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めん達が転校してきて、何日か経ったある日。
めん「なぁ、おんりー、ちょっといい?」
おんりー「えっ…..?あ、うん。どうしたの?」
めん「いや、ちょっと2人だけで話したい事があっ」
おらふくん「おんりー!!」
おんりー ビクッ
おんりー「ご、ごめん!今はちょっと忙しくて!また今度ね!」
めん「あっ….ちょ、おんりー!」
おらふくん「….おんりー。」
おんりー ビクッ
おんりー「お、おらふくん….」
おらふくん「…..。」
やらかした….?いや、ちゃんと逃げてきた。大丈夫…な、はず。
おらふくん「偉いやぁん!」
おんりー「……えっ?」
おらふくん「ちゃんと僕が言ったこと、守ってくれてるんやなぁ〜!」
おんりー「う、うん….そりゃ、もちろん。」
おらふくん「偉いなぁ!流石はおんりーやぁ!」
そう言って、おらふくんは僕の頭を撫でる。
けど、おらふくんの目は妙に甘く、ドロドロとしていた。
その目を僕はとても見ることができない….
だって、見てしまったら….
おらふくんに吸い込まれそうな気がしたから。
お昼休み
おらふくん「なぁ、おんりー!ご飯食べよっ!」
おんりー「あ….うん。わかった。いいよ。」
おらふくん「やったぁあ!」
いつも通り、おらふくんはキラキラで、子供のような目をしていた。
朝のは、俺の勘違いなのだろうか….
おんりー「また、屋上でいい?」
おらふくん「…….うん!」
おんりー「……?」
今の間はなんだったんだろう….
屋上
おらふくん「….今日は、誰かいるかな」
おんりー「さ、さぁ….けど、こんな薄汚い所、俺たち以外来なさそうだけどね….?」
おらふくん「…..ま、そうやね!」
実際、初日にドズルさん達と会った以外、誰とも会わなかった。
俺たちは屋上のドアを開けた。
おんりー「…..あ。」
そこには、ドズルさん達がいた。
ドズル「….ん?」
ドズルさんは俺たちに気がついたらしい。
ドズル「あー!おんりーとおらふくんだ!」
名前、覚えてくれてたんだな….
おらふくん「…….。」
ドズル「……?」
おらふくん….絶対嫌だったでしょ。
ぼん「あ、ほんとだ!」
ぼん「ひっさしぶりー!!」
なんで話しかけてくるんだろう….
とはいえ、無視をする訳にもいかない。
おんりー「お、お久しぶり…..です」
おらふくん「….久しぶり^^」
おんりー「……っ。」
おらふくん、目が笑ってない….怖い…..
めん「…..。」
めんは喋らず、黙々とお弁当を食べている。
ドズル「2人とも、一緒に食べない?」
おんりー「えっ…..。」
俺は怯えながらおらふくんを見る。
おらふくん「…..ごめぇん!今日はちょっと、おんりーと大事なお話しないとなんよぉ!」
ぼん「…..あぁ〜、そうなんや。残念だなぁ!」
おんりー「ご、ごめんなさい….」
なんとなく気まづく、申し訳なさが出てきて謝ってしまう….。
ドズル「いやいや、大事な話ならしょうがないよ!ごめんね!」
おらふくん「じゃ、行こ!おんりー!」
おんりー「う、うん….。」
ドズル「……あれは確定かな。」
ぼん「そうだね。」
めん「今日の朝、一応話しかけたんですけど、おらふくんに横入りされました。」
ドズル「ん〜、やっぱりか〜。ありがとね、めん」
めん「いえいえ。これくらいなんともないんで。」
ぼん「どうする?これじゃ話しかけられないし。」
ぼん「多分、共依存とかだよね?」
ドズル「うん、そうだと思う。」
めん「なにか事情があるんですかね? 」
ドズル「ぼんさんもそういうのを察知できるようになったんですね〜w」
ぼん「はぁ?!前からできてましたけどー!」
ドズル「ww」
めん「ww」
ドズル「さ、早くお弁当食べちゃおw」
めん「そうっすね〜w」
ぼん「何笑ってるんだよ!俺は昔からこういうの敏感なんだからな!」
ドズル「あ〜この卵焼き美味し〜w」
ぼん「聞けよっ!!」
めん「まぁまぁw」
おらふくん「…..。」
おらふくん、ずっと不機嫌…..。
おんりー「お、おらふくん……?」
おらふくん「ん?どした?^^」
けど、話しかけるといつも通りに反応する。
おんりー「えっ….あ、いや……」
おんりー「おらふくんのお弁当、美味しそうだなって!」
おらふくん「そうでしょお〜!」
おらふくん「あ、1口いる?」
おんりー「いやっ….大丈夫!ありがとね!」
おらふくん「え〜…..ま、いいけど。」
相変わらず、おらふくんは読めない….。
いつまでこんな関係が続くんだろう。
おらふくんにとって、俺はなんなんだろう。
確か….前まではこんなんじゃなかった気がする。
どこで間違えたんだろう….
どこを間違えたんだろう….
どうすればいいんだろう….
……けど、これは俺の当てにならない勘だけど。
ドズルさん達なら、俺を….俺たちを!
助けてくれるんじゃないかって、思ってる。
そんなことをぼんやり考えながら、また俺はおらふくんと一緒に居る。