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#タヨキミ

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#タヨキミ

17 - 第17話 行方不明

♥

19

2024年03月01日

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コンニチハマツリデス

はあ、タヨキミもついに半分をこえたか。これの倍で完結しちゃうって考えると、少々寂しいですね。


ここからは、俺の生息地であるアートストリートってとこの話なんですけど。

俺の周りには影響力が強い人(?)が多くて、皆様のFAや感想トピックのおかげで、タヨキミも、界隈ではまあまあ有名になりましたね。誹謗中傷が怖いので超有名になってほしいわけではないですが、自分でもタヨキミめちゃ気に入ってるので、FA描いたり、宣伝してくれたりするとビバ嬉しいです!

実際、俺の今までの人生における一番の推しはカナタとハルカとイヌイなのでね。一番とは。

アトストのきみいすとたちを見ていると、嬉しいことに、うちのユヅルが人気みたい。わかる、あんなにドロドログログロした組織のボスがあんな能天気な男の娘じゃったら惚れるよね。

個人的には、ユヅルの見た目や話し方・普段の穏やかな性格の裏に隠れた腹黒い部分であったり、部下を物としてしか見ていないような眼がすごい好きです。自分に従わせるために、上手な自作自演をしちゃうところとか。

あとは双子が圧倒的。こいつらは半ヒトの子。(設定は全部俺がつくったけん)

いやー、あの二人は、安定しているようで不安定な雰囲気が推せますよね。明るいけど暗い、みたいな。

ハルカとイヌイみたいなグッチャンギッタンな共依存ではなく(共依存の使い方間違ってるけど、ここでは「互いがいないと精神以上を起こすぐらい異常に依存しあった人たち」って意味にしといて☆)、一緒にいるとほっこりするね~安心だね~くらいの距離感が、それもまたよしホトトギスすぎてパナ◯ニック無限に建てられますね(頭は大丈夫)

依存って観点でいったらユヅルナも、、、って語りたいところだけど、1000文字いっちゃうからやめる。




いってらっっっっっっっっっしゃーーーッッッ、








「おっ、みんな~!お見舞い来てくれたん?」

優しく明るい、病院のベッドの上。

片足を固定されたツキミが、揃ってゾロゾロと入ってくるタヨキミメンバーに手をふった。


いつも通り元気そうなツキミに、メンバーは心の底から安心する。


「おい、ツキミ…………お前、何があった?」

アキトの質問に、ツキミは相変わらずの大きな声で答える。

「あー、なんやっけ……?あ、せやせや!カナちゃんが忌み嫌ってる双子くんに、素手で折られたんや!」

カナタが「おえっ」と眉をひそめた。

「素手で人の骨折るとか、アイツら、ナメクジこえてゴリラかよ………枝豆みたいな体しやがって」

そう、カナタは、あの双子………トオンとヒトネが、苦手なのだ。

それにしても明らかに意味不明な言葉に、二人と知り合いであるルカが少しだけ笑う。

「枝豆って………」

と、ルカの顔を見て、ツキミは思い出したように言った。


「そーだルカちゃん、ヒトネくんがなぁ、ルカちゃんのこと、可愛い~ゆうてたで。セツナちゃんも、なんやっけ、挙動が可愛い?とか!イケメンやねえ」


ツキミの言葉に、ルカは「は?」と声をあげた。セツナも、目をぱちくりさせている。

「え………あのヒトネが、うちのこと……?作り話も大概にしたら?」

ヒトネとは、仲が良いだけの仲間だと思ってたのに………本気で引くルカに、端のほうに立っていたサチが声をあげた。

「……安心しておけ。ヒトネが口にしてることの5割は、虚言だ。周りから好かれるためか知らないが、人によって態度がコロコロ変わる……そんな奴だよ」

少し言い方に刺があるが、いつも通り。そんなサチをみて、セツナが高い声で笑う。


「サチくんっ、おかえり!」


純粋無垢な笑顔に、サチは「……ただいま」と少し微笑んで呟いた。

「ほっこりしてるとこ悪いけど」

双子の話で機嫌を損ねたカナタが、しかめっ面のまま周りを見渡す。

「サチの頭に鉄球を当てて救った張本人、伝説の少女は大丈夫なの?あと最年長組の女二人」

伝説の少女………その言葉に、今度はリオが吹き出した。


「あ、そうじゃん………話さなきゃ、お前ら聞けよ」


カナタの質問で、何かを思い出したのか。

アキトは、サチを救った日のことを話し始めた。









ハルカの鋭い視線。それを受け、ユズキはにらみ返した。


大丈夫だ。万が一、ハルカがとても強かったとしよう。

でも、今のユズキには、瞬間移動がある。

ハルカはユズキとカエデを倒しつつ、イヌイを奪還しなくてはいけない。だがこちらは、触ったら勝ちだ。

タヨキミ創設の目的は、キビアイの解散及び、メンバーの救出。瞬間移動した先でどんな目にあおうが、イヌイを救いさえすれば、ここに来た目的は果たしたと言える。


(カエデとわたしは高校三年生、もう成人。それに比べ、ハルカとイヌイは、まだ中学三年生。命の優先順位というものがあるでしょう………こんなにも成長途中の幼い子供が、汚い大人により、崖っぷちに立たされている。これを救えず、わたしの価値はどこにあるのでしょうか)


たとえ自分たちが、崖から落ちたとしても。

絶対に、救ってみせる。



と、その瞬間。

カエデの腕のなかで、イヌイが目を覚ました。


「「「!?」」」


いちばん早く動いたのは、ハルカ。カエデの腕を飛び出すイヌイに向かって、目で追えないような速さで走る。

「イヌイ!」

まずい。このままでは、イヌイがとられてしまう。

そんな二人に構い無く、ハルカは、手を伸ばした。


と、目に入ってきたイヌイの表情を見て、動きを止める。


「………イヌ、イ?」


イヌイは、ハルカに、ひどく怯えていた。

体を震わせ、今にも泣きそうな顔で後退りする。


「え……イヌイ、なんで逃げるの?ハルカさんだよ、ねえ」


あれだけ慕っていたイヌイが、自分を、避けている……?

現実を受け止めきれず、ハルカは笑顔で、イヌイに近づく。


その時。

「こっ………こ、来ないで………っ!」


イヌイはハルカの目を見て、はっきり、そう叫んだ。

そのまま左足を強く地面に当て、姿を消す。



「……………………は?なん、で………?」



ハルカの声は、ひどく掠れていた。


目の前で、最愛の駒に、避けられた。


ユズキは、息をのむ。

(まずい……ハルカが、怒っ………)

気づいた時には、もう遅い。



目の前から大量のナイフが、立ち尽くすユズキを襲った。









「そのあと、カエデ・サユも同じ目にあい、救急車で運ばれたそうだ」

アキトが話を終え、空間は沈黙に包まれる。


「……………ハルカ、ねぇ………」


神妙そうな顔つきで呟いたのは、カナタ。

皆は、カナタの反応を、バレないように伺った。


ハルカ曰く、ハルカは、カナタのクローンらしい。

カナタには、絶対言うな………そんなメッセージを添えて、カエデからメールで送られてきたのだ。

カナタ以外のメンバーには、もう言ってある。

そもそもカナタがハルカの存在を知らなかったり、ハルカのデマだったりの可能性もある……もっとも、クローンだなんて非現実的だ。

だが能力が広まってきたこの時代、可能と言ったら可能である。カナタが親ということは、カナタがこれを把握していた場合、良い思い出ではないだろう……ユズキも、そう言っていた。


この話題は、あまり良くないだろう。変えた方がいい………

切り出したのは、サチだった。


「……ハルカは、安心して任務に行けるような精神状態じゃない。だから代わりに双子が来た、と考えるのが妥当だろう。つまり今は双子の話をしたほうが、時間が有効に使えるな」


みんなは食い付くように頷く。

「上層部、か………認識として、まず次元が違うな。タヨキミで体術が一番のツキミが、動く前に素手で骨を折られるだなんて、冷静に考えて相当だぞ」

「能力はわかんないの?」

ソーユの問いに、元キビアイである三人は首を横にふった。

「ヒトネくんは質問にはぜんぶ答えてくれるけど、能力を訊くと話題をそらされちゃうの。それに、トオンくんと普通に会話できるのは、ヒトネくんだけだから……関係ないけど、トオンくんはね、ヒトネくんに対して少し過保護なんだって。ソラさんとセイサさんが言ってた。わたし、ひさしぶりにヒトネくんとお話したいな……」

セツナによるとヒトネは、親身に話を聞いてくれる優しい人だそうだ。

「でも、上層部のお兄さんたちといっしょにいるときは、いつも話してるときとちがって、すごく怖いかおをするの」

セツナは、少し怯えたような表情をしていた。

「…………一部の噂だと、多重人格者らしい。セツナやルカには優しく明るく、上司には弱く冷たく、兄にはいつも泣きついてる…………あくまで噂だから、信憑性は全く無いがな」

「二人の様子を見てると、ボスやサイキョウに圧倒されてて……上層部のなかでも、明らかに立場が弱い気がする。だから洗脳はされてないと思うな、トオンが上に脅されてて、ヒトネを守るために仕方なく任務に行ってる感じ。だから救うこと自体は、今までに比べたらけっこう簡単っていうか、むしろ向こうから救ってほしいような感じだと思うんだけど………」

曇らせるルカに、「けど?」とヤマが先を促す。

「けど、状況も状況だから。実際に二人はすごく強いし、ハルカ・イヌイが動けない今のキビアイにとっては大きな戦力になると思うの。そうすると、簡単には救わせてくれない……ルナもいるし、なんとしても阻止しようとすると思う」

サチも、納得したように腕を組んだ。

いかにも理解した、という顔をしたカナタが、顎に手をあてて言う。

「なるほど……つまり今回は、パワーで押しきれってことね」

そんなカナタに、ツキミが反応した。

「なるほどやないわ、カナちゃん馬鹿すぎん?つまり、トオンくんもヒトネくんも、それを止めにきたルナくんも、行方不明のイヌイくんも暴走してるハルカくんも全員!一気に救っちゃおうってことやろ?」

「物理的に無理だ……ルナに至っては、敵組織であるおれたちを助けたこともある。ルカちゃんが今ここに居るのも、ルナがナイフをくれたおかげなんだろ?」

ルアとヤマが頷く。


「まあ、いいや──取り敢えず俺は警視庁まで行って、双子の能力の特定を試みる。みんな外出は危険だから、アジトにいてくれ」


皆は不服そうな顔になったが、渋々と頷いた。









変わって、キビアイアジト。

元々使っていた部屋にイヌイの姿はなく、ハルカは項垂れながら鼻をすする。

「──ハルカ、約束したの。ずっといっしょだって、なのに、イヌイが」

ハルカの呟きを聴いて、セイサがハルカの背中を撫でた。

「そりゃあ、辛かったねぇ………」

なんて言葉をかけてやるのが正解なのか、わからない。

ただ、裏切られたら悲しいであろう、わたしも同じだ……そういった同情はできる。

ハルカの過去にどんなことがあったのか。それを知らないので、セイサは何も言えなかった。


ハルカから、こんな疑問が飛んだ。

「ねえ、イヌイは、ハルカのこと嫌いなのかな?」

返答に、困った。そんなセイサを置いてきぼりに、ハルカは顔をあげる。


「……今のハルカ、まともじゃないよね。ハルカはイヌイが隣に居ないと生きられないし、生きたくない。でも、それはイヌイも同じだと思ってたの。イヌイも、ハルカの隣に居ないと生きられない。なのにイヌイは、ハルカから逃げた……ハルカ、どこで間違ったんだろ。あれだけ毎日愛を伝えて可愛がったのに、もう、ハルカはいらないのかな。だとしたらハルカ、すごくみっともない」


セイサは、かけてあげる言葉が見当たらなかった。

すると床に座ったソラが、少し面倒そうに口を開く。


「安心しろ。今のイヌイには間違いなく、ハルカが必要だよ……考えてみろ、寒くて行く宛もなかったとき、お前に救われたんだぞ。ちょっとやそっとで嫌いになるかよ」


言い方が、少し冷たい。でもハルカはソラの言葉に、少し笑った。

その笑顔を見て、ソラも微笑む。


「そうだ、笑っとけ。きっとあいつも、ハルカさんに会いたいって、泣きじゃくりながらここに帰ってくる……そう思えるまで休んでろ」



それだけ言い残して、ソラは部屋を出た。つられて、セイサも部屋を出る。

ハルカに、何も言えなかった…………後悔だけが心に残る。

その時、ソラが、セイサに話しかけた。


「なあ、セイサ。ハルカは、自分がみっともないって言ったけどさ。小さな子供があんなに苦しんでて、あと少しで三十路のオレたちが、それをどうにもできないだなんて、そっちのほうがなんぼかみっともねえよな。ハルカだけじゃねえ……ヒトネとトオン、それとルナも。どうにかなんねえかなぁ」


それは話しかけているというよりも、自嘲に近かった。セイサは苦笑して、髪を耳にかける。

「仕方ないわ…………わたしたち、社会不適合者の塊じゃない」

自分で言うのもかなり苦しいが、紛れもない真実だった。









時刻は、夜中の11時。

一転して、とある居酒屋。

「大将、いつもの」

奥から二番目の席に座った長身の男が、店のオーナーに向かって手を挙げた。

「よぉお客さん。はいよ、生だ…………ところで、今日の仕事はどうだったんだい?」

男は注がれた生ビールを上品に一口飲むと、笑顔で答える。

「今日は三人くらい。聞いてくれる?勤めてる犯罪組織のNo.4が行方不明になって、No.4を深く可愛がってたNo.3が泣きじゃくってて………無様だったよ」

面白そうに笑う男に、オーナーは少しぞっとする。

そう、この男は、何を隠そう犯罪組織のNo.2なのだ。

どうやら未成年らしいが、そんなこと、今はどうでもいい。

この男、数ヵ月前から、定期的に店にくる。だから今日は、警察を呼んだ。

「今日殺した奴の特徴を聞かせてくれ。あんさんの話には興味があってなあ……それとそういえば、名前を聞いてなかったな」

悟られないように、いつも通りの会話をする。男は何も気づいていない様子で、にこやかに言った。

「一人目は昼12時過ぎ、そこら辺のチンピラを、勢い余って殺してしまった。二人目は二時間前くらいに、組織の雑魚が逃げようとしてたから殺した」

男はなぜか、そこで区切る。オーナーは「三人目は?」と続きを急かした。


「三人目は、23時頃…………おれを通報した、酒店の大将だ」


男の笑みに、オーナーは背筋が凍るのを感じる。


「あとはおれの名前、か……そうだな、『ぽんちゃん』とでも呼んでくれ」


そう言いながら男が立ち上がった、その瞬間。

小さな居酒屋から大きな銃声が三発、夜の街に鳴り響いた。







続く















キエェエエエエエエエエエエエエエ(声にならない叫び)

ていうか、最後に「続き」って書いてある章と書いてない章があるよね。全部に書いてくる。


いやあああ、、、ぽんちゃんすこだよ。。

やっと喋ったねおめでとう!

へーんふーんお前未成年なんだー、ふーん(黙れ)


イヌイくんなんで逃げたのーーーー!!!!??!

あれだけいちゃこらしてたハルカさんを避けるとか!!!!どうしたんだよ!!

俺は!互いに愛が重くて!ハルカさん以外にはツンツンしちゃうけどハルカさんには従順なイヌイくんが!夜、二人きりのときに!少し甘えん坊になっちゃったりたりして!それを見てハルカさんがふわーうちのイヌイかわい~♡みたいな雰囲気になって!そんなハルイヌが好きなんだよおおおお!(頭のお薬処方しておきますね)

イヌイが居ないハルイヌなんて、味と具の無い味噌汁と同じだわ(ハルカ=お湯で草)

ナノニナンデ!なんで逃げるのおおおおおおおお!!

もう嫌です。俺、推しcpには幸せでいてほしい派なので。仲直りしろよ早く。

よし、まずはきみいすと総出で、イヌイを探そう!(?)

とりまハルイヌしか勝たん!優勝~!!


前回見るに双子回なのに、双子出てきてなくて草。

あの、まつりさんが好き勝手するせいで、構成が狂ってるんですよね。

タヨキミは全32話で完結予定だけど、たぶん増えると思います(´・ω・`)

話に対しての内容が、めっちゃ遅れてる。。

まあタヨキミが増える(?)ってことでおkにしといて!


いつか、一週間に2話出さなきゃいけないんだった。

いつになるかな、、、一応、また来週お会いしましょ!




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