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前回の続きです。
………………………
kn視点
今日、真実を知ってしまい焦ることしかできなかった俺はスマイルに必死に話しかけた
スマイルは、被害者だったんだ
ずっとずっと傷ついていた
だというのに馬鹿な俺等はあの女のために行動してそれで更にスマイルを傷つけて
それ、で……………
………あぁやだ、ちがう、、違う!!!
……違うよ、スマイルが死んでるわけないでしょ?
だってほら、今だって俺の目の前にはいつものようにスマイルがいて
スマイルが、俺を見て、俺に話しかけてきている
ほら、ちゃんとスマイルは存在してるじゃんか
俺がそう思い、スマイルの頬に喜々として手を伸ばすが
その手は宙を舞い、それが俺を一瞬で絶望の淵に落とした
いるけど、いない
もう、スマイルはいないんだ
俺のこんな頓珍漢な行動を可笑しく思ったのか、スマイルは俺のそばから姿を消してしまった
消えないでよ、お願い……離れないで
ずっと……ずっと側にいてよ
そんな願うはずもない馬鹿なことを頭で考えながら、俺は誰もいない中庭で1人涙を流した