テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「はぁ?!監禁?!」

「監禁じゃなくて軟禁だよ!」

「でも、学校はどうするの?あの人も、学校があると思うんだけど…。」

「まーまー、それは司先輩に直接聞いてみてから考えようよ。」

「まぁ、それも…そうだけど…」

「とりあえず、司先輩の様子見に行かない?」

「分かった。」


───────────────────

「司先輩、大丈夫ですか?」

「ん、あぁ、暁山。…ごめんな。」

「なんで謝るの?天馬くん。」

「」
















「まふゆ、司先輩大丈夫?」

「今、寝てる。起こさないであげて。」

「分かったけど…。これからどうするの?」

「このままセカイに居させるっていうのもどうかと思うんだけど…」

「どうしようか…」

「天馬くんに少し話を聞いたけど…。彼は妹さんや冬弥?って人の事が心配だって。他はあんまり…」

「そっか…」


「ん、うぅ…、」

「あ、起きちゃった。」

「あれ、おれ…何してたんだっけ…」

「天馬くん、大丈夫?」

「あぁ、朝比奈さん。大丈夫だ。」

「ねぇ、司先輩、これからどうしたい?」

「ああ、そうだな…。ちょっと疲れたんだ。少し休みたいな。」

普段の司先輩からは聞けない声だった。

「そう。…此処に居てくれたら、うれしい」

「此処…。なんだか、落ち着く。此処だったら…オレは繕わなくてもいいんじゃないかと、」

「司先輩…」

「…」

「…」

「いいよ。好きなだけ此処に居て。」

「本当か?それは助かる。」

「此処ならミクたちも守ってくれる筈…。安全かもね。」

「ミク…?ここにはミクが居るのか?」

「うん。まだ此処の説明、してないよね?此処は、誰もいないセカイ。まふゆの想いから作られたんだ。」

「セカイ…?あぁ、オレも持ってたぞ。…もう無くなっちゃったがな。」

「そうなんだ。私たち、似てるね。」

「…全然違うと思うんだけど…。」

「でも、連絡はどうしよう?」

「流石に無断欠席は…。」

「置き手紙でも書いてくればいいんじゃないの」

「それこそ大問題になるでしょ!」



「…すまない。やっぱり学校に行く事にする。」


「…駄目。あなたは自分が思っているよりずっと、脆い。」

この作品はいかがでしたか?

224

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚