テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「もう関わるのやめよ」
親友からそう言われてから、何日も頭の中はそのことでいっぱいだった
学校へ行っても、楽しくない
前までは親友と話したりすることが楽しみで行っていたのに
休み時間になると、無意識に親友の姿を探してしまう
けど今は、目が合いそうになるとお互いに視線をずらすようになった
「これでよかったんだ」
私は何度も自分自身に言い聞かせた
それなのに心はちっとも楽にはならなかった
ある日の昼休み
親友が一人で窓から景色を見てること気がついた
前みたいな笑顔などはなく、どこか寂しげな感じだった
親友のことは忘れようとしてるのに、どこか心配してしまう私がいた
その日の放課後、1人で帰ろうとしてると親友の後ろ姿が見えた
「今がチャンス。このまま終わってもいいの?」
心の中で、もう1人の自分が問いかける
私は立ち止まり、深呼吸をした
このまま言わなかったら、一生後悔する
そう思ってるうちに気づけば体は親友の方へと走りだしていた
「待って……!」
親友がゆっくり振り返る
驚いた表情で、私を見つめていた
コメント
3件
第4話、読ませていただきました。「無意識に親友の姿を探してしまう」という一文に、本当にグッときました。距離を置こうとしているのに、目が合いそうになると互いにそらす――あの切なさ、よくわかります。最後、走り出した主人公に「言えてよかった」と心の中で拍手を送りました。この後の空気、どう変わっていくのか気になります。
Moca
159
158