死ネタ注意です
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「来世では絶対一緒になろうな」
彼はそう言った。
殺風景な部屋。
床に転がっている瓶。散らばっている薬。
抱きしめ合ってるのは世界一愛してる人。
そうして、俺と彼は2人で眠った。
手を繋いで、ずっと離れないように、
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「············」
俺は目が覚めた。
なんで、俺は起きているのだろう。
体を起き上がらせる気力も無い。
働かない頭で1つ1つ状況を理解していく。
そして、何をしようとしたのか思い出した。
目の前には目を閉じて動かない、愛しい人。
元々、美容が好きだったから肌は白かったけど今はそんな次元ではない。
目の下には隈。
何度声をかけても返事がない。
なんで?
なんでなの、
なんで、
「おいてかないでよぉ···」
「しょおたぁ···」
俺は、飲んだ薬が妙に甘かったのを思い出した。
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