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翔の喘ぎ声と荒い呼吸が1つの部屋に響いていた。
…それと何かを貪り啜る音。
翔
ん゛んっ…♡
んあ゛っ♡
もっとぉ…♡
一惺
これ以上は…ダメじゃ?
身体が持たないかもしれない。
翔
いいの…♡
だってぇ…
吸血されるの、気持ちいい…♡
一惺
痛くないのか?
一惺は吸血鬼。
誘われるまま翔について行ったら半ば無理やり飲まされた。
そのままスイッチが入って今これ。
翔
痛い?
もちろん痛い…♡
好きな人に傷付けられてる、欲望のまま貪られてる、その事実が嬉しいだけ…♡
一惺
…分からない。
でも、翔がいいなら続ける。
翔
まって、激しいっ…♡
そんなにがっつかれたら…♡
甘い嬌声。
挿入したりせず
ひたすら翔の性感帯の首元が虐められていた。
無数の傷跡に無数のキスマーク。
傍から見ればグロい。
そうして早朝、太陽が登り始める。
一惺は体を起こして翔を見つめる。
浅い呼吸を繰り返していて、潤んだ瞳。
顔を赤くして恍惚の笑みを浮かべていた。
翔
やっぱり…欲望に忠実なの、大好き…♡
一惺は口元から垂れた翔の血を舐めとると
ごくん、味わうように飲み込んだ。
翔
ふふ、ふふふ…♡
ふふふふふふ……♡
さいっこぉ…♡
一惺
まだ言う?
翔
一惺が望むならずっと付き合ってあげる♡
一惺
もういい。
翔
派手に僕のこと食い散らかしたのに…♡
一惺
気が変わった。
ならやめてあげない。
翔
あっ…♡
覆いかぶさられて血も理性も吸い尽くされてしまったのだった。
コメント
1件
読了〜……うん、第37話、すごく濃かった……🥀 吸血鬼×人間で、痛みすら快感に変えちゃう翔くんの執着っぷり、好き。痛くて苦しくて、それでも“好きな人に貪られてる”って事実だけで幸福になれるって、なかなか描けることじゃないと思う。「気が変わった。ならやめてあげない」って一惺くんの最後がまた良かった。ずっと一緒にいてほしいって思う反面、壊れるまでやらないでって心配にもなる……複雑な気持ち。次が楽しみ。