を逃がそうと体を捻らせるが、指がナカにあるせいで新たな快感を生み出していく。
「ふぅッ”、♡♡りゅざきッッ”♡♡」
「凄い締め付けですね、指が折れてしまいそうです。」
竜崎が淡々とそこを責め続ける。
「あ”ぁ”ッッ♡♡」
執拗な責め具合に2度目の射精をする。
出したそれが太腿を伝って落ちてゆく感覚さえも敏感に拾ってしまい、気づいた時には床にぺたりと座り込んでいた。
「はぁーッ♡はぁーッ♡」
どこか光の抜けた目で虚空を見つめる月。
普段の月からは考えられないほどに堕ちた姿に、Lは全身にゾクリとした感覚を覚えた。
「…月くん」
完全に蕩けきった顔でこちらを見つめる月は、Lの嗜虐心をすっかり煽ってしまった。
「な、なに…っ♡」
床に座り込んでいる僕の両手を床につかせ、腰を高くあげさせる。徐々に覚醒していく意識の中で、硬い何かが押し当てられる感覚がする。
「ま、まって…♡いまは、っやめて…ッ♡」
これは、まずいーー。次に何をされるかくらいは理解できた。
だから精一杯、今出せる力で竜崎を止めようとする。が、
「わざとですか?月くん。そんな顔をして私のことを煽っているのですか?」
涙や涎ですっかりぐちゃぐちゃになってしまった月の顔をは唆るものがあった。
Lの理性は首の皮一枚で繋がっている状態だった。
しかしLも彼自身もそろそろ限界が近かった。
月くんには申し訳ないですが、とひと呼吸おいてから腰を掴む。
ごちゅんッッ
「ぉッッッ”?!♡♡」
竜崎それが奥深く、僕の1番感じやすいところを突く。配慮なんて微塵も感じられない。そのまま腰を動かし始める。
「ぁ”ぁ”ッッ”まって”ぇッ”♡♡ぁ”っああッ”♡♡」
風呂に響く自身の淫らな声が、余計に月の頭を狂わせる。
このままだとまずい、誰か来てしまう、そう僅かに残る理性で考えた矢先だった。
「んぉォ”ッ”ッ♡♡」
竜崎が突然体勢を変えた。椅子に座り、月を膝に乗せ背面から容赦なく奥を突いてくる。
自重で、開いたことの無いそこがゴツゴツと音を立てLのそれが侵入してこようとする。
「〜ッッ”“?♡♡〜〜ッ”“??」
突かれる度に気持ちよくて、でも痴態を晒すのはどうしても避けたくてーー、
必死になっていつの間にか解放されていた手で口を塞ぐ。
「ふ、ぅ“ッッ♡♡んんっ“ンンッ”“♡♡」
「もっと可愛い声を聞かせてください…」
竜崎が僕の手を払いのけようとしたその時。
「…竜崎。」
ばっと横を見れば、ドアの向こうに人影が見える。ーーワタリだ。
「ぁ”ッッ”“♡♡//ぃ”ったん”ッッ~~♡♡」
せめて今だけでも動くな、そう伝えようとするが、竜崎は止まる気配がない。
「ワタリ、どうかしたか?」
話すならせめて止まってからにしてくれ、このままだと声が抑えきれそうにない…!
「ふぅ”っ”“~~♡♡」
もはや擦れかけているプライドと意地で声を必死に抑えようとする。
背後で竜崎とワタリが話しているのがわかる。
一刻も早く会話が終わるのを望んで耐え忍ぶ。
「…。」
一瞬、2人の話し声が聞こえなくなった。
(おわった…?)
下から突き上げられる感覚も今はない。
ほっと息をつき、口に当てていた手を離す。
しかし、僕は竜崎の意地の悪さをすっかり忘れていた。
「んぉ”っ”♡♡?!?!」
腰を掴まれたと思ったら一気に奥まで拓かれる。快楽が強すぎて受け止めきれない。
目の前がチカチカと点滅し、同時に今まで奥で疼いていたものが一気に解放されこれまで以上の快感を感じる。
(ぉ”♡お”く”ぅっはい”ッ”て”きてる”っ”♡♡)
以前1度だけ拓かれて、あまりの気持ちよさにまともなイキ方が出来なくなったことがある。あの時の自分のなんと無様なことか。2度もあんな思いはしたくないからと、やる度に竜崎に釘をさしていたというのにーー
ごちゅッッ♡ごちゅッッ♡♡
外まで聞こえているんじゃないかと思うほど激しく、下から突きあげられる。
あまりの刺激の強さに、目に溜めていた涙が頬を伝って落ちてくる。
そのおかげか、少しだけクリアになった脳に2人の会話が響いてくる。
(まだ、ッ”話していたのかッ…?ッッ♡♡)
下から突かれ続けたまま、2人の声を聞き続ける。
すると、ふと自分の名前が呼ばれた気がした。
「夜神さん、大丈夫ですか」
ワタリが、こちらに話しかけてきた。が、とてもじゃないが返事をできるような状態ではない。
(りゅ…っざき…ッ♡)
竜崎に目線で訴えかける。
すると竜崎はすぅと目を細めたかと思うと、腰を掴んでそのまま持ち上げてーー。
(ぇっ…?)
どちゅんッッ♡♡
「ぃ”ぐぅ”ッッ”?!?!、ぉ”っ♡!?!?」
奥まで、拓いたさらに奥の方まで剛直を突き立ててきた。
プシャッ プシャッと暴力的なまでの快楽に尿とも精子とも区別がつかないものを吹いてしまう。
もはや何も考えられない。ただ必死になって答える。
「っふ♡、ら…っ♡らぃ…じょうぶ、れす…♡」
奥まで入ってきただけで、動かなかったのが幸いだった。回らない舌と熱でやられた頭を動かして何とか答えた。
「では、失礼します。」
一瞬、こちらに入ってくるのかと体が異様に震えたがさすがに違ったらしい。
その後二言ほど、竜崎との会話が聞こえたのを最後に、扉越しの気配が消えた。
(ひとまず…おわった…)
そう安堵したのも束の間、竜崎は腰の律動を再開させた。
「ぉ”ッッ⁈♡むりィッ”♡♡やぁ”ぁ”ッッッ♡♡」
もう先はないはずのそこに、何度も何度も突き立てられる。
全身が揺れる感覚と、致死量の快感に意識が飛びそうになる。
「私、まだいってないので、っ付き合ってくださいっ」
いつもより余裕のない声が聞こえてきて、竜崎が僕で感じてくれていると全身で受け取って、そんなことすらも快感と受け取ってしまう僕の頭は、多幸感にふわふわと包まれる。
奥を突かれる度に、出し過ぎておかしくなってしまった僕のそこから、栓を切ったようにどろどろと白濁液が流れ出て、ぞわぞわと全身に痺れに似た甘い感覚が走る
何も考えられなくなるのが怖くて、必死に快楽から逃げようと体を捻るけど後ろからの拘束が、抱擁が、ぎゅっと力強くて竜崎の胸板に押しつけられて、離してくれない。
「っ、いきます、」
「ぁあああ”あ”ッッッ♡♡」
奥に注がれる熱いもの、それが内側からじわじわと快楽を生んで何も考えられなくなる。
「ッッ”~~~♡♡」
絶頂の余韻で何回もイッてしまう。このまま永遠にイかされ続けてしまうのではないか、
バカになった僕の頭はそんなことを考え始める。
そんな中徐々に意識が鮮明になってくる僕の後ろで、未だ体を抱きしめたままの竜崎に安堵を覚え、同時に意識がぐらつき始めた。
「月くん…!」
僕を呼ぶ声がする。
…このばか、誰のせいでこんな目に、
言い返したかったけどそれまでだった。
竜崎の温もりに包まれながら僕は意識を手放した。
「…くん…月くん」
目が覚めると見慣れた天井…ではなく、心配そうにこちらを見下ろす竜崎。
…なんだか顔が近い気がする。
「…いつから、」
「1時間ほど前からです。月くん、なかなか目を覚まさないので心配しました」
そんな口から出任せのようなセリフ、今は聞きたくない。というか猛烈に殴りたい。一体誰のせいでこうなっているのか、教えてやらないと。
衝動に駆られ拳を握りしめて殴ろうとしたが、
「い”っ…!」
上半身を起こそうとしたら腰に激痛が走った。
まだ寝ぼけている頭だったが、その痛みで意識が覚醒する。
「あまり動かない方がいいですよ。情事後は腰を痛めやすいですから」
そう諭すように話す竜崎の顔は、明らかに何かを企んでいる顔をしている。
…やっぱこいつ、人の心配なんてしてないだろ。
腰が立たなければ、無理に動いたところでこちらが不利でしかない。竜崎が一体何を企んでいるのか知る由もないが、とにかく今は動かないのが賢明だろう。
反抗を諦めた僕をみて、竜崎の纏う空気がましになった気がする。
大人しく目を閉じていると、ゴソゴソと僕のいる布団に入ってくる竜崎。
「ちょ、ばか、痛いって竜崎!」
何をされるのかと思えば体の向きを強引に竜崎の方に向けさせた挙句、胸に抱き寄せられる始末。全く、配慮の欠けらも無い。
「…すみません。無理をさせました」
抱きしめられて身動きが取れない状況も癪だが、珍しく真摯に謝ってくる竜崎に調子が狂う。
「月くん、かわいいですから」
「…僕はかわいくない。」
「照れなくていいんですよ」
いつもより優しい声色の竜崎。そんな宝物を扱うみたいにするなよ、とやるせない気持ちになる。
かわいいと言われたことも、やるせない気持ちになったことも、なんだか全部恥ずかしくて思わず竜崎の胸元に顔を埋める。
「…!どうしたのですか?」
とにかく顔が熱い。耳まで赤くなっている気がする。
何も言わない僕に、竜崎がくすっと笑みをこぼした。
「月くんは甘えん坊ですねぇ」
それだけ言うと竜崎は黙ってしまった。
それからは僕の背中を優しい手つきでさすってきたり、たまに額にキスしてきたりして、その度に顔をうずめてしまう。
そんなことが30分くらい続いてから、ふと近くに感じる竜崎の心音に耳を傾ける。
一定の速度で打つそれは、竜崎がここにいるということを証明してくれた。
瞬間、心の底からの安堵に包まれる。
竜崎が、ここにいる。僕にとって唯一の存在。
愛おしく思ってしまったひと。
直接この思いを伝えることは無いが、確実にある特別な感情。
ーーいつか別れが来てしまっても。
今は、これでいい。
心音に耳を傾ける。暖かくて、包み込んでくれるそれが心地よくて微睡む。
落ちそうな意識の中で、伝えたいことを思い出す。
「りゅ…ざき、…」
「はい」
ーーいつか来る別れのときまで。
「また、あした…」
お付き合いありがとうございました!
投稿前に確認していますが、誤字脱字等あればら申し訳ないです🙇🏻♀️
シリーズタイトルが【夜神月の乳首事情】なのにも関わらず、最後までどエロ線1本で突き進めませんでした。
激エロ展開待ち望んでいた方いらっしゃいましたら申し訳ないです…😭
改めて最後までありがとうございました!