テラーノベル
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紫「ッ、、った…」
瑞「ぁ、ごめっ…、だ、ぃじょうぶ、、? 」
紫「あ、大丈夫…思ったより深かっただけ」
瑞「なら…よかった…ぁ、、(にこっ」
こさめは人を傷つける癖がある。
腕でも足でも顔でも、お構い無しに
今は俺の腕をカッターでいとも楽しそうに
ざくざくと切り続けている
慣れているので痛みはあるが耐えられる。
さっきみたいに、俺が痛がれば
心配はしてくれる。辞めてはくれない
瑞「……、、♪」
紫「………」
でも、この時間は俺は嫌いじゃない
俺の膝の上に乗って、呑気にカッター
動かしながらにこにこしてる
こさめも楽しい、俺も嬉しい。
誰がなんと言おうとWin ー Win だ
紫「……かわい、」
俺はふわふわな髪の毛を触りながら、
独り言をこぼす
瑞「んへッ…もっと言うてや…な、…♪」
可愛い、可愛いと何度も口にすると後ろ向きでもわかるくらいに 目に わかるように登る口角、
可愛いヤツめ。
紫「ん、かわいいよ、こさめ」
そう言って膝の上に乗っているこさめを
軽く抱きしめる。
瑞「ちょッ…//、、腕動くやん…、、///」
耳を真っ赤にしながらそんな文句を垂らす
ただ、愛おしくて仕方ない
いくらなんでも動作が可愛すぎるので
こっちに顔を向けさせたくなる。
紫「こさ、こっち」
瑞「ん″ッ…//、、ちょ、ばか深く切れるやん」
紫「切れるのは変わらん」
半ば無理やりにこっちを向かせる
お互いに目が合い、俺の顔が緩むと
こさめの顔は真っ赤に染まる
俺の切れた腕よりも赤く鮮やかに、
こさめは 笑顔がなる
あー、こいつ…ほんと可愛すぎ。
紫「なぁこさ、…好きだよ」
あまりにも顔を見ると襲いたい衝動にかられるので赤く小さく、愛おしい唇にしっとキスを堕とす
瑞「んっ… 、はぁぁ…ばか、///」
俺にキスされるとんむ、とした顔で 上目遣い。
そしてばか、という一言
こいつは自分の可愛さを理解しすぎている
紫「…ほんと好きだわ、(笑」
こさめが悲しむなら女だって生かすし
こさめが喜ぶなら男だって殺す。
こさめがおれを傷つけるのは本能であって
愛情表現な訳でもあって
こんな傷いたくない
痛いなんて言いたくない
そして多分、俺の溺愛はこれからも変わらない
コメント
1件
聖なる夜ですがこの物語まじ関係ないです