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#ご本人様には関係ありません
なちゅ ♡
26,416
赤「そぉーだ!台本!」
赤は思い出したかのようにカバンを漁る
黄「あと4日でしたっけ」
彼は少し考えて言った
赤「そうなんだよぉ〜、お寝坊さん」
カバンから台本の下書きを取り出し、
ページをめくりながら言う
黄「お寝坊だったのは昔の話です、」
ほんのり顔を赤くしながらそっぽを向く彼
そんな彼を見た赤は
赤「そうだったねw」
笑いながら彼にあるページを見せる
彼はそのページに目を通す
黄「これって、、、」
彼は赤と台本を見比べる
赤「いいでしょ?ちょっと書き直したんだ」
赤は台本を持ち直し
ページの文字をなぞる
赤「やっぱりhappy endがいいよね!」
赤は歯を見せて笑った
彼は 少し笑って
黄「そうですね!」
病室には 台本を書く
2人の声が響いた
赤「ちょっとここ変?」
黄「この言い回しでもいい気がします」
赤「確かに!雰囲気に合う!」
黄「設定少し変えましょうか」
赤「どうするの?」
黄「泣き虫にしましょ」
赤「ちょっと、黄ちゃん!」
黄「目まだ真っ赤かですよ?」
赤「嘘っ!」
黄「冗談です」
赤「騙されたぁ〜」
黄「ふふっ」
赤「笑わないでぇ〜」
真っ白なページが少しずつ
会話文で埋まっていく
時々、ふざけあいながら
じゃれあいながら
笑顔で 満たしていく
黄「そういえば赤、学校は?」
彼は赤の顔を覗き込みながら聞く
赤は私服
学校帰りに寄ったわけではない
赤「あぁ〜」
赤は目を横にする
彼はその動作を見逃さなかった
黄「ズル休みですか?」
呆れ顔で言う彼
赤「違うもん!お見舞いという理由が!」
否定する赤
手をバタバタと振る
黄「全く、明日行きますよ」
彼は赤を見ながら言う
赤「え、」
赤の動きが止まる
赤「やだやだ!黄ちゃんと一緒にいる!」
駄々っ子のように
反抗する赤
そんな赤を
彼は 落ち着かせるように
赤の頭に手を置く
黄「僕も行きますよ?」
数秒、
いや、
数十秒
沈黙が続く
赤「えぇぇぇぇぇぇぇ!」
赤の叫び声が病室に響く
彼は 思わず手で耳を塞いだ
黄「行きますよって言ったじゃないですか、」
彼はまだ手で耳を塞いだ状態で
赤を見た
赤「一緒に行くってこと⁉︎」
赤は彼に顔を近づける
そんな赤を手で遮りながら
黄「近いです、行きますよ」
少し微笑む彼
赤「でも、お医者さんが、、、」
黄「許可はとってあります」
不安そうにした彼に
彼はすかさず言う
赤「えぇ、いつ聞いたの?」
驚いた赤は
彼に聞く
黄「検査の時です、異常がないと言われたので」
赤は少しずつ顔が明るくなる
赤「じゃあ、準備しなくちゃ!」
そう、制服や荷物は
彼の家
取りに行かないといけない
黄「校長先生に許可取れませんかね、」
ポツリと彼が呟く
赤「校長に?」
赤は聞き返す
黄「一応、記憶障害のことは伝えていましたし」
彼は顔を少し傾けて
続けて
黄「あの家はちょっと、ね」
彼は苦笑いをする
赤は思い出すように
赤「あぁ、あの家はちょっと、、、」
赤も苦笑いする
カバンからスマホを取り出し
赤「電話してみよっか」
そう提案した
黄「お願いします 」
赤はボタンを押し、
スマホをスピーカーモードにした
先生『はい、もしもし』
赤「あ、3年3組のーー赤です。校長先生に変われますか?」
先生『赤さんですね、校長先生に変わります』
校長『はい、お電話変わりました』
赤「校長先生、お願いがあるんですけど、」
校長『はい』
黄「すみません、同じクラスのーー黄です」
校長『黄さん?』
黄「はい、記憶障害が治りました」
校長『治ったんですか⁉︎』
黄「はい、明日学校行きたいんですけど、」
校長『医者の方が許可していれば大丈夫ですよ』
黄「そうなんですね、あ、制服など持ってないんですけど、、、」
校長『まだ病院ですか?』
黄「はい、取りに帰るの難しくて、、、」
校長『明日は特別に私服でもいいですよ』
黄「本当ですか⁉︎」
校長『ええ、明日だけですよ?』
黄「ありがとうございます」
校長『せっかくなら赤さんも私服でもいいですよ』
赤「いいんですか⁉︎」
校長『1人だと心細いでしょうし』
赤「ありがとうございます!」
校長『では、これで』
黄「はい、また明日」
電話が切れた
彼と赤は顔を見合わせた
赤「よかったぁ」
赤の肩から力が抜ける
黄「教科書どうしましょう」
赤「置き勉してるから大丈夫!」
赤は親指を立て、
笑顔で答える
黄「自慢げに話すことじゃないです」
彼は笑いながら言った
黄「今日、病院泊まります?」
彼は窓の外を見て言う
外はもう真っ暗だった
赤「もうこんな時間⁉︎」
赤はスマホの時間を見て
驚いた
赤「泊まろっかな、話してくる!」
そう言って、病室から
走って出て行った
黄「走っちゃダメですよぉ〜」
彼は手を振りながら
赤に向かって声を出した
しかし、
赤の耳には届かなかっただろう
ーーーーーーto school,
コメント
1件
読み終えました〜!赤ちゃんと黄ちゃんのやり取り、すごく温かくて自然で、ついこちらまで笑顔になりました☺️ 「泣き虫にしましょ」「目まだ真っ赤かですよ?」の流れ、めっちゃ可愛い…。台本を直しながらふざけ合う空気感がリアルで、読んでて心地良かったです。 それに、校長先生に電話して私服OKもらえたシーンは、「ああ、ちゃんと黄ちゃんを迎える準備ができてるんだな」ってじんわりしました。 明日、2人が並んで学校へ行く姿、早く読みたいです!次回も楽しみにしてますね🌷