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りり
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なむ ᩚ ✞

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この世の全てと関係ありません。ご本人様の目に触れるような行為はやめてください。
この先伏字がありません。
雷だからワンチャンこうなるのか…?
と考えた妄想の産物になっております。
⚠️usmについて捏造あり⚠️
⚠️妄想でしかない⚠️
⚠️mbアナウンサーが話す⚠️
⚠️作者はDyticaにわか⚠️
登場⤵︎ ︎
◾︎Dytica、Oriens(主にusm)
地雷の方は閲覧をお控えください。
「ん、雷。」
外で伊波と話し込んでいた叢雲がぴく、と反応する。
そんな叢雲を見て伊波が思わず尋ねた。
「えっ何?雨降る?」
「んーや、雷の音がするだけや。 」
伊波は首を傾げた。
今は雲ひとつない晴天。これから雷がふるだなんて予想もできないからだ。
でも叢雲は忍者で耳も良い、信じる他ない。
「マジかぁ…って!機材やばくね!?
戻してくるから中入ってろカゲツ!!」
「はぁい。」
返事をして家の中に入る。
中でエンカウントしたのはくつろぎ感満載の星導だった。
思わず顔を顰めて声を漏らす。
「げ、タコもおんのか。」
「いちゃまずいですかー?
いいじゃないですか、任務もなくて暇なんですし?」
「雷くるしな。」
マグカップを片手に小柳が言った。
雷がくるなんて叢雲でようやく分かる、微細な音だ。小柳が分かったのかと驚く。
セーフ!と大量の機材を両手に、入ってきた伊波を横目に尋ねた。
「知っとったんか?」
「警報。」
くい、と小柳が指さした方向にはテレビ。
そこで流れていたニュース番組に特徴的な音が鳴って、アナウンサーの声色が変わる。
『速報です。
ただいまより東一帯が停電となる恐れがあります。
繰り返します。ただいまより、〇〇地域一帯が停電となる恐れが非常に高くなります。
また、周囲の電子機器や水辺には不用意に近付かない事、触れない事を徹底して下さい。感電する危険性が高いです。
落雷も予想されますので、外出されている方々は建物の中へ避難して下さい。』
「……なぁ、これって…。」
叢雲の声が低くなる。
同時に伊波が、パタンとスマホを机に置いた。
小柳はマグカップを乱雑に置く。
「俺らの方に連絡は一切なし。
…多分全部、東で片付ける気だな。」
「あいつらの負担も考えろよ…!」
「あいつらっていうか、まぁ一番は……」
ソファでだらりとしていた星導が、目線を外した。
「おいリト!いけんのか!?」
「あんま無理するとお前まで…!」
「リトくんしっかりしてよ!!」
片腕がだらりと垂れ下がり、力が入っていない赤城、足が血だらけで引き摺って歩いている緋八、ゴーグルが壊れ口から血を流している佐伯が宇佐美にそう叫ぶ。
彼もまた大怪我を負っていたが、それでも他の仲間よりも軽傷だった。
バチバチと稲妻がなる中、胸元にいる相棒にそっと尋ねた。
「…きりんちゃん、いける?」
きりんちゃん、と呼ばれたデバイスは勢いよく首を縦にふった。
まだ行けるよ、リト。大丈夫。
そう言った気がして思わず吹き出す。
流石はヒーローの相棒だ。
「ふは、ありがと。
……お前ら、ヒーローが負けると思うか?」
3人に聞く。
3人とも答えは同じだった。
全員血が流れていることも構わず叫び続ける。
「んなわけ!!」
「東のヒーローは日本一強いんだから!!」
「負けるとか有り得へんわ!!」
「だよ、なっ!!!!」
雷が宇佐美の体を駆け巡る。
己の拳をぶつけ合わせ、小さな雷が起きた。
変わらず血はドクドクと流れ続けている。
しかし彼の本気が、ヒーローとしての意地がその稲妻に流れ込んでいる気さえするのだ。
みんなを笑顔にするヒーロー。
それが、宇佐美リトだった。
「ブーストかけまくってぶっ放す!!!!
待ってろKOZAKA-C!!!!」
そう言って巨大化した敵の元に突っ込んで行く。
赤城、緋八、佐伯は気が気じゃなかったが、今は彼の幸運をひたすらに祈るだけだった。
「Oriensさーん、無事?」
ひょこっと顔を出したのはDyticaの面々。
叢雲の手には果物がたくさん入ったバスケットがあった。
「えっ、何なに?お見舞い来てくれたの!?」
「カゲツがねぇ、行きたいって言ったから。ねぇカゲツー?」
「子ども扱いすんな!」
威嚇するように星導を睨む。
しかし星導は全くダメージを受けていない。
茶番はそこまでにして、と病室に伊波と小柳が先に入る。椅子を病室の真ん中に置いて、伊波が座った。
「…んで、おたくの麒麟は大丈夫なんすかね?」
「まぁ…なんとか。KOZAKA-Cには勝ったで、もちろん。 でも色々怪我が酷くて…
きりんちゃんは精密検査しとるだけ。リトは、今レントゲン撮っとる。治療は終わったはずなんやけどなぁ。」
「リトくん足が痛いって。
怪我してない箇所だったから骨折かも。」
「おうマジか。」
佐伯の衝撃的告白に思わず驚く。
ヒーローの力を使うには、確かにそれ相応の代償は払わねばならない。
それなのに街一帯全て停電にしてしまうような電気を放出したのだ。 こうなってしまうのも無理はないだろう。
「リトが全力出す時は、いつもニュースに乗んねん。 停電とか、感電とか、落雷とか。
俺嫌やわ、知らんとこで仲間が死に物狂いで戦っとんの知るの。」
「…まぁ、そうだよね。
俺も嫌だもん。戦ってるって直前まで分からずに、仲間が死にかけてるの知るのは。 」
赤城が静かに同情する。
病室に、重い空気が流れる。
「ま、いいじゃないですか。
今回Oriensがいたんですし、もしまたこうなれば誰かが助けに行けば。」
空気を壊したのは星導だ。
もっともな意見にDyticaが驚愕する。
「お前そんな事言えんのか…?」
「こいつ偽モンじゃね?」
「タコに何したんやお前!」
「本物の星導ですよー?」
「…っふ、…あっははは!」
ガヤガヤしだしたDyticaだが、緋八の笑い声に話が止まる。
何だあいつ、気でも狂ったのかと若干引き始めると、謝りながら緋八が微笑む。
「いや…ほんま、Dyticaのがやっぱ頭ええよな。 」
「今のどの辺に頭の良さ感じた…? 」
心配そうに(ガチで気でも狂ったのかと言いたそうに)伊波が聞く。
「誰かがピンチならヒーローが助けに行けばいい…当たり前やんな!ほんまに!」
「…おぉ…?当たり前じゃね、それ…?」
心底理解ができないと言わんばかりに小柳が答えた。他の3人も困惑している様だ。
「まさか星導に言われるとはなぁ!」
「ん?ちょっと待ってください、もしかして今俺…バカにされてる??」
「多分ってか絶対そう。」
「どんまいタコ。」
「タコタコ言うのやめろや!!」
「じゃあこれからはよろしくな、
Dyticaの皆さん!」
Dyticaのコントが始まりつつある時、緋八が満面の笑みでそう言った。
見ると佐伯も、赤城も同じだった。
思わず苦笑する。
「いやいや、何?
俺らそんな非情なやつに見える?」
「仲間が困ってたら助けるだろぉ!」
「流石にな。ヒーローだしな。」
「困ってる人いたら助けなくちゃですからね。」
全員が各々答える。
そりゃそうかと何だか皮一枚向けたような顔をして、Oriensがニヤリと笑った。
「よっし!流石ヒーロー!
ほんでリトの様子見に行くで!!」
「えっ、いきなり!?」
「もう終わるんやて検査!」
「見舞い行こ!見舞い!」
「病室ここだろ。」
ヒーロー達は小競り合いながら、病室を後にした。
ちなみに今回のMVPである宇佐美は、やはり結構な重症だったらしい。
コメント
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雷の予兆から始まる導入、すごく好きです。叢雲の耳の良さと小柳の警報――同じ情報でも入手経路が違うだけで印象が変わるところ、世界観の厚みを感じました。宇佐美リトの「ヒーローが負けると思うか?」には胸が熱くなりましたね。最後の病院シーンでDyticaとの軽妙な掛け合いが効いていて、重くなりすぎない絶妙なバランス。続き、気になります。