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「・・・“どうでもいい?”暗黒神・ヤマタノオロチが?冗談はよせ」
「だぁかぁらぁ!!俺は一端に過ぎねぇって何度も言ってんだろ!!」
「どうどう」
「お前は動物扱いすんな!!」
と、ヤマタノオロチがツッコミを入れた。
「・・・確かに、復活してまたこの世界を混乱に貶めても面白いかもしれん・・・が、俺は一端。つまり破片に過ぎねぇ。大元となっているヤマタノオロチは燃やされて灰にして海に撒いたんだろ?」
「そういえば、お父様がそんなこと言ってたなぁ」
トキはぽやんと思い返した。ヤマタノオロチを倒した後、その死体を悪用するヤツらがおるかもしれないと思い、その死体を燃やした。
「そ、だから、復活しようにも復活出来ねぇんだ。もちろん、この子供の生命力を奪って復活することも可能だが・・・如何せんこの子供の権限が奪い取れねぇんだよ」
と、ヤマタノオロチは顔を顰めながら答える。
「ま、とりあえずさっさと済まそう。天満もブチ切れ寸前だからな。ブチ切れ寸前の天満を無理やり気絶させて今表に“俺”が出てるけどな」
と、ヤマタノオロチは踵を返し、歩き出す。それに剣士とトキは追いかけた。
✵✵✵✵✵
「・・・クソッ!!」
男はダンッと机を叩く。机は血濡れのメスやハンマーなどが無造作に置かれていた。
「なんでだ!!クソッ!!この“腕”に絶対にヤマタノオロチの血液でもDNAでもあるかもしれないと思ったに!!なんも無いじゃねぇか!!」
と、男がそう叫んだ。すると、
ガンッ
「邪魔するぜ?」
ドアを蹴破って誰かが入ってきた。男は振り向く。そこには、銀髪褐色の剣士、金色に赤い瞳の少年。そして、白髪に1部だけ水色。瞳は濃い“紫色の瞳”の少年が立っていた。