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〇〇「・・・・・・ゃ・・・」
ヴォックス「・・・何だ」
〇〇「いやだ・・・わたし、は・・・私はあのホテルで、みんなと――――」
ヴォックス「”みんなと天国を目指します” ・・・・・・とでも言うつもりか?」
ハッ、と小さく笑い飛ばされ、彼の手が再び私の顔を上向かせる。
ヴォックス「往生際の悪いお前に見せてやるよ」
ヴォックス「よく見ろよ・・・お前の犯した罪が招いた、結末をなあ・・・!!」
笑うながらそう叫んだ彼の顔面が、ヴン・・・と音を立てて何かの映像に切り替わった。
映し出されているのは、どこか懐かしく見慣れた薄暗い部屋。
そして・・・窓際に、ひとつの人影。
力なくうなだれるその身体は痩せ細り、地面から浮いて微かに揺れている。
〇〇「――――お姉、ちゃん・・・・・・?」
血の気の失せた顔、力なく開いた口。
光を失った虚ろな瞳と、首に巻き付いてギィギィと軋むロープ。
〇〇「おね・・・・・・ちゃん・・・・・・」
〇〇「お姉ちゃん・・・・・・?」
目に焼き付いていく。
――――大切な姉の、最期の姿。
〇〇「いやああぁぁ――ッッ!!!!」
目の前に広がるその光景こそが、
私が犯した罪が招いた、これ以上なく最悪の結末だった。