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恋を自覚するまで
第8章気になる存在
体育祭が終わってから、あかねとボスキは以前よりも一緒にいる時間が増えていた。
朝、教室に入れば自然と目が合う。
昼休みになれば、どちらからともなく話しかける。
放課後になれば、一緒に帰る。
それがいつの間にか、二人にとって当たり前になっていた。
「ボスキ、おはよう」
「……おう」
「今日、眠そうだね」
「昨日遅くまで勉強してたんだよ」
「珍しい」
「悪いか」
「ううん。頑張ってるんだなって思った」
あかねが笑う。
その笑顔を見て、ボスキは一瞬だけ視線を逸らした。
最近、自分でもおかしいと思う。
あかねが笑っていると、嬉しい。
あかねが落ち込んでいると、気になる。
あかねが他の誰かと楽しそうに話していると――面白くない。
以前はただの「嫉妬」だと思っていた。
けれど。
それだけではない気がしていた。
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コメント
1件
ああ〜、これはじれったくて良いやつだ…!「嫉妬」だと思ってた感情が実はもう恋だったって、ボスキ本人が気づきかけてるのがたまらない。「面白くない」って言葉が恋の自覚の入り口すぎる。朝目が合う、昼話しかける、帰り道が当たり前になっていく描写も丁寧で胸きゅんが止まらない。続きすごく気になる!