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「姫奈でぇす♡よろしくおねがいしまぁす♡」
潔子さんやっちゃんインフル治して早く帰ってきて………
桃源聖
16歳の高校2年生
身長 174cm
体重 61kg
誕生日 3⁄3
好物 父がつくるだし巻き玉子
血液型 B型
趣味 女装
部活動 男子バレー部マネージャー
趣味は変人コンビをからかうこと。あの二人まじで反応おもろいから飽きないんだよね〜笑
俺のこの美しすぎる顔面を最大限に活かして照れさせるのにハマってる
あの二人ちょっとチョロすぎて心配になるレベルだ
そんな順風満帆(?)な生活を送っていたある日、奴はやってきた。
「姫奈でぇす♡よろしくおねがいしまぁす♡」
俺は自分の身に危険を感じ、その日のうちに ものすごい量の夢小説を読破し、何が起きるのか予習をした。
俺はやればできる子であった。
次の日から次々と襲いかかる罠に唖然としていた
俺毎日この嫌がらせ受けないといけないのか…
「聖くん!いつもありがとぉ♡これ差し入れ♡」
『わわっ、お茶?ありがと』
「いえいえ〜♡」
なんか渡されたんだけど…
こいつこんな親切なことしてくれるやつだったっけ?
そういえば聖ちゃんから聖くんに呼び方変わってるから、やっと俺のこと男だって気付いて制裁(笑)をくだすのをやめたのか…??
多分そうじゃね!?飲んじゃお!!
「聖くんやっといて」
あるぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜??
なんか冷たくなったぞどうした姫奈
『え、でもこれは姫奈さんの仕事じゃ…?』
「は?私に指図するつもり?」
『いや、そういうわけじゃ………』
「いいわよ、そっちがその気なら」
『………え………………?』
「こっちだって策があるんだから」
姫奈の後ろから突如現れた、顔面偏差値43ぐらいの男(たぶん俺と同い年)。
…………まて、待ってくれ、この展開は予想してなかったしどの夢小説にも存在しなかったぞ
思わず唖然とする俺
「うわ顔かわいい」
そして俺の顔をかわいいと言う謎の男
「金貰ったしヤらせてくれるらしいから姫奈の味方つくけどさー」
「正直こっちの方が 」
『俺は男です』
「マジ?ガチの男?ついてんの??」
「桃源は男だし。つか何言ってんの?姫奈がいちばん可愛いに決まってるでしょ」
『えぇ…ほんとすいませんこんな可愛い顔で生まれてきちゃって……』
ふざけてる場合じゃない、これはマジの危機だ。俺人生詰んじゃう
こんな土壇場で閃いちゃう俺も俺だけど、
俺が男だって気付いたけど、ちやほやされてるのムカつくから俺に襲われたってことにしてみんなから遠ざけようとしてるってこと………??
そんなの誰が思いつくんだよ!なんだよこいつしつこいな!
「はぁ?うっざ。……あんたには地獄に落ちてもらうから笑」
ええ俺なんかした!?
てかなんか……
『姫奈さん、俺に渡したお茶に何か混ぜた……? 』
「あれマジで飲んだの?笑やばすぎ笑笑」
「まあいいや、今日であんたともお別れね笑ばいばーいwww」
そう言い放って再度謎男に作戦を伝える姫奈。俺が圧倒的に不利になってしまう前に全力で阻止する。
なぜか所持していたカッターで先にTシャツを切り裂き、ズボンは脱ぐ。さすがにパンツを見られるのは俺のプライドが許さないので前だけ腕で隠す。
後ろから見たらモロだが仕方ない。
これだけじゃ悲壮感(笑)が足りないので、お茶を俺の体にぶちまけてちょっとエロくしてみた
我ながら完璧だ………
少し涙目になりながら、俺は生まれて初めて女子のような声で叫んだ。それはもう力いっぱいに
『ったすけて!!』
「えっ、は?今の悲鳴、桃源の…??」
なんだなんだと集まってくるバレー部員。この光景を見て固まっている。俺自身もあまり意味がわからないから当然だ。
『………やめて……っ………』
絶対に助けてくれるであろう田中に抱きつく。
顔真っ赤で草 こいつおもろいな
「桃源!?」
「は…?」
『姫奈さんが……俺が気に入らないからって言って急に…………その、男の人が来て』
『それで、襲っていいよって………』
「何言ってるの…?姫奈そんなこと言ってないよぉ…」
『……俺の……俺の服切り裂いて、それで、押されて男の人に馬乗りになっちゃって……この写真ばらまかれたくなかったら大人しくしろって…………姫奈さんが……』
「そんなこと言わないよぉ、ねっ?みんな、姫奈はそんなこと言わないよね……?」
『やだ、やめて、触らないで…っ』
これまじで体熱くね??こいつガチモンの薬手に入れてたの…?怖すぎる
入手ルートどこだよ
「お、おい…とりあえず落ち着こうべ?な?」
そう言って俺の体を触ろうとする菅原さん
え、あ、ちょっと待って今俺薬がまわって……
『………っひゃんっ!』
「……………」
うわあああ最悪だやらかしてしまった空気地獄すぎる
もうやりきるしかない
『んっ…………からだ………熱い…………?』
はふはふと少し大袈裟目に呼吸をする
大袈裟に呼吸してるけど実際しんどいかもしれない無理
大衆の面前で俺の息子さん元気だよ!したくない
『な、にこれっ……変っ……』
『身体中熱いっ……………♡』
「………やっぱかわいー……♡」
「聖くんだっけ、かわいーね、俺が楽にしてあげようか?」
は?え?嘘だろこんなんありなのかよ
誰か止めろよ!!頼りねえなこいつら
『ちょっ………あっ……ぅあ、ん……』
『んっ……』
『へぁ…??これ、だめっ、』
「イキそうだね……かわいー♡」
「あ、反応した、かわいいって言われるの好き?」
『ひゃあ!?やだ、耳元でしゃべらないで! 』
『っいま、………いまおれのからだっ、…あっ、なんかへん、で…っえ… 』
「……何してるんですか、それ性犯罪ですよ」
月島……?
体が浮いて……………?は??これお姫様抱っこ???
しかも自分のジャージ被せやがって
男前かよ、くそ。
「ほら保健室行きましょう桃源さん」
「然るべき対処はするからな、姫奈」
やだ…大地さんも男前…
まあトキメキはしないけど