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#mryk
とくめい
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庵野
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コメント
2件

横さん初コメ失礼します! ぴゃー、!!なんかもう言葉に表せないですけど、約束って小指を絡め合わせる度に、私の心がぐぐぅっ........と揺れています( *´艸) 1日のうちに、全話書けてしまうのすごいですね✨ 続き、楽しみにしております❣️
みぅです🤍 第2話、読み終わったよ。 元貴くんが「もう人♡♡♡ない」って指切りしてるシーン、すごく切なかった…。あの約束、若井くんがどれだけ重く受け止めてるかが伝わってくる。過去編で二人の出会いが描かれて、キスのシーンも美しくて苦しくて、胸がぎゅっとなった。 昨日のうちに全話書けてるって言葉に、むしろこれからどうなるんだろうってソワソワしてる🌙 続きが楽しみだよ。
_今日は緊急の学級閉鎖だ
_高橋の件はあまり周りに話さないこと、そして不要不急の外出はしないこと
_それから…
そう淡々と話す担任をよそに、窓の外の木で鳴き喚くセミの合唱を聞いていた
「ね〜ぇ〜若井、アイス買いに行こ〜?」
「…」
「無視〜?」
_じゃあ終わり、ホームルーム号令
「わ〜かい〜っ」
「…元貴」
「学校で話しかけられても、おれ返せないよ」
なんで?と疑問を感じた表情、
なぜ分からないのか、そう苛立ちすらも感じる
「…他の人には元貴は見えないんだから、はたから見たらなんも無いとこに話してる変なやつなんだよ俺」
「…でも「でもじゃないの」
そう食い気味に話を遮ると、少ししょんぼりとした表情で俯いてしまう
悲しませる訳ではなかったので、慌ててモトキの頭をぽんぽんと撫でる
「…ねぇ、若井って彼女できた?」
「いるならその子殺すけど」
元貴が亡霊になった時からずっと傍にくっついているのだから、友達、ましてや彼女なんて出来ないし、作れるはずもない
そんな隙、あってないようなものだ
「…もう俺は周りから変なヤツで定着してんだから、彼女なんているわけないじゃん」
「友達も?」
「元貴は中学生だからわかんないんだね、周りから浮いてる存在はハブられるんだよ」
「…若井と虐められてたから、わかるもん」
「… 」
また言いすぎただろうか、悲しそうな表情で、くらい声色になってしまった
そんな元貴の手を取り、小指を絡め言う
「もう、人殺さない、約束」
「…うん、やくそく」
ことの発端は全て中学一年生からだった
小学校から上がって、顔見知りもチラホラいるようなクラス
サッカー部に入っていて、そこそこモテた
男子ノリのような、そんなしょうもない下ネタを話して休み時間ふざけるような、他愛もない学生生活
ただ、そこにほんの一滴のスパイスが降りかかった
後ろの席の、大森という生徒
初めはあっちがシャーペンで突っついてきて、変なヤツ、が正直な第一印象
でも、同時に一目置いた存在
放課後、ふらりと音楽室に寄った
部活終わりのなんの気のない、ただ寄った
「…綺麗」
綺麗な歌声だった
静かに、だが芯のあるハッキリとした歌声
知らないメロディーで、知らない歌詞
声の主をひと目見たく、音楽室に乗り込んだ
「…げっ」
「げって何」
大森だった
どうも俺というのが気に入らないらしく、顔をしかめる
「ねぇ、それ誰の曲?」
「…俺の」
「…え!!!」
うるさっ、と耳を抑える、軽く謝るが、正直そんな事はどうでもいいのだ
「…かっけぇ〜…!!」
心の底から溢れ出た言葉
それを聞くと、鳩が豆鉄砲に打たれたような、丸い目をして俺を見ていた
「…ほんと?」
「うん!俺大森の歌好き!!」
「…そっかぁ」
静かに、俯きながらそう言った
そこから、学校が閉まる時間まで話すことになった
見た目の大人しさに反して、割と相手にズカズカ言うタイプなのに驚いた
「俺、家庭環境悪いんだ、親二人共ネグレクトで、見てよこれ 」
そう言われ見せられたのは、腹部の痛々しい痣
「…っ」
「2人ともほとんど家帰ってこないし、俺の事嫌いなんだって、久々に帰ってきたと思ったら暴力、お前なんて産まなきゃ良かっただって、」
「…別に、産んでなんて頼んでないのにね」
光のない、真っ黒な目でそう呟く
口元は微笑んでいるのに、目は笑っていない
そんな感じだったのを今でも覚えてる
「俺も片親だよ」
「親父、ずっと家にいない、帰ってくるの朝で、俺が寝てる時に帰ってきてすぐ出てく」
かといって、大森と同じ境遇だと言うつもりもないけど
「…元貴でいいよ」
「ねぇ、おまじないしてもいい?」
「おまじない?」
「…若井と、ずっと仲良くできますように、って」
指切りの形で俺と指を結ぶ
ほぼ喋ったのは初めてなのに、なんでそんな事が言えるのか分からなかった
でも、揺れるカーテンがその部屋の空気を変えた気がした
「んっ」
咄嗟に、キスしてしまった
唇が触れるだけの、でも長いキス
最初は驚いていた元貴も、俺に答えるように首に腕を回して、ほのかに口を開け舌を迎える
口を離した時の元貴は、火照っていたがつうっと涙を流していた
「…もっかいっ」
そう言い瞬きをすると、また涙が流れた
必要とされなかった自分を、ようやく求めてくれるのが俺だったんだろう
あぁ、一目惚れだったのか。と、自分の感情を再確認する
もう昨日のうちに全話書けてるので、1日1話単位で出せると思います