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sm side
勉強を始めてからしばらく経った。
今日は日曜で兄さんの高校は休み。
俺は学校にすら行ってないから関係ないけど。
時間は5時半。
そろそろ晩飯の準備をしたほうがいいと思ったのでリビングに向かう。
kr side
スマイルが倉庫に帰ってから俺はずっとゲームをしていた。
時間は5時半。
やたらと時間が早く感じる。
そろそろスマイルが来るだろうと思い、ゲームを片付けることにする。
kr
「、、ふぅ、」
ひとつ息を吐く
一通り片付け終わった。
ガチャ
sm
「失礼します、」
スマイルが部屋に入ってきた。
kr
「お、」
sm
「ぁ、きりやん様、」
kr
「夜ご飯の準備始めるの?」
sm
「、、はい」
kr
「頑張ってね」
sm
「、?、、はい 」
そう口にしてリビングを後にする。
sm side
料理を作るために準備をはじめる。
この家は結構裕福な方であり、色んなものが揃っているため料理も楽だ。
カララン、
?
キッチンのリビング側の方で何か落としてしまったようだ。
キッチンも結構広く、ここからじゃ見えない。
今は火を使っているので拾いに行くとなると尚危ない。
後で拾うことにし、今は料理に目を向ける。
sm
「ふぅ、、」
一通り終わりあとは持っていくだけになった。
リビングを見るとまだ兄さんしかいないようだ。
だが、時間も6時となり夕食の時間になってるので持っていくことにする。
料理を持って足を進める。
ジリ、、
sm
「ぃ”?!」
足に痛みが走る。
だが、慣れた痛みで食器を落とすことはなかった。
一旦食器を置き足元に目を落とす。
そこには赤く染まったナイフが落ちていた。
sm
「ぁ、」
思い出した。
先程落としてしまったものなのだと。
ナイフを拾い上げ、シンクの中に入れる。
また料理を持って足を進める。
痛みが歩くたびに足に響く。
sm
「お待たせしました。
きりやん様、お父様とお母様はどちらへいらっしゃいます? 」
kr
「多分まだ部屋にいると思うよ」
sm
「、そうですか
ではごゆっくり、」
そう言って頭を下げる。
kr
「いただきまーす」
その声を聞いたら俺は兄さんに背を向けてキッチンに向かって歩き出す。
〜〜〜
ジャーー、
床を拭き 先程血がついてしまったナイフを洗う。
足にはまだ痛みが残っている。
きっと兄さんには気づかれていないと思う。
気づかれていないと信じたい。
洗い物も終わり俺は倉庫に帰ろうとする。
kr
「、、、ねぇ」
急に後ろから話しかけられる。
sm
「?!、ぁ、きりやん様、、どうしました? 」
薄く笑ってみせる。
kr
「足、痛くないの? 」
kr side
さっきからスマイルが足を気にしていることに気がついた。
だから食器をキッチンに置いた後にスマイルに話しかけたんだ。
kr
「足、痛くないの? 」
sm
「ぁ、、、、はい」
少し悩んでそう答える彼。
まぁ聞かなくても風呂の時に見れるんだけど、
kr
「自分で治せる?」
sm
「出来ます、」
沈黙が続く。
kr
「、、、分かった。
あと、6時半くらいに倉庫行くから準備して待ってて、」
sm
「分かりました、」
kr
「あ〜足も風呂上がってからしよっか!」
sm
「、はい」
kr
「じゃぁ、また後でね〜
俺も部屋戻るからさ」
バタン
スマイルを見送り俺は自分の部屋へ着替えを取りに行くことにする。
sm side
sm
「、、、ッ」
なんでだろ、
すごい怖い
準備はした。
あとは待つだけ。
ついつい下を向いてしまう。
こんな自分がほんとに嫌になる。
コンコン
sm
「、、、!」
kr
「スマイル〜入ってもいい〜?」
sm
「、ッはい!どうぞッ、、」
ガチャ
kr
「じゃ!行こっか!」
sm
「、はい 」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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手が太くなってきている被害者が多数いるようです。
皆様も気をつけましょう。