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ハイキュー夢。地雷注意

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ハイキュー夢。地雷注意

4 - 【『偽善者』な私】

2024年07月08日

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【『偽善者』な私】

西谷×夢主














「🌸!!危ねぇ!!」「….え?」

西谷の、悲鳴に近い声が聞こえた時。

私の胸の辺りに、何かが思いっきり当たった。それの反動で、私は背中から床に倒れてしまった。

そして近くに、座り込んでいる仁花ちゃんが見えた。









私は昔から『偽善者』らしい。相手が悪い事も、私が巻き込まれても。私が最初に心配するのは「相手」だった。それに私は周りに合わせて生活している。…たったこれだけの事で、私は『偽善者』になってしまった。


高校は、嫌われたくないけど偽善者とも言われたくなくて。正解が分からなくなってしまい、1部の人としか話せなくなった。


その1部の人と言うのが、2年生の田中と西谷。

2人は面白いし、私を傷付けることも言わない。本当に最高の友達だ。

だから、2人の感謝を込めてマネージャーになった。マネージャーに興味はあったし、可愛い先輩や後輩もいて嬉しかった。











それでも、神様は私に笑顔を振り向いてくれる事はなくて。

だから、今も『偽善者』になってしまってるのだろう。






(痛い….)(!?仁花ちゃん倒れてる…!?)

「仁花ちゃんっ…!大丈夫!?」「いてて…あ、先輩!!先輩こそ大丈夫ですか!?」

「多分…それよりどこかぶつけてない!?」「わ、私も大丈夫です!!」『2人ともー!大丈夫かー!?』


無事の確認がし終わると、体育館の奥から澤村先輩の声が聞こえた。私は「大丈夫」と返そうとした。

すると、何故か急に咳がでて止まらなくなってしまった。なんとか止めようとするも、本当に止まらない。

なんで?どうして止まらないの?そんなことを考えてると、私の異常に気付いたのか。西谷と田中の2人が駆け寄ってきた。


「おい🌸、大丈夫か?」「待っ…ゲホッゴホッ…」

「さ、さっきからこんな感じで…会話も上手くいかなくて…」

え?ごめん、話しかけてたんだ。気付かなくてごめんね。

「はーっ…はっ…ッゴホッゴホッ」

まずい、酸素が回らない。というか背中が燃えるぐらい痛い。…まさか背骨をやったか?

「ゆっくりでいいからなー、はい息吸ってー」「はっ…ふぅ….」

田中のおかげで、ようやく息が整ってきた。これで話が出来る。

「…ごめん、もうだi」

大丈夫を言おうとした時、急に体が浮いた。


いつも驚かない私だけど、さすがに驚いた。

だって、西谷が私をお姫様抱っこしてるんだし。

「えっ…待っ….え?にし…え??」「保健室行くぞ!!」「え??待っ…はぁ??」「まずい…語彙力がない奴らの会話わかんねぇ…」「お、驚いてるのはわかるんですけどね…」

そんな仁花ちゃんと田中の会話を聴きながら

私は西谷に保健室につれてかれた。全校生徒の前で。恥っっず誰か穴掘ってくれ







「…背骨に…多分だけど、ヒビ入ってるわね…」「うっそん…」「よし!!病院行くぞ!!」「ちょっとお姫様抱っこの準備やめて??」

席を立ってこっちを向く西谷に冷静に告げる。「私の車で行きましょう、西谷くんだっけ?あなたも着いてくる?」「行きます!!」「勢いよ…バレー。いいの?」私がそう聞くと、迷わず「バレー!」と答えると思ったが。

実際は「?バレーは大事だけど、今は🌸の方が大事だ」と言った。「あー…うん…そっ…か?」


この時は曖昧な返事をしたが、今思ったら多分これ好きって言ってるようなもんじゃん。









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