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スユキ
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kaiko.
5
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視点:須藤亜樹
遂に、親父を殺す日が来た。クリスマスの日。外の街では煌びやかなクリスマスツリーが立ち上り、これから俺がすることには到底似つかわしくない場違いなクリスマスソングが流れている。
「優里、本当にいいのか?人を殺すなんて。」
「うん、だって亜樹の願い事叶えてあげないとだし。それに、亜樹と一緒なら怖くないし。」
「そっか。」
そう言って2人で街道を進んで行く。向かうは当然、俺の家だ。
2人は離れるのを恐れるように、2度と離れないと誓うように力強くお互いの手を握りしめた。2人の隙間を通り抜けた冬風はどこか愛おしさを感じた。
かちゃり。そんな軽い音だけが、今俺が呼吸していることを思い出させる。優里と2人で家の中に入った。親父は今は居ないらしい。今のうちに少し準備を整えよう。殺すと言っても直接包丁で刺したりなどしたら元も子もない。捕まっておじゃんだ。人生を棒に振る真似はしたくない。寧ろ今やっていることは、人生を人並みに戻す作業に過ぎないのだ。人生を壊した元凶のせいでこの先の人生すら壊れてはいけない。そう思いながら俺は準備を進める。
確かこの家には漏電寸前のコンセントがあったはずだ。親父が風呂に入った隙にそのコンセントを投げ入れ、その後確実に殺害すればいいだろう。そんな簡単に死ぬとは思えないが、まぁいい。最悪、この手で…
コメント
1件
うわ、めっちゃ重い展開だ……。クリスマスの街並みと、父親を♡♡♡うとする亜樹の決意の対比が心に刺さるわ。優里が「亜樹と一緒なら怖くない」って言うシーン、2人で手を握りしめる描写が切なくて、胸がギュッてなった。漏電使う計画とか、冷静に準備してるのがかえって狂気を感じさせる。続きどうなるん? 亜樹、本当にやっちゃうのかな……。