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試しているうちに裂け目の間に少し指が入っても大丈夫なことがわかった。
少しずつ押し込みながら下から上へと移動させる。
すると上の端っこのところにポチッとした、お豆?みたいなのがあることがわかる。
このお豆は…くりくりっとしてみる。
びくびくっと反応する。お、他の所よりいいみたいだ。
続けてくりんくりん、ぐりんぐりん、と触っていると少し中身が出てきた。
「僕のおちんちんみたい。皮で守ってたのかな」
「そうなの?」知らなかったらしい。
皮から出た所をツンツンしてみる
「痛っ!」いけね!弱いところだったみたいだ。
「ごめん!」ととっさに謝る。そうだよね、本人も知らないくらい大事に守られていたんだもんね。僕は触るのを止めた。
「あ、でも!」?なんだ?
「なんか、敏感なんだけど触ってはもらいたい…みたいな…」
「でも痛いなら止めといた方がいいんじゃない?」
「それは…そうなんだけど…」
その時、遠くで玄関を開ける鍵の音と玄関が開く音がした。
あっ!
二人それぞれ身支度をすると、ゲームをしていた定位置に戻る。この時の二人は早かった(笑)
また急に来るかも…と思ってゲームをしながら過ごしていたら…
~♪~♪16:30の放送が聞こえた。
なんだ、もうこんな時間か、と思った瞬間
ばーん!とドアが開けられた!
うわ!いつか来るかもと思っていてもやっぱり驚く。
「ただいま、あきちゃん!あら?ジュースも飲まなかったの?」
「もうお母さん、驚くから急に開けないでって何度も言ってるのに!」
「はいはい、また来ますよ。ジュース飲む?」
僕に向かって言ったので
「ありがとうございます。でももうそろそろ帰ります」とお断りした。
お母さんが降りていくと、二人、見合って笑った。
「じゃあまた明日、学校で」
「うん。明日もうち来ない?」
「こんなに毎日いいの?」
「だってなんか楽しくて!」
こうして明日の約束をして僕は家に帰った。
帰り道、馬場は僕の友達と家が近い、とは知っていたけどこんなに近かったんだな、とか考えながら自転車を走らせた。
突然始まった携帯ゲーム機持ちの、二人きりのゲーム大会が、こんな遊びに変わるなんてなんだか夢でも見てるようだ。
このまま毎日二人で遊ぶのかな…と思っていたら家に着いた。
なんか少しだけいけないことをしている気持ちもあったので、僕は帰ると自然に宿題を始めた。
ただいま~と家に帰ってすぐ部屋に入った僕を、何かの区切りで見に来たお母さんは、勢いよく引戸を開けた後、宿題する僕を見て
「宿題!…やってるの?自分から!?」と驚いて
「今日はカレーだからね!宿題終わったら教えてね?」と笑顔で戻っていった。
進んで宿題をすると、お母さんは機嫌がよくなると知った。そして、どこのうちもお母さんはノックなんてしないで戸を開けるんだ、と笑った。
うちではいつも、夜ご飯の時にテレビを観ていた。今思うとドラマとか野球じゃなくてみんなが笑えるようなバラエティが多かったと思う。
その日はかわいい動物たちのかわいい映像をまとめたみたいな番組で、みんなでほっこり観ているように見えたと思う。