地下室の皆を部屋に引っ越させたある日、無言で部屋に入ってきた男がいた。
こいつは…、先週買ったメガネじゃない方。
「部長が引っかかっても、俺はやれないからな!」
「…おぉ」
少し聞き覚えのあるセリフに安堵した、本当に仲間なんだな…と思いながら笑みが溢れた。
「いいよ、別に。頑張れ。」
グルッペンと似た事言ってる彼は誰なんだろう。
「ねぇ、名前教えてよ」
「ショ…誰が教えるかよ!じゃあなっ!」
少しおちゃらけも入ってるのか、茶髪君は出ていった。
遠くでコネシマの声が聞こえる、仲いいのかな…なんて考えながら開けっ放しにされた私の部屋の扉を閉めた。
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