できる人と出来ない人。
これは、どうしても分かり合えない存在である。なぜあの人はできるのに、自分はできないのか。なぜ自分はできるのに、他の人はあんなにも苦労しているのか。
相手の気持ちが分からないからこそ抱いてしまう思い、不満や怒りが溢れてくる。だいたいこういう物語は出来ない人め戦の話が多いから、今回はできる人目線で行こうと思う。
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私は、できる方だ。
大抵の事は失敗せずにすることができる。決してそれを自慢したいわけでも、誰かをバカにしたいわけでもない。ただ…
「えー、また失敗したんだけど。なんで出来ないの?」
できない人の気持ちがわからない。
「私だけできないって、不公平じゃん!」
自分が出来ないからって被害者ヅラして、他人のせいにすることの意味がわからない。
お前はなんの努力をしたんだよ。なんでそんな被害者ヅラして可哀想アピールするんだよ。なんでそれでみんなに応援されたりしてんだよ。
そんな思いが溢れてくる。
「なに?できるからって知らんぷりするの?いいよね、できる人は。できない人の気持ちが理解できないんでしょ。そうやってバカにしてると、いつか誰もあんたのこと見てくれなくなるんだからね。」
なんでお前にそんなこと言われなきゃいけないんだよ。なんで悪者にされなきゃ行けないんだよ。出来ない奴の気持ちなんか分かるわけないだろ。できないことを棚に上げて、一丁前に説教してくんじゃねえよ。
「できない人に寄り添ってあげるのが、本当のできる人だ。」
知らねーよそんなの。なんで寄り添わなきゃいけない、助けてやらなきゃいけない。意味がわからない。できない方が悪い。出来ない奴がかっこよく語ってんじゃねーよ。
こんなに思う私は、悪者なのだろうか。そんなこと考えるな、と言われるのだろうか。この話をできない人に話したら、またムカつく説教をされるのだろうか、出来ない奴に。
それでも私のこの考えは揺るがないだろう。
お前だけが可哀想なわけじゃない。泣きわめくな。被害者ヅラするな。お前のその態度で、責められるやつが、傷つくやつがいるってことをよく考えろ。この出来損ないが。
…だけど、もしいつか本当に困っている人が居たら、その人が助けてと言ってきたら、私はこの言葉をかけられるのだろうか。
その時は、こんなこと関係なく自分から寄り添いたいと思えるだろうか。いつか、自分から寄り添えるような人になれるだろうか。この世に、できないのに何もしないで文句を言って悪者にしてくるやつは沢山いる。そんなやつは大っ嫌いだ。けど、そうじゃないやつは、大好きになれるだろうか。そうなれたらいいな、と1人静かに思う今日この頃であった。
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