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「……………」
微かに匂う薬品の匂い
時計は丁度9時を指していて、窓から差し込む光からまだ朝であることがわかった
(なんでここで寝てるんだっけ…)
状況を把握するため腕に繋がれた点滴を抜いて寝台から降りた
ドアノブに手をかけた途端ドアが開いた
「太宰くん?」
腕を掴まれて動けなくなる
「どこに行くんだい?」
「報告書、終わらせないと」
「今の君は………」
「………少し中で話そうか」
森さんに強制的にベッドに戻され再度点滴を打たれた
「あれほど勝手に外すなど云ったのに…」
「だって点滴してる間することないし退屈なんだもん」
「でも真逆無理が祟って倒れるなんて中也に笑われちゃうな…」
「そのことなんだけどね」
「なんて云えばいいのかな…」
(森さんが言葉に悩むなんて珍しい)
「そんなに重たい病気なの?」
「否、病気じゃないんだ」
森さんは覚悟を決めた顔で云った
「君は妊娠している」
「………え?」
その言葉に頭が追いつかなかった
「私が…?でも私………なんで」
「男性でも妊娠するケースがあるんだ」
「ごく稀だけどね」
「嘘……」
「私も最初はクーヴァード症候群を疑ったんだけどね」
※クーヴァード症候群…パートナーの妊娠をきっかけにつまりや体重増加など妊娠している女性と似た身体的、精神的な症状が出る現象
「ほら、太宰くん不特定多数の女性と関係持ってるから」
「そんなに持ってない!」
「どうだろうねぇ…」
「それで、相手は?」
「相手がいない限り妊娠することはないでしょ?」
「……………………」
「真逆中也とかじゃないよね」
「…………ごめんね」
「この間の夜のこと覚えてるかい?」
「夜……?嗚呼森さんとやったね」
「でもゴムしてたよ?」
「穴が開いてたのかもしれないね」
「何にしても責任は凡て私にある」
「だから太宰くんがお腹の子を産んでも、堕ろしても私は君を全力で支えるよ」
「………子供がいたら少しは考え方が変わるのかな」
「え?」
「森さん、私この子を産むよ」
冬休み残り7日…?
課題終わってないんだけど
ギリギリで詰めたら終わるやろうか
睡眠時間削るか…