「ねぇ…無陀野さん」
静かな教室で四季の声が響いた。
「何だ?お前も俺を虐めるのか?」
「……いや、違くて」
「じゃあ、何の用だ?」
「あ、あの!虐められたりしてて悲しくないんですか?」
「…別に気にしない。それこそが時間の無駄だ。」
「でも、! 」
「それより、お前。俺と喋ってたらいじめの標的になるぞ。」
無陀野さんはまた本を読み始めた。ふと、無陀野さんの上履きを見ると、『ばーか』とマジックペンで書かれた字や落書きがあった。四季はその上履きを見て、自分が虐められて孤立したときのことを思い出した。
「そ、その!上履き貸して!」
「は?なんだ、お前」
「いいから、貸して!」
「…」
無陀野さんは呆れたように、上履きを貸した。そして、四季はポケットからハンカチを取り出して、上履きの字や落書きをこすり始める。マジックペンで書かれてたので消えにくかったが、四季は必死に手を動かした。なんとか、『ばーか』と書かれた文字と落書きが薄くなると、無陀野さんに差し出した。
「はいっ」
「は?」
無陀野さんは少し驚いた顔で上履きを受け取った。
「 …なぜ?こんなことをしたんだ?」
「だって、私たち仲間じゃん!」
四季は笑顔でそう言った。無陀野さんの無表情が一瞬だけ柔らかく見えた。
「仲間か…あぁ、ありがとう…」
「うんっ!」
短いですが、書きたくなったんで書きました〜!あ、あと!もうすぐ文化祭で忙しいので書けなかったり、短くなったりするかもしれません!すみません…まぁ、いつかは書きますので、楽しみにしててください!では、また次回!
コメント
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初コメ&フォロー失礼します。 女体化とか最高すぎます!👍️ 連載頑張ってください💪🔥
おっ?むだしきか?!✨️推しカプ登場か?!✨️