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初デート当日。
何着ていこう?
服に興味無い、あたし。
とりあえず、無難にワンピースかな…。
1番お気に入りのワンピースを着て出掛けた。
待ち合わせ場所に到着15分前。
まだ、来てないみたい。
待ち合わせ5分前になった頃。
「早いな!待たせちゃった?」
「楽しみで早く着いちゃいました!」
「楽しみにしててくれたんだ、嬉しいな。
じゃあ、行こっか。」
初デートは、映画館に行った。
その当初。流行っていた携帯小説の
恋愛系の映画化が決まり見たかったやつ。
とても感動した。
けど、人前じゃ涙は見せたくない!!
そんなあたしは必死で堪えていた。
その後は、マクドナルドでお昼を食べた。
中学生のお金事情じゃ、こんなもん。
映画の感想の話をして、とても楽しかった。
時間はあっとゆーまにすぎた。
17時。
「楽しかった?」
「楽しかったです!見たかった映画も見れてよかったです!」
「そか!よかった。今度は、どこ行こうかね?」
「遊園地とか。遠いですよね…」
「そだなあ。バスで1時間ちょいくらいか」
「そうですね。」
「検討してみよう!」
「はい!!」
「ってか!こないだの約束覚えてる?」
「え?」
約束……なんだっけ。。
「敬語!使ったらなんて言った?」
「…っあ!」
思い出した。罰ゲーム……。
「ご、ごめんなさい。罰ゲームって
あたし何したら……。」
「どうしよっかなあ。そろそろ帰らなきゃだしなあ〜」
と、言いながら先輩の顔が近づき
前髪をあげられる。
あたしは。何か痛いことでもされるのかと
思って、咄嗟に目をギュッとつむる。
柔らかいものがおでこに触れた。
「??」
そっと目を開けた。
「罰ゲーム。本当はキスしたかったけど
今日は、やめとく。代わりにおでこにしといたから笑」
優しい。幸輝先輩に、涙が出そうになった。
おうちまで送ってくれた後、
「また明日な!」
そう言って、別れ。初デートは終了した。