テラーノベル
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読むなら前回の仕様書を読んでねー!!!
一話目~っ!
宜しく!
其の日、ある研究所が爆発、全焼した。
中の人間は全員死亡。
非検体だけは全員生きていた。
何処かで、狼の遠吠えが聞こえた。
森を抜けた崖の上に、大きなナニカが居た。
其れは月明かりに照らされ、体で光が反射した。
ツァボライトの様な鮮やかな緑の体毛。
琥珀色の瞳、鋭い眼光。
そして印象的な尻尾と角。
尻尾の先にはめらめらと燃える炎が宿っている。
一見すれば大きな狼。
そして、もう一度、
わおん、
と吠えた。
「……はぁ”…ヒマ、」
少女はそう嘆く。
「今は仕事が無いんですよ、好きにしていて下さい」
嘆く少女に対して、青年が適当に返す。
少女の名は「ヴァージニア・ウルフ」。
金属の様に鋭い銀髪。
名前の通り、ウルフカットにしている。
右目はルベライトの様な力強いピンク、
左目はシトリンの様な神々しいイエロー。
そして、耳。
「世では私の様な見た目は『ケモ耳』とか、『獣人』とかって云われるんだねえ、」
耳は、頭から生えている。
若干後ろ向きに生えている、少し長めの耳。
形は、猫、狐に近い。
猫の様な尻尾も生えている。
「人間からしたら私の見た目って面白い?」
ヴァージニアは青年に向かって、尻尾をふりふりと振る。
「まあ、見る分には興味深いとは思いますよ」
そう返す青年の名前は「フョードル・ドストエフスキー」。
さらさらとした細い猫っ毛な黒髪。
まるで繊細な糸の様にすらりとした体躯。
スピネルの様な深みのある紫の目。
吸い込まれて仕舞いそうな目だった。
「……ヒマだから、寝る」
ヴァージニアはふわあ、と欠伸をして伸びた。
「どうぞ、おやすみなさい」
「寝るとは云いつつも、眠くはないんだよなあ…」
ヴァージニアは窓の外を眺めた。
一面真っ白。
雪だ。
此処はロシア。
(私はミコッテ族、寒さには異常に強いんだよね~)
「散歩しよ」
少しサイズの大きいパーカーを乱暴に羽織り、猫の耳の形をしたフードを被り、
外に出た。
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ヴァージニアはあてもなく歩き出した。
此の土地の地形は頭に入っているので、迷う事は無い。
気付けば森の中にいた。
「ありゃま、此処まで来ちゃった…」
月が良く見える。
星も無数に輝いていて、人間には理解出来ない会話を交わしている様に見えた。
「………ん、?」
遠くに、火柱が見えた。
「火事?!」
火事だと気付いた時、
プルルルルルッ
「わあっ、」
電話が鳴った。
「はい、もしもし、」
電話に出たのは、フョードルだった。
「火、見えますね?」
「うん、見える、でも遠いねえ」
「貴女の異能力で、其の炎を消せますか」
「勿論、私此の森結構好きだから、消えちゃうのヤダし」
ヴァージニアは電話を切り、フードを脱いだ。
「ふう……異能力、『波』」
そう云った直後。
少女の背後から、巨大なドラゴンが出現した。
其のドラゴンは水を纏っていたせいか、其の周辺の空気の温度が数度下がった様に感じた。
「やあ、ジャバウォック」
ヴァージニアはドラゴンに話し掛けた。
「喋っている暇は無いぞ、ヴァージニア」
恐らく10m近くはあるであろう体躯。
藍色の体。
目はパライバトルマリンの様な透明感のある青緑色。
低くも、通る声。
「よし!乗ーせてっ!」
ジャバウォックと呼ばれたドラゴンの背に飛び乗る。
「飛ぶ、しっかり掴まっておれ」
ドラゴンは背に付いた大きな翼をはためかせ、
夜空に飛び上がった。
上空の気温は、普通の人間じゃ凍えて動けなくなって仕舞う程冷たかった。
「そーいや、ジャバウォックは寒くないのお?」
とヴァージニアは云った。
「何を云うかと思えば…我はマイナス1000°からプラス1000°までは耐えられる」
ジャバウォックは平然と云い放った。
「すごおい」
「まあ今の我は異能だからな」
そう話している内に、火元の施設が見えてきた。
「あ、あれ」
「了解した」
火柱の真上まで来、
「揺れるぞ、落ちんようにな」
ジャバウォックは咆哮した。
口に青白い光が溜まってくる。
もう一声。
大きく炎々と燃え盛る炎に、其れを上回る威力の水の塊が落ちる。
炎は水に包まれ、一瞬で消えた。
「おおー」
ヴァージニアはぱちぱちと拍手をした。
「む…如何やら此の施設、訳アリらしいぞ」
と、ジャバウォックはほくそ笑んだ。
ふわふわと翼を振り、ゆっくりと地上に近付く。
すると、地上に着く前にヴァージニアがぴょん、と飛び降りた。
「あの中、調べて来る」
「嗚呼、了解した、……では我は戻ろう」
ジャバウォックはそう云い、霧状になってヴァージニアの体に溶けていった。
「またね、ジャバウォック」
フードを深く被り、目の前の施設に向かって歩き出した。
「フョードル~?火事起きてた施設、何か面白そうだから調べてみても良い?」
「僕も気になって少し調べてみました。研究施設のようですね、其処は」
フョードルは少し声をくぐもらせて云った。
「良いですよ、お好きに」
ヴァージニアは食い気味に云う。
「あはは~そう云うって分かってた~!
行って来るね~っ!」
ぷつ、と電話が切れた。
「、はあ……相変わらずマイペエスな方だ」
私は施設の中に入った。
人間よりも暗い所に強いので、目は直ぐに慣れた。
奥に進む。
此の部屋は、恐らく研究室。
沢山の電子機器や実験道具があった。
「全部燃えちゃったかなー…」
周りをきょろきょろと見回す。
…原型を留めている物は中々無い。
別の場所も見てみよう。
暫く進むと、地下に続く階段を見付けた。
「おっ!良いね良いねこういう雰囲気!」
私はわくわくし乍ら階段を降りた。
降りた先には、檻の付いた広い部屋。
そして[実験室]と書かれた部屋。
此処には、火が回った様子は無い。
火の匂いはしない。
其の代わり、
「……駄目だ此処、血と死体の腐った匂いがする」
嗅ぎ慣れた匂いがした。
其の時。
「だれかいるの、?」
奥の方から、幼い少女の声がした。
其れに続く様に、
「おねがい!たすけてっ!!」
複数人の子供の声がした。
「っ、!」
私は反射的に駆け出していた。
檻のある部屋。
中には、10人弱の子供。
「はっ?!」
皆んなが檻に駆け寄って来た。
「だして!」
「たすけて!」
子供達は、枯れ枝の様に細く、不健康に見えた。
「分かった、直ぐに出してあげるね」
頑丈そうな南京錠を見付けた。
私は持っていた針金の先を曲げ、南京錠の鍵穴に差し込んだ。
子供達は、其れを唯じっと見詰めていた。
数秒後、かちゃりと中の組織が噛み合う音がした。
私は檻の戸を開けてやる。
子供達が一斉に飛び出して来、私に抱き付いた。
「ありがとう!おねえさん!」
きっと此の子供達は、此処の非検体の子達なのだろう。
直感でそう思った。
でもそんな事を考えている暇はない。此処から出してやらねばいけない。
私はちょいちょいと指先を上に向け、指を振る。
【ついて来い】というハンドサインだ。
其れを察し、子供達はてくてくと私に続いた。
階段を登り、施設の外に出る。
「じゃあ、私の異能力で安全な処まで連れて行くね」
そう云い、手を掲げた瞬間。
「ガオオッ!!」
私に、巨大なナニカが突っ込んで来た。
「うわあおっ?!」
私は衝撃で吹き飛ばされる。
「いっつつ……ん、おやぁ、…君は…」
私は其のナニカを見据える。
見覚えのあるモノだった。
おかえりー!
一話目だからか、張り切って3,000字以上書いちゃった…。
多分、字数はばらばらだと思う。
キャラクターのお目々の色を説明する時、
「宝石や!」
って直感で思って、ヤホー先生で調べて、最も色が近い宝石の名前を引用した。
良かったら調べてみて~!
そしてセリフじゃない、三人称視点のナレーション的文章ってあるじゃん??
アレさ、苦手で…今回頑張ってみた。
読んでる人が其の光景を頭の中で綺麗なアニメーションになる様に!!
❤️は1000お願いします!!
読んで呉れて有難う~っ!!!
コメント
7件
ぇぇ、、好き。(( ナレーション書くの上手すぎて悶えちゃう、(?)