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〜*Hina*〜
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#ご本人様には関係ありません
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会議室での一件以来、オフィスでは「二人は公認」という空気(というか、いるま部長の独壇場)が漂っていた。なつはデスクにやってきたいるまに対して、深呼吸をしてから声をかけた。
「お、……おはよう、いるま。……今日のスケジュール、確認してください……だぞ?」
「……『だぞ』?」
いるまがコーヒーを吹出しそうになりながら振り返る。
「……あ、いや! 確認して……ほしい、です。……違う、確認しろ……てください!」
「なつ、落ち着け。……無理に混ぜなくていいから。でも、その一生懸命な感じ、最高に可愛いよ」
いるまがニヤニヤしながらなつの頭を撫でようとすると、なつはパッと手を払いのけた。
「触るな……と言っている……でしょうが! 仕事中だ……よ、部長!」
お昼休み、部長室で二人でお弁当を食べている時も、なつの「ミックス語」は止まらない。
「このおかず、美味しい……ね、いるまさん。……あ、いるま。……もっと食べて……くださいませ?」
「敬語のレベルが上がってないか? ……なつ、リラックスして。俺の前ではただの『なつ』でいいんだから」
「……わかってる……。でも、お前が『部長』の顔をしてると、つい口が勝手に『です・ます』を生成しちゃうんだ……よ……ね?」
「生成って(笑)。……じゃあ、俺がもっと『恋人』の顔をすればいいかな?」
そう言って、いるまがグイッとなつの顔を覗き込み、鼻先を掠める距離まで近づく。
「……っ! ……急に近づくのは、……やめて……ほしい……んだゾ!」
「語尾が迷走しすぎだよ、なつ。……でも、そんなに真っ赤になって頑張ってくれるなら、俺、もう仕事に戻りたくないな」
午後のフロア。資料を渡す際も、なつの言葉選びは限界を迎えていた。
「いるま……、この資料、……修正しといた……ので、見て……くれ……ます……か?」
「…………(悶絶)」
あまりの「不器用な甘え(に見える)」に、いるま部長は机に突っ伏して震えている。
それを見ていた佐藤たちがヒソヒソと話し出す。
「……なぁ、暇くんのあの喋り方、新種のプレイか何かか?」
「いや、あれは本気で混乱してるんだろ。……でも、部長が幸せそうだから、もう何でもいいよな」
「……なつ。もう無理しなくていいよ。……ただ、名前だけ呼んでくれたら、語尾は何でも許してあげる」
「……本当か? ……じゃあ、……いるま。……今日の晩ご飯、……オムライスが……食べたい……です」
「……よし、今すぐ帰ろう! 買い物して帰るぞ!」
「……仕事しろ……よ、バカ……です!」
結局、変な喋り方のまま、いるま部長に連れ去られるように帰宅することになったなつくん。
慣れるまではまだ時間がかかりそうだけど、いるまくんにとっては、どんな言葉よりも「なつが自分を呼ぶ声」が一番のご馳走なのでした。
コメント
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もう23話! なつの「ミックス語」がパワーアップしてておもしろかったです🤣「だぞ」「です」「ませ」がカオスになってて、でも一生懸命さが伝わってくるのが最高。いるまが「悶絶」してるの、分かりすぎます。最後の「バカ……です!」がツボでした。2人の距離が少しずつ縮まってる感じがじわじわ来ます…!