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勝手に転生させられたが、恋愛はさっぱりです。

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勝手に転生させられたが、恋愛はさっぱりです。

7 - 第6話 早く過ぎる日々と誕生日

♥

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2023年01月06日

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‥‥‥一年が過ぎた。唐突だがそれほど早かったのだ。だと言っても私はまだ1歳。

「かな、おなかすーた。(キャナ、お腹すいた)」

「わかりました。何か食べれるものを持ってきますね」

タッタッタッタッタッ‥

「あやちまれるきゃな?(怪しまれるかな?)」

1歳、いや頑張って1歳半の赤ちゃんがここまで喋れるだろうか。否、喋れない。(と思う)

(普通に歩けてるし‥‥‥なにか言われるかも)

「お嬢様〜、お持ちしましたよ〜」

「あ~い!!」

「ゆっくりお食べください〜」

「いたあきあーす!!(いただきまーす!)」

「どうぞ、お召し上がりください!」

(‥‥‥‥敬語、やめてくれないかね‥)


約半年後、私の誕生日が迫って来た。2歳の誕生日だ。

(前と同様、お父様、お母様、ドラズお兄様とその他のメイドか執事かしらね)

「フォルラ〜、プレゼントは何がいいかい〜?」とお父様。

「なんでもいいのよ〜♡」とお母様

「僕もたくさん買ってあげるからね〜」とお兄様

「しょ、しょんにゃにいりゃないでしゅ(そ、そんなにいらないです)‥‥‥」

「遠慮しなくていいんだぞ!」

「そうよ!なんでも叶えてあげられるわよ!」

「そうそう!だから欲しい物とかなぁい?」

「な、ないでしゅ(な、ないです)‥‥‥ごめんなしゃい(ごめんなさい)‥‥」

「そ、そうか‥‥」「そう‥‥‥」「そうなんだ‥‥」

‥‥‥‥‥‥‥‥めっちゃがっかりするやん!?wイヤ、今の時点で結構揃ってるから要らないのよ。

(でも‥‥‥‥これは言おうかな‥?)

「‥‥ドラジュお兄しゃまいぎゃいのお兄しゃまにあっちぇみちゃい。(ドラズお兄様以外のお兄様に会いたい)」

「ヴェレクたちのことかしら?」

コクリ

「あぁ、そういえばフォルラが生まれた瞬間しか来てないからな〜。学園も忙しいのだろうな」

(?!?!学園があるのか‥。あってみたいのは山々だが仕方あるまい)

「ごめんなしゃい。お兄しゃまちゃちにめーどうごちょをさしぇるわきぇにはいきゃないきゃら、いまのはなちで(ごめんなさい。お兄様たちに面倒事をさせるわけにはいかないから今のは無しで〕‥‥‥‥‥」

「僕、兄上達に手紙を書いてみるよ!やり取りは、してるからね!」

「いや、その必要はない」

「えっ?どうしてですか?」

「今月忘れたのか?」

「今月‥‥‥‥‥あっ!!帰ってこれるんですね!!」

「あぁ!そうだったわね!天使たちの顔が久しぶりに!!」

「天使かどうかはわからんが、今回は一週間休みがあるだろう。ちょうどその週の中にフォルラの誕生日がある。ちょうど良いではないか?」

(…………勝手に話を進められて困り果てていたが、もう無理らしい)

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