💚「うん?」
🖤「あべちゃん、そこにいる?」
💚「いるよ。大丈夫?」
おでこを撫でてあげる。
しばらく気だるげに唸った後、めめはふにゃふにゃの声で話しだした。
🖤「あべちゃん……ずっとおれのあべちゃんでいてね」
💚「?うん」
🖤「おれ、あべちゃんだいすき」
何となく言いたい事がわかった気がする。
最近照から『釣り堀行ったあたりくらいからたまにめめがすごい顔してこっち見てる時がある、でも多分無自覚』と聞かされていた。
更にハードスケジュールが重なり、疲労で考えすぎてしまったのかも知れない。
💚「ん。俺も好き、めめだけだよ。めめしか見てない」
優しく撫でながら声をかけて、頬にキス。
🖤「うん…ごめんね」
💚「俺も、不安にさせてごめんね」
訴えたい事が伝わったと思ったのか、めめは返事もせずすぐに寝息をたて始めた。
ラウールに
『めめ寝たよ、話も聞いたからもう大丈夫だと思う。ありがとう』
と連絡すると
『よかった、こっちこそありがとう』
と返ってきた。
ラウールが一緒にいてくれて良かったと思ったし、本人は必死だったけど『ダダをこねてる』という表現がぴったりすぎる、子どもみたいな姿を思い出すと頬が緩む。
普段はしっかりしていて頼りになるけど、いわゆる『年下彼氏』のめめ。
やっぱり相応に甘えさせてあげる時間も必要だなと実感しながら、隣に潜り込んで眠りについた。
終
コメント
8件
何度も読んでしまうんだけど 🖤がダダっ子になるお話は少ないから、こるからも書いてほしいです🙏
キュンキュンしました💕 ありがとうございます!
好きです。フォローさせていただきます。