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部員「すいません!大丈夫ですか?」
椿「全然大丈夫です」
部員「本当にすいません、レシーブミスでぶっ飛ばしちゃって」
椿「いえ、よくある事ですよね」
私が普通に話す中でも陽友は一人あわあわしている。
陽「…え?ちょ、ちょっと待って!?椿葵バレーできたの?!てか知り合い!?」
椿「陽友落ち着いて、私別にバレーやってないから 」
嘘はついていない、バレーをやっていたのは赤葦京治であって飽柏椿葵ではない。
陽「でもさっき…まぁ椿葵運動神経いいからあれぐらいできるのかな?」
椿「あはは…そうかも」
ごまかせて良かった
陽「じゃあこの人は知り合い?」
椿「うn
??「そう!!!俺あかーしの恋人!」
ギョッとして思わず振り返る、木兎さんの生まれ変わりであろう男は肩に腕を回して陽友に話しかけている。
やめてくれ、めんどくさい
陽「えぇぇえ!!!椿葵の彼氏!?」
嗚呼もうやっぱりだ、飽柏と赤葦で音が似てるから誤解され…いや間違ってはいないのか?
いやでも告白されてないし、百歩譲って付き合ってたとしても彼女を置いて逝くなんて酷い。
椿「待って陽友まだ付き合ってないから、木兎さんも黙って下さい」
??「え!?オレら付き合ってねぇの?」
私たちの会話に陽友は頭を抱えてしまった。
そりゃそうだろう、私が陽友でもそうなる。
陽「待ってはこっちのセリフなんだけど!?頭パンクしちゃうよ。」
??「ねぇあかーし!?どゆことねぇねぇ」
うるさい…
椿「ちょっと2人とも黙って、ちゃんと整理するから。」
陽「…幼なじみ?椿葵私以外にも幼なじみいたんだ」
椿「う、うんまぁね」
前世なんて幼い通り越している気がするけど
??「えぇ、ちg」
椿「黙って」コソッ
??「はぁい」
私が木兎?さんに耳打ちすると陽友も私によってきた。
陽「ねぇまだ付き合ってないって言ってたけど、好きなの?」
椿「うん、好きだよ」
ここで嘘をついてもどうにもならないから正直に答える、例え一度忘れてもこの人が好きで堪らない。
あなたのその目、前世と変わらない黄色くて大きな目で 、俺を見てくれるのが
椿「木兎さん、好きですよ」
嗚呼すごい驚いてる、癖ですかその顔?前もしてましたよね。
椿「ちゃんと約束守ってトスあげたんですから木兎さんも約束守ってください。」
あの告白の時とか…泣きそうだったけど
??「うん、あかーし、好き大好き!オレと付き合って!」
椿「はい」
でも今度の告白は、涙じゃなくて笑顔がこぼれる。
今度はすっごく幸せだから