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おすみ
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まじ三日坊主しそう….
やる気があるうちにね!
今回はお話なのでご安心を♡
この国には、4つの街がある。
北では、知識を蓄え、冬を司る玄武。
東では、草花を彩させ、春を司る青龍。
南では、日を灯し、夏を司る朱雀。
西では、武を極め、秋を司る白虎。
人々は髪を敬い、祭りを開き、季節の変わり目には感謝を伝える。
ーーただし、神との距離は、街によって大きく異なっていた。
*
北の街では、朝になると人々が祈りを捧げる。
街の中心にある神殿には、今日も多くの人が集まっていた。
「玄武様、本日も我らに知恵と安寧をお与えください」
「冬の守りが、皆様のもとにありますように」
祈りの声が重なる。
北は魔術の盛んな街だ。
人々は日々の暮らしに魔法を取り入れ、研究を重ね、知識を大切にする。そして、その知恵と冬の静けさを司る玄武を深く敬っていた。
神の存在は、遠い伝説ではない。
この街の人々にとって、玄武の暮らしの中に根付いていた、確かな信仰の対象だった。
そんな神殿から少し離れた研究室で。
ゲンヅキ「なにこれ〜!!!ちょっとなんかやばい事になってるけど、朝から何してんの!」
カイダ「….東の森にいた珍しい魔物を解体して実験してる」
ゲンヅキ「いや!朝からやる事じゃないでしょ!!やめてよ!」
ナガオ「うわぁ〜ひっでぇな、これ。壁まで行ってる。」
カイダ「もちさんに頼まれたんだよ。珍しいのがいたから見てくれないって。だから仕方ない!」
神殿であれほど敬われてる神様も、研究室では普通に怒られる。
彼らには信仰心というものがないのか!と思いつつ、2人は片付けを手伝ってくれるので何も言えない玄武様である。
カイダ「よーーし!片付けも終わったし、この書類まとめてもちさんのとこ行こーと。」
*
西の街では、朝から大きな歓声が響いていた。
「そこだ!押し切れ!!」
「まだいける!踏ん張るんだ!」
広場では武道の稽古が行われている。
西は武道に特化した街。
腕を磨く者、技を競う者、己の限界を越えようとする者。
この街では、強さとは単に相手を倒す力ではなく、自分自身を鍛え続ける姿勢でもあった。
そんな中、西では尊敬できる存在がいる。
四神の白虎・加賀美。
四神の中でも武道に秀でた神である。
カガミ「今の動きは良かったですね。ただ、最後に重心が浮いていました。次はそこを意識してみてください。」
モブ「はい!ありがとうございます。白虎様。」
白虎の言葉に若い武道家は深く頭を下げた。
北ほど信仰心が高いわけではない。
だが、白虎は人々にとって、努力の先にいる目標だった。
神殿で遠くから拝むだけではない。
武道や鍛錬を通して神を敬うのである。
モブ「白虎様!私とも手合わせを!」
カガミ「ええ、もちろん。順番ですよ」
加賀美は穏やかに笑った。
ーーその日の稽古が終わったあと。
モブ「白虎様。この後はどうなさいますか?」
カガミ「そうですね….。久しぶりに東でも行ってみましょうかね。」
モブ「東、ですか。そういえば最近珍しい魔物が出たらしいですよ。」
カガミ「なるほど。まぁそれもかねて行きましょうか。東へ」
*
南の街では、昼になると街が一段と賑やかになる。
屋台からは甘い香りが漂い、酒場では陽気な笑い声が聞こえる。
広場では音楽が奏でられ、人々が楽しそうに語り合っていた。
南は美食の街。
美味しいものを食べ、好きな事をして、明日を楽しみに生きる。
人々は神への感謝を忘れたわけではない。
南の人々にとって朱雀は、少し身近で、賑やかな存在だった。
モブ「朱雀様〜!こっち見て〜!」
フワ「おっ、ええよ〜」
朱雀・不破は、呼ばれた方向へ行った。
モブ「ねー!朱雀様!お祭りの試作品食べてみた!?」
フワ「あ〜食べたで、めちゃ美味かった!」
モブ「ですよね!!あと、あそこの角のお店!そこも新作が出てるんで食べてみてください!」
フワ「お〜わかった!」
不破はケラケラと笑った。
西では、神様に祈ることだけが信仰ではない。
神が街に来たなら、言葉を交わし、笑い合う。
それが南らしい神との付き合い方だった。
フワ「そろそろ東に行こかなぁ」
モブ「もう行っちゃうんですか」
フワ「おん。もちさんとこ!今日もおるやろ」
そう言って不破は笑った。
*
そして東の街。
4つの街の中で最も古い歴史を持つ。
昔ながらの街並みが残る一方、新しい店も増え、通りは多くの人で賑わっている。
人々は働き、笑い、買い物をし、家族や友人と楽しく過ごす。
その暮らしの中に、青龍への信仰は確かにしていた。
しかし。
他の街と比べればその熱心さは控えめであった。
「青龍様は今日、どこにいるのかねぇ」
「さぁまた街にいるんじゃないのかな?」
「神殿でお祈りをするより街で会う方が多いくらいだしねぇ」
「この前なんて、店先でお団子食べていたよ」
「ふふっ、青龍様らしいわ」
人々はそう話しながらいつも通りに過ごしている。
別に嫌っているわけではない。
むしろ、親しみを持っている者も多い。
ただ、あまりにも身近すぎるのだ。
神殿の奥で鎮座する、手に届かない神様。
そんな存在ではない。
街の人々と話し、笑い合い、時には子供から菓子をもらう。
そんな神様なのだ。
モブ「青龍様!おひとつどうですか?」
ケンモチ「おっありがとうございます!」
街の通りで少年が出してきた串団子を受け取る。
紫色の髪。翡翠色の瞳。16歳くらいだろうかまだ幼さが残っている。
青龍・剣持である。
ショウネン「青龍様はまたお散歩?」
ケンモチ「神でもお散歩や買い食いはしますよ」
ショウネン「そっか!」
少年は納得したようだ。
剣持は団子をひと口食べて笑った。
ケンモチ「うん!美味しい!」
少年は嬉しそうに「ありがとうございます」と言って中へ入っていった。
ケンモチ「いい天気ですねぇ」
穏やかな風が吹く。
木々の葉が揺れ、道端の花が小さく首を振った。
いつもと変わらない、東の午後。
ーーのはずだった。
さぁ!剣持のもとに現れたのは一体何なのか!
次回へ続く
うん、めっちゃ長くなっちゃいました。
約2,700文字!多いね
他の皆さんがどう書いてるのか分からないですが次も多分頑張るので!では
コメント
1件
うわあああ第2話まで読んだよ〜!🌸✨ 世界観がめっちゃしっかりしてて、4つの街と四神様たちの個性がもうすでにバチバチに立ってる!!北の玄武様が研究室で怒られてるのとか、南の朱雀様が屋台巡りしてるのとか、それぞれの神様との距離感の違いがエモすぎる😭💕 特に東の青龍・剣持様の「神でもお散歩や買い食いはしますよ」ってセリフに萌えた〜!!親しみある神様最高だよ!! 次回、何が現れるのか気になりすぎて夜しか眠れないんだけど!?次も楽しみにしてるね⋆⸜💕⸝⋆