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💥「君を手放さない」
――監禁される愛の果てに
その日、君が家を出たことから、何かが変わり始めた。
彼は君の反抗を許さなかった。
ただの少しの抵抗なんて、彼には通用しなかった。
次の日――君が学校から帰ると、
家のドアが普段と違って、わずかに開いていた。
不安になりながらも中に入った瞬間、
すぐに背後から彼に押さえ込まれ、ドアが音を立てて閉まった。
「おかえり。君がどこにも行けないように、ちゃんと準備しておいたよ。」
彼の声は優しく、でも冷徹で、少し震える君の体に冷たい恐怖が走る。
「今まで自由すぎたよね。君は、ぼくのものだから。どこにも行かせない。」
その言葉と共に、彼は君を部屋に引きずり込んだ。
そこには、何もない白い部屋が広がっているだけ。
ただ一つ、無機質なベッドと金属のチェーンが置かれていた。
君は必死に抵抗しようとしたけれど、彼の力は圧倒的だった。
「逃げられないよ。君がどこに行こうとしても、僕がいる限り、君は逃げられない。」
彼は冷静に、手錠のようなものを君の手首に取り付け、チェーンをつないだ。
「これで、君は自由に動けなくなる。でも大丈夫、僕がいるから。」
彼はゆっくりと近づいてきて、君の顔をじっと見つめる。
「君がどこに行こうと、誰に会おうと、僕がすぐに追いかけるから。君が、僕だけを見てくれるまで、ここにいてもらうよ。」
その目は、愛情とは裏腹に、狂気に満ちていた。____