藤咲Side
俺は亀ちゃんを抱えて
家に帰りベッドに優しく下ろす
『亀ちゃん…ちょっと待っててね』
俺は救急箱をもってくる
『…ごめん亀ちゃん服脱げる?』
「…」フルフル
『…そっか…じゃあ脱がすね
痛かったらごめんね』
【十亀の上を脱がす】スルスル
これは酷い…
丁寧に包帯はされているものの
直ぐに血が染みていた
『亀ちゃん…アイツになにされたの…?』
「…。」
『無理にとは言わないけど
教えてほしいな』
「…殴ったり蹴られたりした…」
『…そっか…ごめんね、思い出させて
教えてくれてありがと』ギュー
俺は亀ちゃんを、抱き締めると
亀ちゃんは、震えていた…やっぱり
アイツまじで数発殴っときゃあよかった…
『…亀ちゃん包帯変えよっか…
濡れタオルもってくるから
まっててねって 亀ちゃん?…』
俺はそういって取りに行こうとしたら
亀ちゃんが俺の裾を引っ張る
「いやだ…行かないでよぉ…」
『ヴッ!!』
はぁ、愛おしすぎる、
なにこの可愛い生き物…。
『大丈夫だよ亀ちゃん…
すぐ戻ってくるから…ね?』ナデナデ
俺は亀ちゃんの頭を撫でながらそう言う
と亀ちゃんは裾をはなす。
俺は濡れタオルと着替えをもって戻る
『亀ちゃん、お待たせ…濡れタオルで
体がふこっか』
「…」コク
俺は包帯をほどいて亀ちゃんの体を
濡れタオルでふく、
これは酷すぎる…
『…。』ミシミシ
【紫灯がタオルを握りしめる】
「しとー…」
『!!どうしたの?亀ちゃん』
亀ちゃんは俺の手に自身のてをかさねる
「しとー怒ってる…?」
『うん…怒ってるよ…』
「俺に怒ってるのぉ…?」
『ううん…違うよ亀ちゃんには怒ってないよ
「ほんと?」
『うん、亀ちゃんを傷つけたアイツに
怒ってるんだよ…だから亀ちゃんには
怒ってない大丈夫だよ…』ナデナデ
「ん、わかったぁ…ごめんねしとっ!?(((『亀ちゃんが無事で良かった…』ギュ」
あの時怖かった…もし、亀ちゃんを
失ったらって…。
『俺、亀ちゃんが居なくなったら
生きていけないよ…。』
「紫灯…」
『…。ごめん、束縛はよくないよな…。』
亀ちゃんから自由を奪ってはいけない…
俺のようになってほしくないから…。
『…。新しい包帯巻こっか』
俺は亀ちゃんに包帯を巻いたりして
治療し終わる
『じゃあ片付けて…((((「しとー」ん?
どうしたの?亀ちゃん』
「…ん…」
亀ちゃんは両手を広げる
ハグをご所望かな…?
『…。!!(可愛い…)!?』ギュー
亀ちゃんは俺を抱き締めると頭を
ポンポンとたたく
「…しとー、俺はね…紫灯になら
束縛されても構わない…
紫灯と離れるほうが怖い…」
『!!亀ちゃん』
あぁ、もう、かわいすぎる…
「だからねぇ…そんな悲しい顔
しないでよぉ」
『うん、ごめん、ありがと…』
「何かあったら相談してよぉ?
じゃないと俺怒っちゃうからねぇ?」
と、プンスカしながらそう言う亀ちゃん
『うん、わかった…ありがと。』
「うん」ニコッ
か、かわいい…
『えっとじゃあもう寝る?
それともご飯食べる?』
「ご飯食べる~」
『わかった…何がいいとかある?』
「しとーの特製牛乳雑炊が食べたい」
『りょーかい、じゃあ出来る
まで 寝ててね』
俺はエプロンをつけてキッチンへ
向かおうと したら後ろから足音がして
袖を引っ張られる
『ん?って亀ちゃん!?寝てなきゃ
体に障っちゃうよ!?』
「…俺も手伝う…」
『ダーメほら、怪我人はねてなさい』
「いやだぁおれも、てつだう
お願いしとー」
亀ちゃんが上目遣いのうるうるで
言ってきた
『ヴッ、そ、そんな可愛くいっても
ダメなもんはだめです!ちゃっと
寝てなさい』
「…わかった…」ムスッ
亀ちゃんはムスッとして寝室のほうへ
戻っていった、危なかった…
かわいすぎて危うくいいよって
言うところだった…。
俺は雑炊を作り始める
そういえば、残りのご飯が
冷蔵庫の中に入ってたな…。
あったあった
それと、うん、他の材料もある
藤咲特製 牛乳雑炊の作り方
材料
冷やご飯
牛乳 300ml
コンソメキューブ 一個
ベーコンとお野菜 お好み
塩コショウ 少々
作り方
鍋に野菜とベーコンをいれて、
コンソメキューブもいれる、
鍋の中の野菜が浸かるぐらい水を
いれて柔らかくなるまでにる
野菜が柔らかくなったら
ご飯と牛乳を入れる、この時に
火は弱火で加熱
⚠️牛乳が沸騰すると吹き
零れやすいので注意だよ~
最後に塩コショウで味を整えたら
完成!!
※お好みでとろけるチーズや
卵をいれてもいいよ
よし、後は味を確認して
『パクッ、モグモグ』
うん、美味しい
よし、亀ちゃんとこに
持っていくか~
『亀ちゃん~お待たせ~
藤咲特製牛乳雑炊だよ~』
「美味しそう…」
『熱いから気をつけて食べてね』
「うん、ありがとー」
「いただきます…っ!?いだっ…」
『!?亀ちゃん!』
亀ちゃんはスプーンを落とす
あぁ、手の傷が開いちゃったか…。
『亀ちゃん、食べさせるよ?』
「ん、ごめんねぇしとう…」
『大丈夫だよ~こ言うときこそ甘えな?』
あぁ、可愛い喜んじゃいけないけど
亀ちゃんに食べさせれるとか最高すぎる
『はい、亀ちゃん♡」
「パクッ…モグモグ」
『どうかな…?』
「おいしいよぉ///」
可愛い…亀ちゃん赤面しながら
おいしいといってくれた
嬉しすぎる…あぁ、可愛いなぁ
「あー、」
『はい、どーぞ』
「パクッ」
亀ちゃんが口を開けたら俺が食べさせる
という形でご飯を食べさせる
あー、可愛い…
ちょっと意地悪してみよっかな…
「あー」
『…』
「?し、しとー?(((『チュッ』んぅ!?////』
チュッレロッ
「んぅ…ふぁっ、ん///」
『やっぱり亀ちゃん口切れてんね…
血の味がする』ペロッ
「し、しとーの意地悪…///」
『ごめんねぇ、はい、亀ちゃん…
もうしないからさ…』
「パクッ…モグモグ…」プイッ
あ、そっぽ向いちゃった…
「…。ラムネゼリー
作ってくれるんなら許す」
『え?それだけでいいの?』
「ん、許す」
『じゃあ早速作ってくるn((((「条件がある」え?条件?』
「俺も一緒に作る、拒否権ないからねぇ」
『わかった…でも、無理そうだったら
強制的にベッドで待機して
もらうからね?』
「わかったぁ」
俺達は食後のラムネゼリーを作って
二人で食べたのだった…。
それから歯磨きもおわらせて
寝る準備をする
『亀ちゃんお休み…』ナデナデ
「ん、おやすみぃ」
俺は亀ちゃんの頭を撫でる
俺も今日は疲れた…早く寝よ…。
って、ん?
「…」ギュー
『どうしたの?亀ちゃん』
「…。」
『亀ちゃん?、』
「…スゥ、スゥ」
なんだ、寝てたのかビックリした…
『愛してるよ……』ナデナデギュー
俺は亀ちゃんの頭を撫でて抱き締め
ながら双眸を閉じた
『…。スゥースゥ』
「…(抱きしめておかないと紫灯 が
どっかへ消えてしまいそうで
怖かった…なんて…いえないよぉ…)」ギュー
藤咲Side 終
コメント
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亀ちゃんが可愛い……あ、こんなこと言ったら藤咲くんにぶん殴られる……
続き楽しみにしてます