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「 甘やかして 」
りょつぱ
「 んん… ここなんで弾けねぇんだろ… 」
ジャンジャンと鳴り響くギターの音に、自分の微かな舌打ち。新曲のギターが弾けなくて苦戦している。でもこんなことは結構あったし、レコーディングの1週間前程ですぐ弾けているようになってるのに、今はもうレコーディング2日前。弾けない、弾けない、どうしよう。
焦る気持ちと弾けない自分への嫌悪感。元貴達への罪悪感が芽生えてきて、思った。
俺は癒しが欲しい。試しに動物系の動画を見てみるが、可愛いなとは思ったがこの気持ちは無くならない。
「 … 涼ちゃん、 」
前もギターが弾けなくて苦戦していたら涼ちゃんが来てくれた。また弾けない時があったら僕のこと呼んでね、と涼ちゃんは優しく微笑みかけてくれた。
「 … もしもし、涼ちゃん? 」
「 ん、若井?どうしたの、笑 」
「 … 会いたい、 癒して欲しい… 」
ド直球な思いを伝えると、今行く。と声が聞こえすぐに電話は切られてしまった。
数分またギターを弾いて待っていると、ピンポーン、と高い音が聞こえてきて、ドアを開ける。
「 涼ちゃん、!! 」
ぎゅっっと会って早々抱き締めると、少しびっくりした素振りを見せて抱き締め返してくれた。
「 … 頑張ったねぇ、笑 」
自分が欲しい言葉を涼ちゃんは毎回くれて、抱きしめて、頭を撫でてくれる。
さすが最年長かもなぁ、でも、少し抜けてて天然なところが可愛くて、愛おしい。
大好きだよ。
ほんとに短い。朝小説書くの私向いてないよ。内容がすっからかん。