俺達は結ばれた…。
はたから見れば“気持ち悪い”と思われるだろう。
俺と隆二が結ばれたきっかけがある。
それは…
俺のソロLIVEが決まり、
それを即座にLINEで隆二に伝えた事がきっかけだ。
《おめでとう!いつなの?》と返信が来たので、
日にちを教えた。
すると…
《その日俺行ける。行っていい?》と
俺はこの返信を見て一瞬にして
心が燃えるように熱くなった…。
頬も火照り始めた。
最愛の“愛方”が来てくれると言っているのに
断るわけが無い…
《もちろん、嬉しいわ!》と返信した
《楽しみにしとくねー!》と返信が来て
LINEは終わった。
ソロLIVE当日、俺は衣装に着替えている際、
スタッフから声をかけられた。
「今市さんが、お見えになりましたよ」
愛方の名前が出てきた瞬間…
体が熱くなるのがわかった。
俺の楽屋に隆二を入れたものの沈黙が続いた。
しかし、隆二の方から口を開いてくれた。
「臣!顔が固いよ、笑って!」と
俺を元気づけてくれた。
俺の心も緩和された。
俺はつくづく思った…
俺には隆二が必要なんだ、と
LIVE直前にいつもやるハグを交し、
俺のソロLIVEが始まった。
隆二は隅の方でペンライトを振ってくれていた。
隆二が会場にいてくれるだけで、
時間の進みが早かった。
気づけばLIVEは終わり、ダンサーの子達と
解散会をしていた。
「お疲れ様でした!!」と明るい声。
やっと一息つく事が出来る。
俺は楽屋に戻った。
楽屋のドアの前に愛方が待っててくれていた。
「臣!お疲れ様!!」
「あぁ、」と言いつつも、心が熱い。
とりあえず隆二を楽屋に入れた。
なぜか心臓が細かく脈を打っているのがわかった
(ドクッドクッドクッ…)
なんでだ?
「臣?大丈夫?疲れちゃった?」
隆二は俺の顔を心配そうに覗き込んできた。
その顔が計り知れない程に愛しかった。
ヤバい…鼓動が鳴り止まない。
「隆二、?こっち来てくれ」
「ん?どうしたの?」と
なんの戸惑いもなく、俺のところに来てくれた。
俺はその瞬間、隆二を強く抱き締めた。
「お、臣…?!」
そりゃ、びっくりするよな…
「もう少しこのままでいさせてくれ」
「うん、いいよ」
「疲れたんだね、お疲れ様」
「ありがと、、」
「一緒に帰れるなら、待っとくよ?」
「マジ?」
「うん、ドームの入口付近にいたら分かるよね?」
「うん、マネージャーと話してから行くわ」と
言って待っててもらうことにした。
ー 数十分程経ち ー
「隆二、お待たせ」
「臣はホテルに宿泊中だよね?」
「おう、てかお前どうやって帰んの?」
「あ…、しまったぁ…どうしよう」
「俺が東京戻るまで隆二も俺が泊まってる部屋に泊まるか?」
「そうさせて、もらおうかな」
俺は正直嬉しかった。
2人きりの時間が大幅に増えるからだ。
だが、少し不安もあった。
同じ部屋…同じベットで寝るわけだが、
俺の理性がもつかどうかだ。
隆二を〜、なんて考える俺がいつの間にかいて
自分でも怖くなる…。
そんな事を考えているうちにホテルに着いた。
「そこら辺にカバンとか置いて、自由に使っていいぞ」
「うん、ありがとう」
「お、臣?」
「ん?どうした?」
「あの〜、服の着替えとか持ってる、、?」
なんで、ちょっと照れくさそうに言うんだよ!
「まぁ、あるけど」
「臣が良かったらなんだけど、貸して欲しくて///」
ん”ー。そんな可愛く言われたら断れねぇよ
「おう、いいぞ」
「良かった!ありがとう!」
「おう、、///」
今、ズキューンって効果音がした気がする…。
紛うことなき隆二は可愛い。
隆二が俺にフニァりと笑いかけるこの顔が
たまらなく好きだ。
「俺、先に風呂行くわ」
「うん、行ってらっしゃい」
「それか…」
「え?」
お、臣の綺麗な顔が…近ずいてッ、
「一緒に入るか?」
「なッ、、?!///ちょ…臣///」
どうしよう…顔が熱い…。
「ふッ、なーんてな…笑」
「ッッ…!」
((チュッ))
「り、隆二、、?!」
「臣、いい提案があ、る…///」
「なんだよ…///」
「臣のLIVEが終わってから…一緒にお風呂入ったり、それ以上の事をするっていう提案…///」
なんちゅー提案だよ、、
「臣ならLIVE終わるまで待てるよね?」
「あ、当たり前だろ…///」
「じゃあ、LIVE最後まで頑張ってね!」
「ん、、///」
と、その時。
隆二の携帯に1件の通知
「えぇ…」と
隆二の困る声
「どうした?急用か?」
「臣のLIVEが終わる日まで仕事が入った」
「そっか…」
正直、【行くな】と引き止めたかった。
が、都合も良かった。
俺が東京に戻る時には、隆二も仕事が終わり
休みが被るからだ。
「さっきの約束覚えとけよ?」
「え?」
「俺、頑張るからよ」
「うん、わかった///」
そして夜が明け、隆二は東京に戻った。
LIVEが始まる数十分前にスマホを確認したら、
隆二からLINEが来ていた。
《東京着いた!LIVE頑張ってね🔥》
数時間前まで一緒に居たが、、
もう会いたいという気持ちがよぎった。
LIVEを頑張ると隆二と約束したからには約束を破る訳にはいかない。
もちろんLIVEは楽しく盛り上げた。
が、楽屋に戻った瞬間…孤独感に襲われた。
一刻も早く愛方に…隆二に会いたい。
そう毎日思いながらも
何とかLIVEを楽しんだ
そして…俺のソロLIVEも幕を閉じた。
全てのLIVEが終わった後
俺は隆二にLINEをした。
《LIVE終わった。明日東京に戻る》
数分後に、
《お疲れ様〜!!俺も今日仕事が終わった》
と返信が来た。
文字を打つのがめんどくさくなったから
電話をかけることにした
ー 呼び出し中 ー
「もしもし?」
「あ、隆二?お疲れ」
「お疲れ様〜」
「LIVE楽しかった?」
「うん、すごく盛り上がった」
「そっか!それは良かった!!」
「隆二は明日から休みか?」
「そうだよ!臣は?」
「俺は、あ!ちょっと待って!マネージャーに呼ばれた」
「あー、OKOK〜」
ー 通話中 ー
まだ、繋げてくれてたのか?!
「隆二、、?」
「ん?あー、おかえり〜」
「おう、」
「マネージャーになんて言わけたの?」
「あ、俺も明日から休みって」
「おー!良かったね!」
「隆二…?」
「ん?」
「東京に戻ったら、、会いたい…///」
「うん、良いよ///俺も会いたいし…///」
そんな甘い声で言われたら、
耐えられなくなるだろうが…。
「明日会お?」
「あ、明日か、、?!」
早くないか、いやでも…会いたいな…
「臣、忙しいよね、、」
「いや、夜なら用事ねぇし、大丈夫だぞ」
「じゃあ、明日の夜…臣の家に行くね!」
「わ、分かった…!」
そして数分ぐらい話して通話が終わった。
や、ヤバい…明日の事なのに…
心臓の鼓動がうるさい…!
疲れて眠いはずなのに、
隆二の事を思うと心が熱くなって…
寝ることに集中出来ねぇ…///
好き、好きだ…いや愛してる。
鼓動が鳴り止まないまま朝を迎えてしまった…。
はぁ…これこそ寝不足だな…。
とりま、帰る準備するか。
うっし!帰る準備は出来た
「まだ時間あるし、ゆっくりしとくか」
ピコンッ (LINEの通知)
「ん?」
ー スマホの確認 ー
《久しぶりに酒飲も〜!!酒持って行くから
おつまみの準備よろしく〜!!》
めっちゃ唐突な誘いだな…まぁいいか(⸝⸝- -⸝⸝)
そういうところも含めて好きだしな…///
夜会うのが楽しみだな。
《分かった》と返信をした後、
「登坂君?そろそろ出発しますよ。」と
マネージャーに言われたので、
軽く準備をしてホテルを出た。
飛行機に乗ってる際も隆二のことばかり…
マスクをつけてて良かったと思うほど
火照っているのが分かった。
数時間飛行機に乗り東京に到着した。
東京に戻っできたのは、
もうすぐ夕方になる時間帯だった。
「登坂君は明日から休養して下さい。
仕事の再開日は決まり次第連絡します。
登坂君が戻ってきたことはこちらで報告しますので、ここで解散ということでお願いします。
LIVEお疲れ様でした。」
「あ、はい。お疲れ様でした」
「お気をつけて」
よーし、これから隆二と飲むためのおつまみでも買いに行くか。
おつまみ、おつまみ…
あ、これ隆二が好きなんだよなぁ
って!バカバカバカッ!!
店ん中でも火照るきか俺は!!
俺が“アイツ”に惚れてばっかだったら意味ねぇだろ…!
はぁ…と溜息をしながらも家に帰った。
「隆二もまだ来ねぇだろうし、風呂入るか」
と風呂場に足を運んだ。
1週間ぶりの自宅の風呂
マジ最高…。
「あぁ…」と気の抜ける声。
俺の体は相当疲れが溜まってたんだな…
ゆっくり湯船に入り、
ガチガチに疲れきった体を癒した。
そろそろ上がろうと思い体を拭いている時
インターホンが鳴った。
(ヤバッ!!とりまスボンは履かねぇと…!)
と慌てて下着とスボンをはき、
半裸の状態で玄関に行き、ドアを開けた。
「お待たせぇ〜…え?」
「あぁ、すまん…風呂出たばっかで、、」
「あぁ、なるほどね!そして、おかえり!」
「お、おう…///とりま入れよ」
「お邪魔しま〜す」
「ふーい」
久しぶりの隆二…
俺の心を癒してくれる“唯一の愛人”
「…み…お、み…臣ってば!」
「あ、ん?何?」
「何ぼーっとしてんの?俺をほったらかして」
「あー、いや別に…」
「もしかして、、やらしい事?」
「お前なぁ…俺をなんだと思ってんだ」
「臣は俺だけの“愛方”だよ」
…は?俺今、告られた?
いやいやいや…え?俺だけの愛方?
「な、何よ…俺が言ったら変?」
「いや、全く…!」
「俺は臣が好きだよ?」
こんなふうに素直な言葉をもらったのは…
隆二が初めてだ。
カッ、と体温が上がったのが分かる。
「ぉ、れも…」
「え?」
「俺も隆二が好きだ…///」
「両想いだね///」
「そーだな、、///」
「今、テンションも上がって来てるし、そのまま飲も!」
「そうだな!」
ガサッ(おつまみを出す)
「あ!これ俺が好きなやつ!買ってきてくれたの?」
「あぁ、確か隆二好きだったよなぁって」
「流石、臣!!俺の好み分かってる〜!」
当たり前だろ…
何年お前の相方やってきたと思ってんだ
お前の事は大抵知ってる。
「はい、臣。このビール好きでしょ?」
「隆二も流石だな!俺の好みよく分かってんじゃん」
「でしょ〜( *¯ ꒳¯*)」
乾杯〜!!
「プハーッ!」
「くぅー!うめぇ!!」
「臣のソロLIVE、お疲れ様も兼ねて、ね?」
「ふッ///ありがと」
「ん〜、おつまみ美味し〜」
「隆二も仕事、疲れたろ?」
「まぁね、」
隆二の長い髪が隆二の横顔を隠す
サラッ…
「ん?」
「髪…伸びたな、綺麗だ」
「え…///」
「デビュー当時の頃とはまた違って…
さらに美人になったぞ、隆二」
「も、もう…///やめてよ、臣」
「俺が言ったんだ本当に決まってんだろ」
「それ言ったら、臣もデビュー当時よりも
遥かにイケメンになってるしッ///」
「そうか?でも、隆二がそう言うなら本当なんだな」
「もう、臣は自覚ないんだから…///」
ゴクゴクッ・・
「おぉ、隆二よく飲むな笑」
「明日も休みだし飲むの〜!」
「臣も休みでしょ?飲むよ!」
「はいはい、笑」
お互いにお酒をたくさん体に入れ…
だいぶ酔った…
うぅ…ビールでも飲みすぎはキツいな…
隆二は大丈夫なのか?
チラ))
「ぽわぽわ(*´꒳`*)♡𓈒𓂂◌𓂂𓏸」
「隆二、?大丈夫か?」
「ん、?臣〜///」
コテッ…
「眠くなったか?」
「((- -。)(。- -))ううん」
「臣に甘えたいだけ…///」
……?!
ヤバいヤバいヤバいヤバい…り、理性が…
プツンッ
「なぁ?隆二…」
「ん?」
「“あの時の約束”…覚えてるよな?」
「え…う、うん…///」
「覚悟しろよ?」
「え、?」
目が覚めたら時には、朝になっていた。
臣はまだ寝てるっぽい。
俺はある違和感に気がついた。
「なんで俺…半裸なの?!」
とりあえず、ベッドの下に落ちてた服を着た。
それから洗面所に足を運んだ。
「ほんとなんで半裸?暑かったのかな?」
さすがの俺でもびびった。
「ん?何この赤い痕…」
え…。まさかだよね…お、俺が…臣と、
(ブワッ…///)
思い出した…
そうだ、酔った勢いで臣と…///
ギュッ…(バックハグ)
「ん、?」
「俺の服…返してくんない?」
「あ、ごめん…これ臣のだったんだ…」
「首…めっちゃ痕付いてんな」
サスサスッ…
「んッ…///」
「急に触らないでよ///」
「隆二、続きは?」
「え、続きって?」
「酔ってたから、ヤってる途中に寝落ちしたから」
「起きたばっかりだよ?」
「ん”ー!ヤるぐらいの元気はある」
「でも、まだヤるの?」
「逆に隆二は…嫌なのか?」
そんな言い方…ズルいよ、
たまらなく臣が欲しくなるじゃん…///
ウズウズ…
「ん、隆二?どうした?」
「ヤ、る…///」
「は、?」
「昨日は…酔った勢いでシたから…」
「今の状態で臣と面と向かってシ、たい…///」
「ふーん、そっか…」
出た出た…低音イケボイスの臣
こうなる時は、絶対本気の時…
ひょいと抱え上げられたかと思えば
ベットに投げられる…
臣の服を着ていた俺は、すぐ服を脱がされた
はぁ…だんだん体が熱くなってきた。
臣の綺麗な顔が近づいてくる…
キスされるのだとすぐに理解した。
臣の唇は柔らかくて熱かった…///
チュッ…
臣はわざとリップ音を立ててきた
ほんとズルい…///
「もう、いい…?」
息が荒い…。
なんで臣はこんなに色っぽい男になったのかな?
男の俺でも惚れるぐらいの男に…
「良いよ…///」
臣と俺の体が触れ合った瞬間…
カッと体温が上がったのが分かる。
どうしよう…今の状態でもイきそうになる…///
はぁはぁ…///
と俺の息も荒くなる…。
臣が俺の体にズッズッ…と入ってくる。
俺はただ…脚を開いて喘いで…
臣にしがみつくことしか出来なかった…。
終い目には臣と同時イき
こ、こんなんじゃ…もう…
臣と離れなれなくなる…。
「何、?考え事してられる程、余裕があんだな…///」
「俺も舐められたもんだな…!」
「違ッ…///うぅ…♡」
「違わねぇだろ…」
「そ、こ…♡ダ、ダメって…ばぁ…///」
「考え事する余裕があんなら…」
「さっさと俺に“堕ちろよ”♡」
イったばっかりなのに…♡
もう…ダメだ…
止まってくれない…
あぁ…い、意識…が…。
♡ ♡ ♡
はっ!意識飛んでた…!
「おッ、隆二」
「臣、、」
「おはよ」
チュッ…
「んッ…///」
「激しくし過ぎたな…すまん」
「大丈夫…///」
「臣…大好き♡」
「ふッ笑 ありがとう」
「俺は“愛してる”ぞ」
「も、もう…///」
LDHはメンバー内の恋愛は禁じられているが…
俺と隆二は、マネージャー公認で認められた。
俺たちは罪人なんかじゃない…
ただの“愛人”だ!
ー END ー
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