4話ー!!!!
青桃、桃青
なんでも平気な方だけ、いってらっしゃいませ。
今回短めです。ごめんなさい。
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桃「…、」
閉められた扉。
生徒会室にはもう俺しかいない。
来て数分で帰ってしまったまろ。
流石に、しつこすぎた…かな。
でも、いつもと様子が違った。
いつも淡々と返すのに、今日は。
桃「…なんか、動揺してたよな」
何かあったのだろうか。
それとも、これも俺のせい?
桃(…そんなわけ、ないか…)
あんまりしつこくても嫌われるし、
でもどうしてもまろを手に入れたい。
まろに振り向いてもらいたい。
あにきと居る時みたいな笑顔を、俺にも向けて欲しい。
俺だけのものにしたい。
桃「…はぁ」
考えれば考えるほど出てくる自分の独占欲の強さに、思わずため息が溢れる。
桃「こんなんじゃ、好きになって貰えないよなぁ…」
赤「ないくーん、何悩んでるの?」
桃「…りうら?え、なんで?初兎ちゃん達と帰ったんじゃ…」
赤「ないくん一人じゃ可哀想じゃん。残ってあげたんだから感謝してよね」
桃「…ありがとう」
赤「なんかあったの?まろの様子なんかいつもと違かったんだけど」
桃「…俺は知らないんだけどさぁ」
桃「いつもより、なんか…動揺してたんだよね。」
桃「焦ってたようにも見えるし…すぐ帰っちゃったし、俺の言葉遮って扉閉めるし…」
桃「…嫌われたかなぁ」
赤「なんでそう思うの?」
桃「え?だって、…」
赤「確定した訳でもないのにそんなこと思ってたら恋なんて実らないよ?」
桃「…」
赤「ないくんのことだから諦めはしないと思うけど、嫌われてるって思ったら少なからず行動には出るんじゃなーい?」
赤「相手も相手なんだから、すぐ勘づかれると思うよ〜りうらは」
桃「…だってそうかもしれないけど…」
桃「あんな感じだったら誰でも嫌われてるって思わない?俺アタックする以外に振り向いて貰える方法分かんないしさぁ」
赤「ないくん知らないの?」
半分呆れた目でこっちをみるりうら。
赤「押してダメなら引いてみろ、だよ」
赤「まろぐいぐい行かれるのあんまり好きじゃないんじゃなーい?」
赤「いつまでも同じアプローチ続けてても振り向いて貰えないよ」
桃「…」
いや、違うんだよな。
ほんとに俺のことが嫌ならもっと拒絶すると思う。
だってあの時以来、まろはちゃんと感情を出すようになったし、嫌なことははっきり嫌だって言うようになったから。
だから嫌ったって訳じゃないってことぐらいわかる。
ずーっとまろのこと見てたし。
…どちらかというと、あれはまろ自身になにかあった方だと思う。
なんか、自分を抑える…みたいな感じで、それに精一杯な感じがした。
それが当たってるかどうかなんて分からないけど、でもなんとなくそんな気はする。
…また何かあったなら、俺ができるのは、ただ傍にいること
それぐらいしか、今の俺には出来ない。
だから、…
ちょっと嫌だけど、ここはあにきと初兎ちゃんに任せるしかない。
コメント
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好きです(告白) よんあいちゃんってほんとに語彙力ありすぎじゃない!?ありすぎて内容がめっちゃ入って来た.....もう好き(?)