注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です。
・本人様とは関係ありません。
・検索避けに協力してください。
・軍パロです。
・死ネタが含まれ、非常にグロテスクな表現等も含まれてます。
・苦手だと感じた人はすぐに閉じてください。
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「…ci、ここの建物広いから2人で別れて探そう。」
「え、ぁ…はい!!」
zmとciは2人で潜入捜査に来ていた。
不気味な施設に侵入し、銃を片手に廊下を歩く。
「大丈夫や。なんかあったらすぐにインカム。忘れんなよ!!」
「…はい、!!」
「逃げの姿勢も大切やからな。生きて帰ろう、ci。」
約束をし、2人で別れ道を進む。
zmは両側に扉が沢山ある危険そうな廊下を、ciは奥が見えないが扉の少ない安全そうな廊下を。
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「…誰もおらんな。」
扉を全て開けていくが、人はいなかった。
こんなに居ないものだろうか。
と、思いzmは顎に手を当てた。
そういえば、ciから連絡はない。
あちらも人はいなかったのだろうか。
廊下の行き止まりまで来て、引き返す。
ciのところに行くとするか。
最初、この任務をお願いされた時ciは震えていた。
初めての潜入捜査というのもあるが、この施設の嫌な噂をよく耳にするからだ。
zmはそんなciを励ました。
自分は軍の中でもトップレベルに戦闘力がある。
これを活かして、必ず守ってやると。
そう言えば、ciは安心したのか嬉しそうに笑った。
帰ったら、蟹を食べに行く約束だってした。
もちろん、utの奢りだ。
そう考えながら、ciの進んだ廊下へ行く。
暗いが、見える暗さだ。
数分歩くと、奥に1つの大きな扉を見つけた。
ここまでは何も無い廊下だった。
そんなとき、嫌な予感がした。
ツン、と鼻が痛くなった気がした。
自分は軍人であり血の匂いなど嫌という程嗅いできた。
…それが、濃く、深く、匂っていた。
ドアノブを持つ手が震える。
ひとつ、深呼吸をしてゆっくりと扉を開けた。
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「…あ”、ぁ…ッ。」
そこにいたのは、ciだった。
手首足首から先が、無くなっているci。
その断面は痛々しく、どぶどぶと血が吹き出ていた。
zmは立っていられなくなり、その場に倒れ込む。
そのまま、地面を這ってciに近寄る。
あの、綺麗な橙色の瞳を見るために。
でも、その瞳は真っ白になっていた。
瞼を指で開けば、橙色は上の方にぽつりと浮かんでいた。
白目を向いていた。
額には銃痕だってあった。
zmの周りはとっくに血の海と化していた。
こんなの、想定外だ。
助けてやると安心させたのは誰だ?
頼らせたのは誰だ?
後輩を守るべきは誰だ?
任されたのは誰だ?
…それは俺だ。
あんな薄っぺらい安心を押し付けたのは俺だ。
無理矢理頼らせたのは俺だ。
後輩を守れなかったのは俺だ。
任せられるべきじゃないのは俺だ。
ciの身体を抱きしめる。
石のように冷たく、それでも柔らかい。
赤く染みた迷彩柄のパーカーを彼に着せる。
フードを頭に被せて、壁にもたれかかるように倒した。
それから銃を握りしめる。
奥にはもう1つ扉があった。
扉を開けると、また廊下に出た。
廊下の先にはもっと大きく頑丈そうな扉が。
zmは真上のダクトに入り、ずるずると扉の奥の部屋へと向かった。
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部屋の上のダクトまでつき、銃を構える。
どう殺ろうかを考えていると、突然笑い声がした。
「ひひひッ。」
ガタイの良い男が笑う。
「思い出し笑いか??」
男の仲間であろう華奢な男が問う。
「ふふッ、ああ。ほんと面白かった。」
「確かにな、無防備な男だったね。」
「ああ、んで腕切り落としたら…なんだっけ。zm…??zmさーん助けてーって、ぶふッ。」
「うるさかったね。鼓膜破れたかと思った。」
「本当にな。助けて助けてってうるさいから、足も切り落とせば少し黙ったよな。」
「俺ちゃんと動画撮ってるよ。見る??」
「ああ、見よう。もしかしたら笑って腹がよじれるかもな。」
動画が再生される。
ダクトの中にいるので、zmは動画の音声だけを聞くことにした。
『オラ!!手切れちゃうよ〜?』
『あ"あ”がッ、あ”ァ”あ”あ"ッッ!!zmッ…zmさッ、た"ッ、たすけッ…!!た"ずけて”ぇ、!!』
『連絡しちゃダメでしょ〜??左手も切るぞ〜!!』
『ん"がァ”あ"ぁ”あ”ッッ、あ"ッ…!!たず、た"ずけッ…い”やッ!!zmさッ…zmさ"ぁッ!!』
『うるせぇな、足も切るか。』
『や、や"めッ…ん”あ"がッッ!!!!!!!…ぁ、ァ”』
思わず、耳を塞いでしまう。
涙が溢れ出そうになるのを堪えてciの最期を聞き終えようと耳をすませる。
『おでこばーんっって、しちゃうぞ??』
『…、ッ、ぁ"、z、zm…さ、ッ。』
『ばーんっ!!!!!!!』
乾いた音と共に音声がぷつりと切れる。
男たちは床に転がって笑っていた。
zmは限界がきた。
ダクトから乱暴に降り、まず華奢な男の口に銃をねじ込むように構える。
「あ”ッ…!?ふごッ!!」
ガタイの良い男が慌てて近寄ろうとするが、足で蹴り飛ばし、華奢な男の両目を空いている右手で突き刺す。
「ギャアアッ!!!!!!!」
「五月蝿い。」
次に口に入れていた銃を発砲する。
喉から血を吹き出し、ぐでんと倒れる男を確認し、ガタイの良い男に銃を構える。
「ま、まってくれ…ゆ、ゆるして、くれ!!」
「…。」
男はポケットから手をふたつ、足をふたつ取り出した。
zmはぴくりと止まる。
「こ、これもやるッ…、ゆるして、くれえ!!」
「…で?」
「ぁ…、え、」
zmは銃を床に叩きつけた。
「それで?これを俺に渡したらどうなんの?」
「ぁ…、ひぃッ。」
zmは片手で頭を掴み、もう片手で殴り始めた。
「…お前のこれは何のためにあるんや。」
しばらく殴ると、頭が歪んできて、そこを銃で発砲し、こじ開ける。
それから頭蓋骨を折って中の脳みそに手を出す。
男は白目で声にならない悲鳴をあげていた。
脳みそを引きちぎり、床に叩きつける。
それから、男の手から落ちた4つの手と足を優しく拾う。
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「ci。」
壁にもたれかかって寝ているciに駆け寄る。
「これ、取り返したよ。今戻してやるからな。」
研究室らしい部屋にあった針と糸を使い、手と足を繋げる。
不器用だが、確かに繋がった。
青白くなった肌が怖くて、zmは自分の腕を銃で打ち、流れ出る血をciに飲ませるように口に入れた。
「美味しくはないと思うけど、我慢するんやで。」
流れて行った血を確認し、ふわふわの髪を撫でてやる。
「風呂入りたいな。すぐ帰ろうか。」
パーカーは着せたまま、そしてciの素足に自身の靴下を履かせ、背中に背負う。
それから走って施設を抜け出す。
「はは、お互い血まみれやね。はよ、風呂はいって洗おうな。」
「ああ、もう夜やね。眠ないか??寝てもええよ。」
「お腹すいたなぁ。帰ったらut先生の奢りで蟹食おうな。約束したやろ。」
「その次は、旅行もしたいなあ。イタズラだってしような。emの反応はおもろいぞ。」
「なあ、ci。お前もそう思うやろ?」
「」
「んはは、やっぱりか。俺もそう思う。」
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「あ、zm!!連絡途切れて心配しとったんやぞ!!」
軍基地へ戻ると、rbとshpが待っていた。
手を振っていた2人は、zmの背中に乗っているciを見て目を見開いた。
「怪我したんすか!!医務室に!!」
「snに連絡しとくわ!!」
「ありがとう、!!」
白くて明るい廊下を走る。
施設とは違って安心する廊下を。
見えてきた医務室からsnが出てきた。
「zm、ciおかえり!!今すぐ手当しよう!!」
「おう、!!」
ciをベットに寝かせる。
snはまずzmを見た。
血まみれだが全て敵の返り血だと確認すると、安心してお茶を差し出した。
「よかった、怪我はないんやね。ciやな。」
snはciのベットの隣の椅子に座り、口元に手を当てた。
「…ッ、!!」
snは慌てて、首に手をやる。
動くはずがない。
「…、え、え、?」
snは服を脱がし、死因を探る。
脱がせば一目でわかった。
不器用に縫い合わされた両手両足。
パーカーを取れば、額には銃痕が。
時間もしばらく経っている。
「…z、zm。」
震えながらzmを見る。
zmは心配そうにciを見ていた。
「ci、痛ないからな。snやから。大丈夫。」
「zm、ci…は。」
「え?」
zmの精神に異常があることはすぐに分かった。
zmを医務室の個室に移動させ、話を聞く。
全てあやふやになっていて、ciと何があったのかも分からない。
ciと帰りにこんな話をしたんだ、とか。
そんな話ばかり。
ciは何時間も前に死んでしまっていると思われるのに。
zmは精神的に壊れてしまっているので、皆にケアを手伝って欲しいと頼んだ。
ciは、皆に暖かく見守られ天に行っただろう。
皆じゃなくても、1人の仲間がいたはずだ。
それに、ciの身体は全て帰ってきたのだから。
それが、不幸中の幸いとでも言うのだろう。
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数年後、精神異常が無くなったzmはこの世から姿を消してしまった。
2人が、どこかで再会できることを願うのだった。
もう謎かつ、胸糞悪いかつ、ゴミな小説ですね
大丈夫でした??うわッって、なりませんでした!?
私はこういう系が好みなんです、恥ずかしながら。
最期、zmさんはciさんが生きてると考えるために、怪我の部分は隠し、背中に背負い話しかけ続けてました。
数年間、ずっとzmさんはciさんが生きていると考えていました。
治って1日もせずに彼は後輩を追いかけます。
というオチですね🤔
コメント
23件
この作品何度も見てたんですけど、やっぱり辛い……でも僕もこういうタイプ大好きです🫶🏻 ci君がもう亡くなってしまっているのにzmさんが話しかけているのが辛い、ci君の「」も辛い、🥲🥲 最後の所のzmさんが精神のを治すために数年かかっているっていうのもzmさんがci君が亡くなってしまったのを認めたくなかったんだろうなあ、と思うと泣ける。ていうか泣きました。
何回見てもこの神作品は泣ける。 そんな、残酷なされかたしたら流石にzmさんも自分を責めちゃうよね… こんなにかんどうが冷めない作品を作り出す主さん神✨ 語彙力無さ過ぎて、すみません。
え、、、?やばいめっさ好きなんだが、、、 神ですね。フォロー失礼します。