どうして…
どうして…
りうら「…大丈夫???」
…置いていかないで。
りうら「足を怪我してる…!!こっちおいで?」
犬?「キュゥ…」
…貴方が…、、貴方に……、、
子供1「りう兄ぃ変なのぉ~!誰も居ないじゃん!!」
あれ、?確かにそこの祠に、犬が居た気がしたんだけど、、。
りうら「あれ?おかしいなぁ?さっきまで…」
子供2「りう兄疲れてるんじゃない…???」
りうら「ありがとう!そうなのかも!今日はもう帰ろうか」
子供2「無理…しないでね??」
りうら「~~ッ!!✨なんって良い子なんだお前はぁ~!!」
子供2「キャハハハ!!笑やめてよりうにい~!!笑笑」
子供2を抱き上げてグルグル回る
りうら「心配ありがとう!○○は将来きっと良いお嫁さんになるよ!!」
子供1「ちょっとりう兄!○○は俺と結婚するの!!たぶらかさないで!💦」
りうら「おっ!言うねぇ~××も!!ちゃんと幸せにしてやるんだぞ!」
子供1「りう兄に言われなくてもそうするし!!!」
りうら「あっはははは笑笑」
ああー、楽しいなぁ、本当にこの二人が結婚して、子供なんか出来たらもっと幸せだろうなぁ、、
翌日
犬「クゥーン…」
りうら「あっ、昨日の!」
犬「スリスリ」
晩飯の山菜と魚を取りに、昨日の川の近くに行くと、そいつは居た。
人懐っこいのか、しゃがむ俺の膝に顔を擦り付けて喉を鳴らしていた。
りうら「可愛いなぁ、お腹空いたのか???」
犬「へッへッへ!」
りうら「うーん、あ!これなら食べれるかも!!」
そう言って犬にタラの芽(山菜)を渡す
犬「くぅ…、、、」
だけどどうやらお気に召さなかった様だ。
りうら「あれ?好きじゃない??」
犬はりうらが持っている桶の中の生の鮭を見て目を輝かせ、取っていってしまった。
犬「ッ✨」
バクッ!
りうら「あ!もぉー!!」
そのまま逃げると思いきや、「また取りにいかなきゃ…」と落ち込むりうらに申し訳なくなったのか、戻って来て鮭を返してくれた。
りうら「えっ、返してくれるの??んー、そうだ!!半分こしよ!」
犬「??」
りうらは慣れた手つきで火を起こし、鮭を焼いた。
りうら「~!うまっ!!ほら、食べなよ!!」
犬「…パクっ、。!!パクッパクパクッ!!」
りうら「ね!美味しいでしょ?名前…、そうだなぁ、アカマル!!今日から君はアカマルだ!!!」
犬「ッワン!!」
そのまま数時間過ごし、、
りうら「あっ!もうこんな時間!また来るね!!!」
犬「ワフッ!!✨」
っていう感じで、俺とソイツは仲良くなったんだ。誰にも言えない秘密とか、悩み事とか、何故かアカマルには言えた。
そんな関係が何年か続いてその日は、お別れを言いに来たんだ。
りうら「なぁ~あかまるぅ~!!俺、明日から都会デビューなんだ!!」
アカマル「…グルゥ。」
アカマルが俺に初めての表情を見せた。…怒ってる??悲しんでる??
りうら「なぁに、心配してくれてんの??大丈夫!!」
アカマル「…くぅ??」
会った当初と比べて大きくなった体を会った時の様に擦り付けて来て、せっかく決めた決意が緩みそうになる。
りうら「アカマルぅ~(涙)大きく成りやがってこのやろぉ~!!でも、俺が行かなきゃ、この村はもう駄目なんだ。俺、皆の為ならなんだってするさ。でも、そうだな。」
指先が震える。
りうら「やっぱ、怖いなぁ…笑」
アカマル「キュゥ…」
ぺろっぺろ
怖がる俺を慰める様に、アカマルは優しく俺の指を舐めた。
りうら「くすぐったいよアカマル笑笑」
俺は、アカマルの為なら、なんだって……
パァンッ!!!!!
りうら「……は???」
コメント
4件
え!?切り方天才的すぎます! 続きめちゃ楽しみにしてます!
裏話! 🐤ちゃんが都会に行く事になった理由はクソ領主様(🍣くんの親戚)への上納金を納めきれなくなってきて、このままじゃ○○ちゃん達が体を売る様な事になりかねないので、自分一人が臓器売買と都会で一生働く事で村を守ろうとしたからだよ!!
、、アマカルぅぅッッ!!!! え、、?撃た、れた、、?んんんわぁぁあ!!!!!最高でしたぁぁあ!!✨続きも楽しみにしてますっ!!✨