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整地付き合ってる(つまりBL)
🔞はない
死ネタあり
誤字有かも
下手
毎日、変わらない日常
変わらない風景
変わらない景色
それに伴って、俺も変わろうとはしない
きっと、彼もそうだろう、そう思っていてほしい。
毎日同じような繰り返しだけど
幸せも繰り返される。
だから変わらない、変わろうとしない
今日もソファの上でのんびりする…予定だったが
今日は俺の家にきりやんが引っ越してくる日だ。
付き合って数年経つが、同棲は未だにしていなかったのだ。
理由はただ単に、きりやんの親からの許可が下りたからだ。
俺の両親は、好きにしろ、との事だった為、いつでも迎えれる準備が出来ていた。
その言葉を聞いた当初は頭に来たが、今思えば不器用な保護者なりの優しさだったのかもしれない。
プルルルル
きりやんから電話が来た、そう思って携帯に手を取るときりやんからでは無かった。
どうせ怪しい企業かなんかだろうから、出ないでおくことにした。
数時間が経ち、約束の時間はとっくに過ぎていた。
時間が経つごとに、不安が募っていく。
流石に遅すぎる為、電話しよう。
プルルルル、プルルルル、プルルルル
無機質な音色が、俺の不安な気持ちを表していた。
…何度も何度も掛け直すが出ない。
もう耐えれなくなり、きりやんの家に向かおうと玄関を開ける…と
kr 「…ぁ、」
sm『きりやん???』
kr「…ごめん、思ったよりもする事多くて遅れちゃった、w」
目の前には、愛おしくて仕方がない、俺の彼氏。
いつも通り顔は整っていて、少々跳ねている金髪
そう、いつもと変わらない…はず
kr「………俺の顔、何かついてる?」
sm『…っ!い、いや…///』
随分顔を見つめていたようだ。
…顔が熱い
sm『…きりやん、今日なんかあった?』
…そう聞く動機は、それ程の違和感から来た物だ。
kr「………どうした、wなーんもないよ…?」
sm『そ、そうか』
kr「…なぁ〜に、?ぎゅーする、w?」
少し顔を赤くして言う彼
sm『…する』
kr「へっ?//」
断るとでも思ったのだろう、きりやんの顔は、先程よりももっと顔が赤く染まっていた。
kr「…???」
思考停止している…
こうなったら…!
sm『…ん』(抱
kr「!?!?!?…///」
…驚いてやんの、
でもちょっと…恥ず、
sm『…からかった仕返しだ、ばーか…///』
抱きついている感覚を感じながら、こう思う。
…今日は、きりやんの体冷たいなぁ…って
まるで、死人のような…
違和感も、凄い…
sm『…隠し事、無しだから 』
kr「………」
悲しそうな顔しないで、
何かあったって確信してしまうじゃん
…プルルルル、プルルルル
kr「…スマイルのスマホから?」
sm『うん、さっきも来たんだ』
kr「さっきも…ね、」
kr「…怪しいやつじゃない、?出なくていいよ」
sm『あ…うん』
ー1ヶ月後
同棲して、約1ヶ月が経過した。
幸せだなぁって、毎日思う。
でも、触れたときのきりやんの温もりはずっとなくて
死人みたいな冷たさも、変わんない。
kr「…スマイル、今日_」
ー思い出の場所
sm『…きれー、』
kr「久しぶりに来たな、w」
此処は、俺らが付き合い始めた場所
その時の記憶は鮮明に脳裏に刻まれている
kr「いやー、w告白する時すっげー緊張したわ、ww」
そう、告ってきたのはきりやんだ。
sm『まじであの時嬉しかったよ』
kr「…ぇ」
sm『両想いだったなんて、夢かと思った。』
kr「…あのツンデレスマイルが…デレ!?!?!?」
sm『ツンデレじゃねーよw』
…ツンツンしたくてしてるわけじゃないし
sm『…恥ずいじゃん』(小声)
kr「ふーん、照れてるスマイルも好きだよ」
sm『んなっ…聞こえてんのかよ…//』
kr「ばりばりに聞こえてんだよw」
出会いから現在までの話を沢山する。
太陽は沈みかけていた、だけど
話が尽きる様子はない。
sm『…そろそろ』
…あ、そうだ
俺は、そこら辺に生えていた花を摘む
kr「………」
何故か君は俺に背中を向けている。
sm『…きりやん』
kr「………ん、?」
こちらを向いた。
君に違和感を覚えた日から、儚く、この世の者ではないような雰囲気を纏っている君の耳に。
sm『…お返し、』
紫のキキョウをかけた。
君は何処か悲しそうに、微笑んでいた。
sm『……………え?』
その花は、落ちた。
それと同時に、きりやんの姿は消えていた。
sm『きりや…ん?』
まるで、もう既に存在は無くなっていたかのように、何も無い。
sm『…ん?』
ふと、胸ポケットに何か入っている感覚がする。
今日は何も入れた無かった気が…
胸ポケットには、白い彼岸花。
それと共に、一枚の紙切れ、その紙には…
sm『…おいていってごめんね…?』
その紙切れの右下には、”きりやんより”と書かれている
…とりあえず
sm『探さなきゃ』
じゃないと、平常心ではいられない。
家、きりやんの実家、一緒にデートした場所、通っていた学校
全部全部巡った。
でも、もうこの世には存在していない、そう思えるほど見つかんなくて。
プルルルル、プルルルル
電話が鳴る、これに何かのヒントがあると信じて。
電話を出た
???「ぁ…やっと出た…」
???「尾霧凛斗さんのご友人でございますか…?」
尾霧凛斗…きりやんの本名…?
sm『…はい、それがどうか致しましたか…?』
???「尾霧さんが」
“交通事故にあった事はご存知でしょうか”
sm『…ぇ?』
話を聞くと、電話の相手は医者で、何度も電話してくれたそう。
凛斗は、俺の家の住み始めた日、家の来る前に、交通事故に遭ったそうだ。
…それで、死亡が確認された…と
その後、何も考えることができなかった。
…そういえば、
“彼岸花って、食べたら死ねるんだっけ”
気がつくと、口に彼岸花を入れていた。
良かったら花言葉とか調べてみてね(ミスあるかも)
実を言うと最初プリ小説でこのお話投稿したけど
伸びなかったのでこちらで投稿しました