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パピコォォォ
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なぽりんたん☯️
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『只今戻りました〜!』
暑苦しい社内に、自分の声が響く。
敦「あっ、小百合ちゃん!おかえり〜……?」
国木田「…小百合、なんだその子供は。」
桜「…。」
『桜ちゃんです、仕事帰りに路地裏で見つけて。』
桜は、きゅ…と小百合の服の裾を掴みながら、探偵社の社員をジロジロと見つめる。
太宰「ええ〜?何だい此の子〜!!拾ってきたのかい?」
太宰さんが、寝転んでいたソファから飛び上がり、桜の方へ駆け寄る。
桜「っ…! 」
びくりと体を震わせ、少しだけ太宰をにらみつける
太宰「ありゃりゃ? 」
『ちょっと太宰さん……桜ちゃん怖がらせないでくださいよ〜…』
太宰「いやいや決してそんなつもりは。」
鏡花「…貴方は声がいちいち大きい」
賢治「太宰さんは、声が大きくて何も考えてなさそうで凄いです!!」
太宰「え〜?そう〜?照れるなぁ」
鏡花「褒めてない。」
敦「賢治くんの「何も考えてなさそう」っていうのは褒めてるの…??」
賢治「勿論です!!」
敦「嗚呼…そう…」
そのうちに、与謝野さんが桜ちゃんの前へ近寄る。
与謝野「それにしてもボロボロだねェ」
「妾が治してあげるよ」
国木田「いえ与謝野先生、此奴は子供です。」
「ほおっておけばすぐに回復するでしょう。」
国木田さんが冷や汗をかきながら、与謝野さんと桜ちゃんの間にバッと間に入る。
与謝野「そうかァい?菌が入ると悪化するし、治療ぐらいは…」
『それは私がやります!!』
敦「ぼ、僕も手伝います!!」
与謝野「……そうかい。つまんないねェ…」
与謝野さんのいる奥の方に座っている谷崎さんが、ほっと肩を下ろす。
谷崎「あいてっ…」
ほっとしてよそ見をしたのか、谷崎さんが手に持っていた資料で指が擦れる。
ナオミ「兄様!!!」
与謝野「…なんだい谷崎。谷崎も怪我してるみたいじゃないかい」
与謝野さんが獲物を見つけたような目つきで、ぐるりと後ろを向く。
敦「た、谷崎さんにターゲッティングした…」
与謝野さんが目を光らせながら谷崎さんへと近づいていく。
谷崎「ひっ…全然っ大したことなっ」
与謝野「問答無用っ!!」
谷崎「うわぁぁぁ!!!!!嫌だぁああああああああ!!!!!」
国木田「…谷崎…生きて帰れよ」
ナオミ「与謝野さんが治療してくれるなら安心ですわね♪♡」
谷崎さんが悲鳴を上げながら、治療室へと引きづられていく。
『……こわぁ…』
桜「…うん。」
桜ちゃんがこくこくと頷く。
太宰「谷崎くんはご愁傷様だね〜」
珍しく太宰さんが苦笑いを浮かべる。
太宰「それよりもっ!桜ちゃんは手当をしようね〜」
「特別に私の包帯を巻いてあげよう〜」
桜「頼んでない。」
包帯を持って近づいてくる太宰さんを、桜ちゃんがすっと避ける。
敦「太宰さんを避けるなんて……!」
「人間本能がちゃんと機能してますよ此の子!」
太宰「私の扱い酷くないかい??」
『日頃の行いですよ。』
桜「…日頃の行い。」
太宰「君初対面だよね!?!?」
乱歩「…で、小百合はその子をどうしたいの?」
駄菓子をソファに散らかしながら、寝っ転がっている乱歩さん。
相変わらずだなぁ……
『えっ……と、取り敢えず保護出来たらなあ〜って』
乱歩「さては小百合、なんも考えてなかったろ。」
『っぐ、』
図星をつかれる。
コメント
4件
w!面白すぎる、桜ちゃんと太宰さんが初対面なのにw、日頃の行いはw
「迷い猫と迷い犬達」第8話、拝読しました〜!桜ちゃんの警戒心と、それに気づかずグイグイ来る太宰さんの温度差が面白くて、思わず何度も笑っちゃいました😊 特に「頼んでない」→「日頃の行い」→「君初対面だよね!?」の流れ、掛け合いのリズムが絶妙だなと。与謝野先生に怯える谷崎さんの描写も、シリーズを知ってる読者としては「わかる〜」とクスッときますね。小百合さんの「なんも考えてなかった」で図星を刺されるところも可愛らしくて、続きが気になりました!