テラーノベル
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おはよう、おはよう!朝の賑やかなクラスに入る。
「あっ、おはよう!」
「おっす。お前また人の席に座って…パンツ見えてんぞ?」
「気にしなきゃいいじゃん。わざわざ教えるとかないわ~、黙って見ときゃいいのに」
「そんなはっきり見せられてもなんとも思わねぇよ。チラリズムってのはな…」
「はいはい、いいから!」
この大胆にパンツを見せてるのは石井。俺の前の席にいる大原という女友達と話すために、大体いつも俺の席を勝手に使ってる。
石井は俺には男友達の様な感じで接してくるので、石井相手だと自然と荒い言葉遣いになってしまう。
パンツが見えてても気にしないとか、本当に男なんじゃないかと思う。
「もう、邪魔邪魔」
「なんだよあたしの上に座る?(笑)」
「ばぁか、俺は重いぞ」
机の横にカバンを掛けると、仕方ないので俺も自分の友達のところに遊びに行く。
ホームルームが始まると石井は自分の席に戻っていく。それからは休み時間ごとに遊びに来るが、自分が座っていると、横に立つか俺の机に座るかして仲良し大原とのおしゃべりを楽しんでいる。
自分がトイレに行ったなら、待ってましたとばかりに席を奪われるんだ。
昼休み、当たり前のようにやって来た石井に、大原はトイレに行くと言って席を立つ。それを見送る石井。
「なんだよ、一緒に行かないのか?」
女子といったら何故か男子以上に連れションするイメージがあった。あるよな?
「あぁ、あたしはそういうのパス。トイレはさっと済ませたいよね。だらだら話しながら行って、終わっても鏡の前でおしゃべりとか時間の無駄じゃんね」
「やっぱお前、変わってるな」
「そう?」
他の女子と比べて断然話しやすいし。
「なんでお前が大原さんと仲がいいんだ?」
「え?まぁめいもサバサバ系だからかな?一緒にトイレ~とか言わないし」
ふぅん、普通にかわいい女子って感じだけどサバサバ系なんだ。
「てっきり大原さんの女の子っぽさを身に付けようとして一緒にいるのかと思ってたよ」
「え~あたしはこのままでいいんだよ!」
がばっ!俺の頭を抱えヘッドロックをしてくる!
「痛てて、おま、止めろって!」
おでこから目の辺りに柔らかな感触を押し付けられる。
「ギブギブ!」解放される「いきなりヘッドロックとか止めろよ!びびるわ」
「あたしに女の子っぽさを求めるなってことよ」
ガキ大将のような顔をしやがる。
しかし…本人は気付いていないようだ。俺が顔面でその胸の感触を味わっていたことに。これは…
「いいか?もうヘッドロックなんてすんなよ?」
「ん?しないけど?」
「そうだ、ヘッドロックはすんなよ?」
「しないってば」
「よし、ヘッドロックはしちゃダメだからな」
「しろってことじゃん!」がばっ!
再び締められる我が頭
「痛てて!おいおい!止めろって~」
「押すな押すなだろ?あ~やっぱお前面白いな」
ふふ、お前はチョロいな。
今回は石井が自然と離すまでたっぷり堪能させてもらった。
気付かないもんなんだな。
やっぱこいつ、中身は男か?
案外立派な胸の感触に、こういうのを着痩せするって言うんだろうか、と思ったりした。
コメント
2件

これが通じる時代背景ってことで(笑)
こいつ…策士だな?!