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私はキィニチを見送り、見えなくなったのを確認して家に戻った。私は倒れる様にベッドへ身を預けた。
「疲れたなぁ….」
疲れたけどこれは悪い疲れではない。初めて仲間だと呼べる人が2人も出来た。それに自分の頬のアザも自分の一部だと認められた。1日がこんなに忙しいなんて久しぶりだった。私の瞼は直ぐに閉じてしまった。
『どうして________の?』
母らしき人が私に問いかけた。
私はそこで夢から覚めた。
辺りは昨日と何も変わっておらず静かだった。
昨日とは違うのは朝と言う暖かい光が部屋に差し込んでいた事。私は起きて直ぐに思い付いた事があった。それは祖母が日記を書いていた事だ。私は祖母の人生を綴っている日記に憧れていた。私も日記を書いてみたいと思った。私は祖母の日記を開き、1番最後に書いたページの次を使おうとした。そこである分に目を奪われた。
『私の孫には大きな力が秘めてある。私はその力を抱きしめた時に感じた。』
私には大きな力がある…?
私はそのページを見なかった事にした。