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ねえ、いるんだろう?

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ねえ、いるんだろう?

1 - ねえ、いるんだろう?

♥

1,675

2024年04月03日

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注意事項

・この作品はwrwrd様の二次創作です。

・本人様とは関係ありません。

・検索避けに協力してください。

・軍パロです。

・死ネタが含まれ、非常にグロテスクな表現等も含まれてます。

・凄く胸糞悪い小説です。

・苦手だと感じた人はすぐに閉じてください。

ワンクッション


































────────────

「…ci、ここの建物広いから2人で別れて探そう。」

「え、ぁ…はい!!」

zmとciは2人で潜入捜査に来ていた。

不気味な施設に侵入し、銃を片手に廊下を歩く。

「大丈夫や。なんかあったらすぐにインカム。忘れんなよ!!」

「…はい、!!」

「逃げの姿勢も大切やからな。生きて帰ろう、ci。」

約束をし、2人で別れ道を進む。

zmは両側に扉が沢山ある危険そうな廊下を、ciは奥が見えないが扉の少ない安全そうな廊下を。










────────────

「…誰もおらんな。」

扉を全て開けていくが、人はいなかった。

こんなに居ないものだろうか。

と、思いzmは顎に手を当てた。

そういえば、ciから連絡はない。

あちらも人はいなかったのだろうか。

廊下の行き止まりまで来て、引き返す。

ciのところに行くとするか。


最初、この任務をお願いされた時ciは震えていた。

初めての潜入捜査というのもあるが、この施設の嫌な噂をよく耳にするからだ。

zmはそんなciを励ました。

自分は軍の中でもトップレベルに戦闘力がある。

これを活かして、必ず守ってやると。

そう言えば、ciは安心したのか嬉しそうに笑った。

帰ったら、蟹を食べに行く約束だってした。

もちろん、utの奢りだ。

そう考えながら、ciの進んだ廊下へ行く。

暗いが、見える暗さだ。


数分歩くと、奥に1つの大きな扉を見つけた。

ここまでは何も無い廊下だった。


そんなとき、嫌な予感がした。

ツン、と鼻が痛くなった気がした。

自分は軍人であり血の匂いなど嫌という程嗅いできた。

…それが、濃く、深く、匂っていた。

ドアノブを持つ手が震える。


ひとつ、深呼吸をしてゆっくりと扉を開けた。













────────────

「…あ”、ぁ…ッ。」

そこにいたのは、ciだった。

手首足首から先が、無くなっているci。

その断面は痛々しく、どぶどぶと血が吹き出ていた。

zmは立っていられなくなり、その場に倒れ込む。

そのまま、地面を這ってciに近寄る。

あの、綺麗な橙色の瞳を見るために。


でも、その瞳は真っ白になっていた。

瞼を指で開けば、橙色は上の方にぽつりと浮かんでいた。

白目を向いていた。

額には銃痕だってあった。

zmの周りはとっくに血の海と化していた。


こんなの、想定外だ。

助けてやると安心させたのは誰だ?

頼らせたのは誰だ?

後輩を守るべきは誰だ?

任されたのは誰だ?


…それは俺だ。

あんな薄っぺらい安心を押し付けたのは俺だ。

無理矢理頼らせたのは俺だ。

後輩を守れなかったのは俺だ。

任せられるべきじゃないのは俺だ。


ciの身体を抱きしめる。

石のように冷たく、それでも柔らかい。

赤く染みた迷彩柄のパーカーを彼に着せる。

フードを頭に被せて、壁にもたれかかるように倒した。


それから銃を握りしめる。

奥にはもう1つ扉があった。

扉を開けると、また廊下に出た。

廊下の先にはもっと大きく頑丈そうな扉が。

zmは真上のダクトに入り、ずるずると扉の奥の部屋へと向かった。













────────────

部屋の上のダクトまでつき、銃を構える。

どう殺ろうかを考えていると、突然笑い声がした。

「ひひひッ。」

ガタイの良い男が笑う。

「思い出し笑いか??」

男の仲間であろう華奢な男が問う。

「ふふッ、ああ。ほんと面白かった。」

「確かにな、無防備な男だったね。」

「ああ、んで腕切り落としたら…なんだっけ。zm…??zmさーん助けてーって、ぶふッ。」

「うるさかったね。鼓膜破れたかと思った。」

「本当にな。助けて助けてってうるさいから、足も切り落とせば少し黙ったよな。」

「俺ちゃんと動画撮ってるよ。見る??」

「ああ、見よう。もしかしたら笑って腹がよじれるかもな。」

動画が再生される。

ダクトの中にいるので、zmは動画の音声だけを聞くことにした。


『オラ!!手切れちゃうよ〜?』

『あ"あ”がッ、あ”ァ”あ”あ"ッッ!!zmッ…zmさッ、た"ッ、たすけッ…!!た"ずけて”ぇ、!!』

『連絡しちゃダメでしょ〜??左手も切るぞ〜!!』

『ん"がァ”あ"ぁ”あ”ッッ、あ"ッ…!!たず、た"ずけッ…い”やッ!!zmさッ…zmさ"ぁッ!!』

『うるせぇな、足も切るか。』

『や、や"めッ…ん”あ"がッッ!!!!!!!…ぁ、ァ”』


思わず、耳を塞いでしまう。

涙が溢れ出そうになるのを堪えてciの最期を聞き終えようと耳をすませる。


『おでこばーんっって、しちゃうぞ??』

『…、ッ、ぁ"、z、zm…さ、ッ。』

『ばーんっ!!!!!!!』

乾いた音と共に音声がぷつりと切れる。

男たちは床に転がって笑っていた。


zmは限界がきた。

ダクトから乱暴に降り、まず華奢な男の口に銃をねじ込むように構える。

「あ”ッ…!?ふごッ!!」

ガタイの良い男が慌てて近寄ろうとするが、足で蹴り飛ばし、華奢な男の両目を空いている右手で突き刺す。

「ギャアアッ!!!!!!!」

「五月蝿い。」

次に口に入れていた銃を発砲する。

喉から血を吹き出し、ぐでんと倒れる男を確認し、ガタイの良い男に銃を構える。

「ま、まってくれ…ゆ、ゆるして、くれ!!」

「…。」

男はポケットから手をふたつ、足をふたつ取り出した。

zmはぴくりと止まる。

「こ、これもやるッ…、ゆるして、くれえ!!」

「…で?」

「ぁ…、え、」

zmは銃を床に叩きつけた。

「それで?これを俺に渡したらどうなんの?」

「ぁ…、ひぃッ。」

zmは片手で頭を掴み、もう片手で殴り始めた。

「…お前のこれは何のためにあるんや。」

しばらく殴ると、頭が歪んできて、そこを銃で発砲し、こじ開ける。

それから頭蓋骨を折って中の脳みそに手を出す。

男は白目で声にならない悲鳴をあげていた。

脳みそを引きちぎり、床に叩きつける。

それから、男の手から落ちた4つの手と足を優しく拾う。












──────────

「ci。」

壁にもたれかかって寝ているciに駆け寄る。

「これ、取り返したよ。今戻してやるからな。」

研究室らしい部屋にあった針と糸を使い、手と足を繋げる。

不器用だが、確かに繋がった。

青白くなった肌が怖くて、zmは自分の腕を銃で打ち、流れ出る血をciに飲ませるように口に入れた。

「美味しくはないと思うけど、我慢するんやで。」

流れて行った血を確認し、ふわふわの髪を撫でてやる。

「風呂入りたいな。すぐ帰ろうか。」

パーカーは着せたまま、そしてciの素足に自身の靴下を履かせ、背中に背負う。

それから走って施設を抜け出す。

「はは、お互い血まみれやね。はよ、風呂はいって洗おうな。」

「ああ、もう夜やね。眠ないか??寝てもええよ。」

「お腹すいたなぁ。帰ったらut先生の奢りで蟹食おうな。約束したやろ。」

「その次は、旅行もしたいなあ。イタズラだってしような。emの反応はおもろいぞ。」


「なあ、ci。お前もそう思うやろ?」

「」

「んはは、やっぱりか。俺もそう思う。」





















────────────

「あ、zm!!連絡途切れて心配しとったんやぞ!!」

軍基地へ戻ると、rbとshpが待っていた。

手を振っていた2人は、zmの背中に乗っているciを見て目を見開いた。

「怪我したんすか!!医務室に!!」

「snに連絡しとくわ!!」

「ありがとう、!!」

白くて明るい廊下を走る。

施設とは違って安心する廊下を。


見えてきた医務室からsnが出てきた。

「zm、ciおかえり!!今すぐ手当しよう!!」

「おう、!!」

ciをベットに寝かせる。

snはまずzmを見た。

血まみれだが全て敵の返り血だと確認すると、安心してお茶を差し出した。

「よかった、怪我はないんやね。ciやな。」

snはciのベットの隣の椅子に座り、口元に手を当てた。

「…ッ、!!」

snは慌てて、首に手をやる。

動くはずがない。

「…、え、え、?」

snは服を脱がし、死因を探る。

脱がせば一目でわかった。

不器用に縫い合わされた両手両足。

パーカーを取れば、額には銃痕が。

時間もしばらく経っている。

「…z、zm。」

震えながらzmを見る。

zmは心配そうにciを見ていた。

「ci、痛ないからな。snやから。大丈夫。」

「zm、ci…は。」

「え?」

zmの精神に異常があることはすぐに分かった。

zmを医務室の個室に移動させ、話を聞く。

全てあやふやになっていて、ciと何があったのかも分からない。

ciと帰りにこんな話をしたんだ、とか。

そんな話ばかり。

ciは何時間も前に死んでしまっていると思われるのに。

zmは精神的に壊れてしまっているので、皆にケアを手伝って欲しいと頼んだ。

ciは、皆に暖かく見守られ天に行っただろう。

皆じゃなくても、1人の仲間がいたはずだ。


それに、ciの身体は全て帰ってきたのだから。

それが、不幸中の幸いとでも言うのだろう。


















───────────

数年後、精神異常が無くなったzmはこの世から姿を消してしまった。



2人が、どこかで再会できることを願うのだった。














もう謎かつ、胸糞悪いかつ、ゴミな小説ですね

大丈夫でした??うわッって、なりませんでした!?

私はこういう系が好みなんです、恥ずかしながら。


最期、zmさんはciさんが生きてると考えるために、怪我の部分は隠し、背中に背負い話しかけ続けてました。

数年間、ずっとzmさんはciさんが生きていると考えていました。

治って1日もせずに彼は後輩を追いかけます。

というオチですね🤔

この作品はいかがでしたか?

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コメント

23

ユーザー

この作品何度も見てたんですけど、やっぱり辛い……でも僕もこういうタイプ大好きです🫶🏻 ci君がもう亡くなってしまっているのにzmさんが話しかけているのが辛い、ci君の「」も辛い、🥲🥲 最後の所のzmさんが精神のを治すために数年かかっているっていうのもzmさんがci君が亡くなってしまったのを認めたくなかったんだろうなあ、と思うと泣ける。ていうか泣きました。

ユーザー

何回見てもこの神作品は泣ける。 そんな、残酷なされかたしたら流石にzmさんも自分を責めちゃうよね… こんなにかんどうが冷めない作品を作り出す主さん神✨ 語彙力無さ過ぎて、すみません。

ユーザー

え、、、?やばいめっさ好きなんだが、、、 神ですね。フォロー失礼します。

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