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アジトに戻り、焦凍を寝かせた。ストレスなのか個性の暴走の影響か分からないが熱が出ていた。とりあえず俺は焦凍に冷えピタを貼った。焦凍はまだ目覚めそうにない。焦凍が寝てる間に、近くのコンビニでスポドリとか必要なもの買ってくるか。


死「荼毘、どこか行くのか?」

荼「ああ、ちょっと近くのコンビニにな。俺がいない間、焦凍のこと見ててくれ」

死「わかった」



〜数十分後〜

死「戻ったか」

荼「ああ、焦凍の様子は?」

死「熱が下がんねぇな」

荼「そうか」

死「俺は少し出る」

荼「わかった」


死柄木が部屋を出ていく。俺は焦凍が目を覚ますまで本を読むことにした。本を読んでると焦凍が目を覚ました。


焦「だ、び….?」

荼「目が覚めたか」

焦「ここは?」

荼「アジトだ。個性が暴走したの覚えてないのか?」

焦「ん〜?緑谷たちと話してイライラしたのは覚えてるけど、それ以降の記憶がねぇ」

荼「そうか。とりあえずお前は個性が暴走した。それだけわかってればいい」

焦「わかった。そういえば他のみんなは?」

荼「イカレ女とトゥワイスは死穢八斎會つーところに行ってる。他のやつらは知らね」

焦「そっか」

荼「ちょっと待ってろ。今りんご切ってきてやる」

俺はりんごの皮を剥いていた。そういえばちっちゃい頃、焦凍に1回だけ切ってやったっけ。懐かしいな。


荼「ほら食え」


そう言い、焦凍にりんごを渡す。


焦「ありがとう。すげぇな、うさぎの形」

荼「そうか?そんなすげぇもんじゃねぇだろ」

焦「俺には切れねぇよ」



焦凍がうさぎの形をしたりんごをみて喋りだした。


焦「俺さ、8歳年上の兄がいるんだ。燈矢兄って言うんだけど。ちっちゃい頃、俺が熱出して寝込んでた時に燈矢兄がこれと同じうさぎの形のりんごを切ってくれたんだ。嬉しかった」

荼「今そいつは?」

焦「俺が確か5歳の時に火事で死んじまった。だから、この形のりんごは燈矢兄との大切な思い出なんだ」

荼「そうか….」


焦凍も覚えてたんだな。


荼「おら、それ食ったら寝ろ。俺は任務で少し出る」

焦「わかった。ありがとな荼毘」

荼「おやすみ」

焦「うん、おやすみ」


俺は部屋を出る。今の焦凍には近くで支えることの出来る人間が必要だ。元々言うつもりはなかったが、焦凍には言ってもいいのかもしれないな。俺が「轟燈矢」だってことを。

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コメント

2

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なんでこんなに書くのが上手なのに…伸びないんだ(?) 続き楽しみです

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